写真:鶴長 あき
地図を見る台湾中部彰化県の鹿港といえば、台湾三大古都にも数えられる歴史のある町です。そんな鹿港の海の近く工業地帯の只中に、他では見ることのできない台湾唯一のガラスでできた廟があります。
こちらはお隣の「台湾ガラス館」の敷地内に、2012年に建立されました。合計7万枚ものガラスを使って作られていますが、鉄骨などと組み合わせて、地震や台風などの災害にも耐えられる強度を誇っています。
写真:鶴長 あき
地図を見る一枚目の写真にもある昼間の姿も美しいのですが、やはり「台湾護聖宮」の真骨頂は、その夜の姿の美しさにあります!ガラスと最新のLED照明があいまって、色鮮やかな姿を見せてくれます。
この「台湾護聖宮」は工業団地の真っ只中にあるのですが、それにも関わらずこの姿を見るためだけに、週末の夜ともなると多くの人が足を運んできます。
写真:鶴長 あき
地図を見るこちらは本物の廟ですので、もちろんお参りができます。「台湾護聖宮」に祀られているのは、台湾で最もポピュラーな信仰の対象「媽祖」。航海や漁業を司るとされる、慈悲深い道教の女神です。なのでこの廟は別名「玻璃(ガラス)媽祖廟」とも呼ばれます。
廟の中の参観や写真撮影は自由ですが、お参りしている地元の方もいらっしゃいますので、その前を横切ったり、うるさく騒いだりはしないように注意しましょう。
写真:鶴長 あき
地図を見るこの廟は工業団地の中にあると言いましたが、こちらの地区には「観光工場」と呼ばれる、工場を観光地化したような施設が沢山あります。健康飲料を作っている施設や、リボンの工場などなど。
「台湾護聖宮」が施設内にある「台湾玻璃(ガラス)館」もその一つ。このガラス館は二階部分が博物館になっており、様々なガラス製品やガラス工芸を見ることができます。ライトアップが始まる前、昼間にぶらりと寄ってみるのもおすすめですよ。
写真:鶴長 あき
地図を見るガラス館の中では、ガラス製品のステキなお土産も沢山売っています。お値段はピンからキリまで。ガラス製の美しい中華風の豪華な龍から、小さな置物まで沢山あります。写真のガラスのブタさんは、中に小さなブタさんがいるのが見えますか?これは安産を祈願するものだそう。台湾ならではですね♪
いかがでしたか。日本人にもまだあまり知られていない、台湾にある美しいガラスの廟「台湾護聖宮」を今回はご紹介いたしました。近くには古都であり海鮮も美味しい「鹿港」の町もあるので合わせて観光もいいですね。
行き方ですが、「台湾好行バス鹿港線」を使うのが便利です。台湾新幹線台中駅が始発で台鉄彰化駅を通り、台湾ガラス館が終点です。所要時間約一時間。悠遊カードも使えます。詳しくはリンクをご覧下さい。バスの最終は19時ガラス館発なので、ライトアップを見る時間を計算して、計画をたててくださいね。
【台灣護聖宮】
開館時間:6:00 〜22:00(旧暦の7月と、西暦10月1日〜3月31日は21時まで)
参観無料
住所:彰化縣鹿港鎮鹿工南四路28號
【台灣玻璃館】
開館時間: 平日8:00〜18:30(10月1日〜3月31日の期間は18時まで)、土日祝日8:00〜18:30
参観無料
住所:彰化縣鹿港鎮鹿工南四路30號
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この記事を書いたナビゲーター
鶴長 あき
鶴長あきです。現在、台湾に在住のライターです。自然が大好きな台湾人の夫は、自転車で台湾一周もしている旅好き。私は、台湾のおいしい食べ物やスイーツが大好きで、夫婦と子供で、色々なところに出かけています。…
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