雛祭りと桜と古い町並み!究極の日本の春!愛媛・内子町

雛祭りと桜と古い町並み!究極の日本の春!愛媛・内子町

更新日:2016/02/01 18:40

菜の花や梅が咲きはじめると雅やかなひな祭りが行われ、最後は桜が感動のフィナーレを飾る日本の春。そんな美しい日本の春をひとまとめに楽しめる場所が愛媛県の内子町です。内子町には江戸・明治正時代の豪商の屋敷が建ち並ぶ歴史的な街並みが残っています。その町並みに桜と歴史あるお雛さまがずらりと並ぶのです。まさに日本の春の究極の美を楽しませてくれる内子。春の愛媛旅行には必見のスポットです。

人気の道の駅で、まずは春を目と胃袋で堪能!

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内子町へのアクセスはJRでも車でも便利です。伝統的な街並み「八日市・護国の町並み」には有料駐車場もありますが、車で訪れたのなら、是非とも立ち寄って頂きたい場所が道の駅「フレッシュパークからり」です。

安くて高品質な野菜で人気の直売所、特産品をふんだんに使ったレストランやベーカリーショップで道の駅はとても賑わっています。桜が咲き乱れる風景の中、人気の店で買った美味しいものを頬張れます。特に道の駅の駐車場北側の土手には桜、梅、菜の花が清流を背に見事に共演しており、春の色鮮やかさを存分に楽しませてくれます。まずはここで春の風景と美味しいものを満喫しましょう。

定番お花見スポットと枝垂れ桜の並木道で桜を堪能

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からりで美味しいもの片手に春の花を楽しんだなら、内子の町にくりだしましょう。道の駅からりの奥にある吊橋を渡ると「知清公園」に出れます。ここは河川敷が一面の桜に覆われる人気のお花見スポットです。

知清公園の桜並木を抜け、大きな橋を渡って国道56号線へ。大洲方面に向かうと内子町役場の内子分庁があります。その横を流れている郷之谷川沿いは春には見事な垂れ桜の並木道になります。桜並木の見頃は3月20日頃。ソメイヨシノの満開の時期に行くと遅いのですが、1本だけ巨大な枝垂桜の単体がソメイヨシノと花期を合わせてくれおり、美しい春を楽しませてくれます。垂れ下がる無数の桜の中を陽光に輝く川の流れは、まさに春の小川。素敵な時間が楽しめす。

桜咲く伝統的な町並みは、まさに日本のふるさと!

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内子の町並み観光のメインストリートである「八日市・護国の町並み」。江戸末期、明治時代に木蝋の生産で巨万の富を築いた豪商の町並みが今もそのまま残る地域です。漆喰壁・なまこ壁が立ち並ぶ昔の面影をそのまま残す町並みはまるで昔の日本にタイムスリップしたかのようです。

通りには土産屋や飲食店、和ろうそくの店など、泊まれる町家の宿など、小規模ながらも洗練された店が多くあります。ミカンなどが軒先で無人販売されているなど、素朴ながらも楽しいショッピングと町並み散策が楽しめます。所々に色鮮やかに咲き誇る桜が日本の美をさらに盛り上げてくれており、特に春の散策は心躍る場所です。

桜と雛祭りと日本家屋で心行くまで味わおう

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内子町での伝統的な祭りは旧暦で行われています。旧暦は1ヶ月遅れなので、ひな祭りはちょうど桜が咲く4月3日。満開の桜が咲く歴史的な町並みに、その家に代々伝わる雛人形が民家の軒先に飾られます。日本の美が集約された桜の時期の内子の町並みは、日本に生まれて良かったと思える感動的な情景を見せてくれます。

ひな祭りをさらに楽しむなら「高橋邸」がお奨め。大阪麦酒(アサヒビールの前身)の社長、高橋龍太郎氏の歴史ある私邸で、現在は観光施設や一棟貸切の宿泊施設として開放されています。ここには明治時代などの貴重なお雛さまが一同に飾られ、日本の歴史と伝統を堪能できる場所になっています。

必見!愛媛の幻の雛祭り「座敷雛」が内子で見れる!

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商店街にあるレトロな外観の「内子町ビジターセンター」もおすすめ。警察署・図書館として使われた重厚でレトロな建物には、毎年「座敷雛」が飾られます。座敷雛とは、内子町に隣接する八幡浜市真穴地区の伝統的な雛祭り。箱庭に独特の風景を作りだし、その中にひな人形を飾りつける、とても優雅で壮大な雛祭りです。

座敷雛はごく限られた地域での行事のうえ、女の子が初節句の時だけ、その子の家で行われます。そのため、一般観光客は滅多にお目にかかれない伝統的な祭りです。しかし、この場所では毎年趣向をこらした座敷雛が公開されています。通常はまず見ることができない日本の地域の伝統の祭りを気軽に楽しめるので、ぜひとも見学したいところです。

もっと春の愛媛を楽しむなら、これしかない

内子で日本の春を満喫しただけでは愛媛の春は終わりません。まだまだ楽しみましょう。内子から松山に戻るなら、大洲から伊予長浜を経由して瀬戸内海沿いに走りましょう。電車ならJR予讃線(伊予長浜経由)、車なら国道378号線です。瀬戸内海沿いを走る予讃線は、桜の時期には線路沿いに一面の菜の花が咲き乱れます。海と菜の花を眺めながらの電車旅やドライブは最高です。さらには「ゆうやけこやけライン」という名を持つ国道378号線は夕日ドライブの名所。海に沈む夕日の美しさも合わされば、感動的な春の風景を堪能できます。

松山から内子、大洲、伊予長浜を経由して日没と同時に松山に戻る。これこそ春の愛媛を楽しむ最高の旅を楽しめるルートなのです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/30 訪問

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