写真:泉 よしか
地図を見る京都旅行で絶対にはずせない、あまりにも有名な観光名所のひとつに清水寺があります。もちろん修学旅行生の定番であり、最近では外国人旅行者にもとても人気がありますね。
でも、もしまだ桜の季節に清水寺に行ったことが無ければぜひ一度行ってみてください。それはそれは綺麗なんですよ!
清水寺では春・夏・秋の年に三回、夜の特別拝観という行事を行っています。これは夕方に一度門を閉めた後、ライトアップして再度開門し、夜の清水寺の拝観を受け付けているもので、もちろん春の特別拝観はばっちり桜の季節と重なっています。
観音様の慈悲をあらわす青い光が清水山こと音羽山から一直線に伸びる荘厳な雰囲気の中、賑わう参道の坂を上っていくと、ふいに目の前は開け、石段の上にそびえたつように仁王門と西門があらわれます。写真は西門と、その後ろに建つ三重塔がちょうど屋根の上に被さるように見えているところです。
写真:泉 よしか
地図を見る清水寺で有名なものと言えば、なんといっても清水の舞台。百本以上の巨大な欅の柱に支えられた懸造りの舞台で、清水寺の本堂から張り出すように造られています。清水の舞台は眺めの良いことでも知られます。京都の町を一望。夜ならばきらめく夜景に目を奪われること間違いなし。この景色は夜の特別拝観のある季節にしか見ることができません!
この清水の舞台のある建物が清水寺の本堂です。でも景色を楽しむ前に、まずはお参りしましょう!
清水寺は北法相宗の大本山であり、西国三十三所観音霊場の第16番札所でもあります。ご本尊は霊験あらたかな千手観音様。観音様は「心で自由自在に世の中の音を観る仏様」であられます。心を落ち着けて静かにお祈りしてみてください。きっとご利益があるでしょう。
写真:泉 よしか
地図を見る清水寺の境内はとても広いです。有名な清水の舞台のある本堂だけでなく、その奥に釈迦堂、阿弥陀堂、奥の院があり、奥の院をくだった下には清水寺の名前の由来となった音羽の瀧(たき)があります。滝の水は「黄金水」や「延命水」と呼ばれ、多くの人がこの霊水のご利益に与ろうといつも混雑しています。
また、向かいの斜面に浮かび上がる三重塔は子安塔です。隣の泰産寺とともに安産をお守りくださいます。山の斜面にもライトアップされた桜の木々が幻想的な景色を作り出していますよ!
写真:泉 よしか
地図を見るライトアップされた桜の季節の清水寺の最後の見どころをご紹介しましょう。それはぐるりと境内を一周して、ちょうど右に清水の舞台を見上げる道を真っ直ぐ進んでいった先にあります。
あっ、清水の舞台を支える柱の前でも桜の木が花をつけています。こちらも溜息ものの景観です。見逃せませんよ!
そしてしばらく進むと大勢の参拝客が足を止めている池に出るでしょう。池のほとりに咲く桜が反転して池に映っています。闇に浮かぶ朧な花の色はこの世のものとも思えません。
清水寺はJR京都駅からバスでのアクセスが本数も多く便利です。
2017年の春の夜の特別拝観(ライトアップ)は3月3日〜12日及び3月25日〜4月9日です。詳細な情報は文末の関連MEMOの清水寺公式サイトをご覧ください。
清水寺を拝観したことがある方も、もちろん初めての方も、ぜひ桜の季節の特別拝観に行ってみてください。あの荘厳で幻想的な光景を一人でも多くの方に体験していただきたいと思います。
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この記事を書いたナビゲーター
泉 よしか
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