ペンションはぎわらさんはバスターミナルの少し上、ホテル櫻井さんの脇にひっそりと佇む小さな宿です。
軽井沢などの高原リゾートならまだしも、ここ草津ではどうしても和風の旅館に観光客は流れがちなものです。しかし草津には歴史ある草津国際スキー場もあることから、だいぶ廃れてしまったものの今でも多くのペンションが残っています。その中でもこの宿はアットホームなサービスに落ち着く事から、定宿にしているリピーターの方も多くいらっしゃいます。
宿に入ると豆柴のモモが出迎えてくれます。この子がまたお客さん大好きで人懐っこい性格をしており、犬好きの方には特にお薦め。
ただモモはたまに、あまりにもはしゃぎ過ぎてオーナーさん一家に回収されることも。
お湯は「わたの湯」という希少な源泉を引いていらっしゃいます。オーナーさんの話によれば、実家が源泉を売る会社を経営しているとか。
他の源泉と比べ強い硫化水素臭、肌にまとわりつくようなぬめり、柔らかいながらもしっかりとした刺激。いかにも草津らしい非常に素晴らしいお湯です。特長は名前の由来にもなった、真綿のような湯の花が大量に漂っているところ。
浴槽は二人も入れば狭いといった感じですが、オーバーフローする掛け流しの湯量からすると丁度いい大きさ。湯口も浴槽の底までパイプが延びており、常に新鮮なお湯へと入れ替わるような仕組み。温泉の事を知り尽くしているからこその、工夫された湯使いをされています。実際、ここのお湯目的で訪れる温泉好きの方も多くいます。
車で五分も登れば草津国際スキー場があります。日本で初めてリフトを設置したという歴史あるゲレンデは、上級者からファミリーまで幅広く楽しめます。
また、ペンションはぎわらさんでは無料送迎もしてくれます。
ペンションはぎわらさんは2015年より素泊まり専門の宿となってしまいましたが、平日3000円、休前日4000円という安さ!(平成28年1月現在)
近くのバスターミナル周辺や湯畑周辺には数多くの飲食店が営業しておりますので食事の心配はありません。特に筆者がおすすめするのは、ペンションから湯畑まで散策して、無料の外湯「白旗の湯」に浸かり、湯畑下にあるチェーン店居酒屋「魚民」で湯上がりの生ビールというコース。
普通の温泉旅行に飽きた方。たまには以上のような旅もいかがでしょうか?
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