銭湯で新潟の地酒を、風呂あがりにきゅ〜っと!東京都大田区「蒲田温泉」

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銭湯で新潟の地酒を、風呂あがりにきゅ〜っと!東京都大田区「蒲田温泉」

銭湯で新潟の地酒を、風呂あがりにきゅ〜っと!東京都大田区「蒲田温泉」

更新日:2016/03/29 15:32

毎川 直也のプロフィール写真 毎川 直也 風呂デューサー

東京都南部、神奈川県との県境に位置する大田区の蒲田エリアは、昔ながらの銭湯が多く残っています。
今回ご紹介する「蒲田温泉」は昭和12年からこの地を見守り続ける銭湯です。地元のみならず遠方からのお客さんも多く、最近はツアーに組み込まれて大型バスでお客さんが訪れる人気の銭湯でもあります。
その人気の秘密を探ったところ、蒲田温泉の魅力はお風呂を飛び出したその先、「滞在」にあるとわかったのです。

ド派手な看板がお出迎え

ド派手な看板がお出迎え

写真:毎川 直也

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蒲田温泉に向かって歩いていると現れるのが、この看板。平屋の銭湯だった建物をビル型に改装し、約30年前につくられました。到着したとたん心が昭和にタイムスリップするような、そんな演出に一役買っています。
そして看板の中央にいるライオン。蒲田温泉のイメージキャラクターです。「お風呂にお湯を注ぐ注水口は、ライオンをかたどっているものが多いというイメージ」から起用したとのこと。このキャラクターは30年ほど前から登場し、いまでは招き猫ならぬ招きライオンとしてお客さんから愛されています。

とにかく黒い黒湯と、とにかく熱い黒湯

とにかく黒い黒湯と、とにかく熱い黒湯

写真:毎川 直也

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蒲田温泉の最大のウリはこの濃厚な温泉です。水面に顎を付けると、もう肩が見えません。
私が入っている湯船は低温浴槽。温度は42℃ほどです。奥にあるのは高温浴槽で、なんとその温度は45℃!お湯の温度としてはあまりなじみのない数値ですね。蒲田温泉は激熱の湯に浸かれるという点で、銭湯ファンのなかでは知られた存在です。無理に入ることはありませんが、せっかく来たからには手や足を入れて、この温度がどんなものか体感してみてください。
なぜ高温風呂が誕生したかというと、黒湯の湯船がひとつだったころ、水を足しすぎて湯船がぬるくなり、お客さん同士の喧嘩が時々起こっていたそう。その状況を鑑みて、あつ湯好きのお客さんに満足してもらえるよう、高温の湯船を増やしたという経緯があります。

風呂から出て終わりじゃない!昭和の癒しは宴会場に

風呂から出て終わりじゃない!昭和の癒しは宴会場に

写真:毎川 直也

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銭湯というと、お風呂の設備だけがあるところ、というイメージが強いかもしれません。確かにそのとおりで、銭湯というくくりのお風呂屋さんはお風呂以外はちょっとしたロビーがある程度のところがほとんどです。
蒲田温泉は2階に大規模な宴会場を備えています。飲食はもちろん、正面のステージではカラオケができ、トークライブなどのイベントにも使われることがあるのだそう。ここで休憩してからまた入浴するぶんには入浴料金はかかりません。ここを活用することで、1日のんびりと滞在できます。

銭湯ではありえない日本酒の品ぞろえ

銭湯ではありえない日本酒の品ぞろえ

写真:毎川 直也

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そして飲食メニューは居酒屋顔負けの食事75種類、飲み物はビールに日本酒、梅酒にウイスキー、サワーとそろっています。
特にオススメなのは、店主の実家である新潟から仕入れた日本酒です。150軒ほどの銭湯をめぐりましたが、日本酒を取りそろえている銭湯は初めてです。
取材時は「越乃寒梅(別選)」「久保田(千寿)」「雪中梅(本醸造)」「八海山(本醸造)」「越乃景虎(本醸造)」の5種が用意されていました。日本酒が好きな人にはたまらないラインナップです。

お風呂屋さん付随施設のレベルじゃない「釜めし」

お風呂屋さん付随施設のレベルじゃない「釜めし」

写真:毎川 直也

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たくさんの食事メニューがあるなかで、とくにオススメなのは「釜めし」です。この釜めしの米は日本酒と同様、新潟から仕入れてきたもので、蛍が集まるほどのきれいな水を使って育てています。食べてみると、まるでもち米のような歯ごたえに出汁味の効いたとても優しい味です。
さらに、調理している蒲田温泉のおかみさんは栄養士。「温泉は体にいいものだから、提供する食事も体にいい、おいしいものを出したい」と、温泉、提供する食事ともにいいものであると、自信をもってお話してくださいました。

蒲田温泉は「昭和に戻れる温泉地」

のんびりと浸かれる温泉に、ゆったりくつろげる宴会場。そこで提供される料理は厳選素材であり、身体のことを考えて調理されています。日頃はざぱっとシャワーだけを浴びて、のんびりする時間もなく、大量生産された既製品の食事をとる…こういった生活を送っている人は多いことと思います。
そんなかたにぜひ蒲田温泉に行っていただきたいです。まるで昭和の時代に戻って温泉地に来たような、懐かしい癒しが待っています。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/01/22 訪問

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