このペルシャンブルーのお皿に一目惚れしました。
なんて素敵な色なんでしょう。
この春できた竹富島のリゾートホテルでも使われているそうです。
納得、シンプルでいて使いやすい形や文様は
今のテーブルに映える新しい沖縄の焼物に思えました。
「使える陶器」。そう思えます。
見つけたのは読谷村「やちむんの里」の一番奥にあるギャラリー「囍;屋(きや)」です。通称大嶺工房。大嶺實清さんが3人の息子さんと一緒に営まれています。
沖縄の陶器、壷焼というと・・・お魚の文様が描かれた、どこかベトナムやタイの陶器を思い起こさせるものがイメージされていたのですが、このギャラリーでは、伝統に根ざしつつ、現代の洋の美にそぐう新しい沖縄の陶器に出会うことができます。
読谷山焼 窯元 ギャラリー囍;屋(きや)
住所:読谷村字座喜味2653-1(やちむんの里内)
電話:098-958-2828
営業時間:不定
定休日:不定
駐車場:有り
壺焼焼に端を発する沖縄の焼物は
もちろん伝統があり素晴らしいと思えるのですが
実際に食器として使うとなると
少し躊躇してしまうものも少なくありません。
そんな中で出会った、この工房には、すぐに使いたくなる
素敵な陶器がたくさんありました。
工房自体も素敵に設計されています。もちろん建物は伝統的な
琉球瓦、平屋の建物ですが
広い居間には床にも棚にもセンスよく今風の陶器が並べられています。
風通しのよいテラスもあります。
建物も作品もあか抜けています。東京にあるギャラリーのようです。
「囍;屋(きや)」で新しい沖縄の陶器に出会い自分の中にインプットされていた沖縄の陶器のイメージが変わり始めました。
読谷村にある「やちむんの里」を象徴するのは、写真の大きな共同の登り窯です。大嶺さんはじめ4人の作家さんが共同で使われ、それぞれギャラリーで販売されいます。
この窯以外にも大きな窯を持つ北窯があります。こちらも焼物も読谷村北窯と呼ばれ、若い作家さんが共同で作品を焼くファンの多い窯です。
那覇の壺屋で火を使うことができなくなってから作家さんたちが読谷村の「やちむんの里」に移住し、壺焼をベースにした作品づくりが続いてきたと聞きました。
この「やちむんの里」以外に読谷村内には300を越える窯元があるそうです。
実は、一人とても気になる作家さんを見つけ、そちらのギャラリーにも足を運んでみました。すべての窯元を時間をかけて回りたい気分でしたがとても時間が足りません。
沖縄ではこれから、まだまだ、素敵な器にたくさん出会えそうな気がします。最近は若手の作家さんも増え、本土からの移住も多いそうです。
沖縄のゆる〜い、やさしい空気は、アーティストのイマジネーションをきっと自由にふくらませてくれるのでしょうね。
読谷村では定期的に陶器市や窯出しのイベントも行っていて
その時はお目当ての作家さんの作品がいつもよりお安く手に入るようです。12月に予定されている窯出しに私も行ってみたいと思います。
好きな作家さんや作品に出会うと、その土地に対する愛着が増します。
ガラス、布、珊瑚・・・・さまざまな資源があふれる沖縄ではまだまだ好きなものに出会える場所やチャンスがありそう。
だから、沖縄から目が離せません。
ちなみに読谷村は「やまとんちゅ(本土の人)」の人口が「うちなんちゅ(沖縄の人)」を越えたと聞きました。伝統と文化を持つ読谷村はとても魅力的な村のようです。
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(2025/1/16更新)
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