写真:鮎川 キオラ
地図を見るなんとも可愛いネーミングのかき氷専門店の「ひみつ堂」。「秘密」ではなく「氷」と「蜜」で「ひみつ」と名付けたそうです。そう、こちらのお店のかき氷が美味しい訳は、日光の天然氷と旬の果実を使用した無添加100%の自家製の蜜をかけていただくから。もともとは、屋台でかき氷を販売していたのですが、その美味しさが口コミで評判となり、2011年に実店舗を谷中にオープンさせました。
店舗は、JR日暮里北口から徒歩8分ほどにある谷中商店街「谷中ぎんざ」の入口にある「夕焼けだんだん」と呼ばれる坂を下りてすぐの十字路を左手に曲がり、20mほど先の路地にあります。路地裏の小さなお店の前には朝から行列が絶えません。この行列のゴールには、並んででも口にしたいふわふわシャリシャリの美味しいかき氷が待っています。待ち時間は1〜3時間ほど。待ち時間5時間なんて日もあるのだとか。炎天下の中、店先の暑いところで長い時間待たなくてもいいように整理券を配布してくれますので、早めに出かけて整理券を入手してから、指定される時間まで谷根千のお散歩を楽しんで待つのがおすすめです。また、通常11:00開店なのですが夏シーズンは10時台に開店を早める日もあります。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る店内では、手動の氷削機をくるくる回しながら綿菓子みたいにふわふわ真っ白なかき氷を器にもりつけています。季節に応じて刃を付け替え、削り方を変えて提供しているのだとか。夏は、ふんわりの中にもシャリシャリ感があり、冬はふんわりやわらかに仕上げています。その日の気温によっても微妙に変えるこだわりだそうですよ。
その上に自家製蜜をかけていただくのですが、その種類なんと132種類に挑戦中。旬の果実を利用しているので、訪れる季節によって色んな味が楽しめます。今の夏シーズンなら、ゴールデンパインや生メロン、柑橘系の蜜がメニューに並びます。かき氷というと夏ですが、「ひみつ堂」は一年中かき氷を提供しているので、冬メニューは冬らしい濃厚な甘さが味わえる蜜が登場します。その日のメニューは、公式ツイッターで毎日更新しているのでお出かけ前にぜひチェックしてみてくださいね。
数ある蜜の中でも1番人気は、「ひみつのいちごみるく(700円)」。イチゴのつぶつぶまでしっかり味わえるイチゴは人気の蜜なので1組1品しか注文できないのです。初めて訪れる方は、ぜひ注文してみて下さい。定番の味「いちごみるく」だからこそ、今まで口にしたかき氷との違いに驚きますよ。大袈裟ですが、とにかくかき氷の概念が変わる一品です。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るイチゴ蜜が1組1品だからと言って、がっかりしないで。イチゴ蜜以外もホントに美味しいんです。無添加100%の蜜は、どれもくどい甘さがなくフレッシュな味わいです。甘酸っぱいフルーツ系の蜜ならミルクとのコラボより「ひみつのヨーグルト」がお勧めです。「かき氷にヨーグルト!?」って思われるかもしれませんが、その甘酢っぱさは絶妙なんです。
写真は、この夏が旬の河内晩柑(かわちばんかん)ヨーグルト(800円)。市販のプレーンヨーグルトに甘みを調合した特製ヨーグルトです。まずは、何もかけずにヨーグルトかき氷を味わってみてくださいね。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るヨーグルトかき氷を味わう時は、真ん中に穴をあけるようにします。ヨーグルトは蜜をはじくので、穴をあけた上から蜜を注ぎいただくのがひみつ流。写真は、生メロンヨーグルト。メロンをそのまま絞ったような贅沢な味わいの蜜でした。
薄く削ったきめの細かい天然かき氷は、お口の中でスッと溶けるので頭がキーンとこないんですよ。それだけに溶けるのも早いので、幸せをかみしめつつも黙々といただきましょう。器の下に残ってしまった溶けたかき氷は、各テーブルに常備されているストローで飲み干すべし。
ムシムシ暑い日本の夏。器いっぱいのかき氷を食べた後は、お口の中もさっぱり、汗もひいてひんやり涼しく感じます。かき氷ひとつでこんなに人を幸せにできるって凄い!!店主の「かき氷で笑顔になってもらいますように」との思いはウソじゃない。並んだ記憶すら薄らいでしまうほど美味しいんです。ぜひ訪れてみてください。やみつきになりますよ〜。
【ひみつ堂】
東京都台東区谷中3-11-18
03-3824-4132
11:00-20:00、月曜定休
※営業時間(特に閉店時間)は、毎日少し変わるので本日のメニュー情報と共にツイッターでご確認ください。
※配布される整理券は20分刻みの時間指定となります。週末は夕方4時くらいに整理券配布終了になる日もあるのでお早めに。
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(2024/10/13更新)
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