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写真:大木 幹郎
地図を見る栃木県の南西部に位置する鹿沼市は、面積の7割を森林に覆われた緑豊かな地域で、北部と西部を日光と足尾から続く山塊に覆われています。その鹿沼市の南部にある上永野の里山の集落に「蝋梅の里」があります。
蝋梅の里は、山裾の緩やかな斜面を拓いた約1.3ヘクタールもの場所に、「満月」と「素心」の品種を主とした約600株5千本もの蝋梅が植えられた場所です。膨大な数の蝋梅が織り成す、爽やかな芳香に満ちた鮮やで品のある黄色の花園は感動的。更に立地も素晴らしく、周囲の里山の緑と山並みの景色が、より一層、花園の美しさを引き立てています。
写真:大木 幹郎
地図を見る上永野・蝋梅の里にある蝋梅の品種は4種類。そのうち大部分を占めるのが「満月」と「素心」で花弁全体が黄色。一般的によく見られる蝋梅はこの2種でしょう。残りの2種は「原種(唐蝋梅)」と「基本種」で、花の中心部が暗紫色で外側は黄色で、原種は基本種より中心部の紫が濃い色をしています。特に基本種の蝋梅は珍しく、ここ蝋梅の里以外で見ることは難しい貴重なものです。基本種の蝋梅の花を見るために当園へ訪れる人も少なくないでしょう。
蝋梅の里の見頃の時期は、例年では12月下旬から迎えます。品種毎に見頃となる時期が若干遅れてくるのと、数が多いため、3月までは花を楽しめることでしょう。
【 4種の蝋梅の見頃 】
■満月 :11月下旬〜3月
■素心 :12月〜3月
■基本種:1月〜3月
■原種 :2月〜3月
写真:大木 幹郎
地図を見る上永野・蝋梅の里は、里山の緩やかな斜面に拓かれた場所で、南北に縦に細長い形をしています。園内は、入口から小屋のある奥部まで周遊道があり、1周約10分ほどですが、花を観賞しながら進めば30分以上は楽しめることでしょう。「基本種」と「原種」の蝋梅は、入口に近い南東側の列に植えられています(写真は周遊道から見た園内の奥地)。
写真:大木 幹郎
地図を見る上永野・蝋梅の里の入口では、地元産の食べ物や野菜や民芸品を求めることができます。その中で筆者が特にお勧めするのが「蝋梅の香水」です。当園で採集された蝋梅から作られた特別なもの。春の訪れを告げるあの香り、爽やかで甘い柑橘系の芳香を凝縮したエキスです
(2016年時点 1ml ¥300)。蝋梅の精油成分(ボルネオール、リナロールなど)には、ラベンダーやベルガモットに近いものがあり、心身のリラックス、免疫の強化、抗菌などの効用があります。
写真:大木 幹郎
地図を見る上永野・蝋梅の里の風景。それは、建物が少なく豊かな緑、青空を仕切る遠くの山の背、澄んだ空気に染み渡る甘い芳香、柔らかで暖かい黄色の花弁の群れ。蝋梅の花言葉は「慈愛」、それに相応しい、ここには癒しの風景が広がっているのです。
上永野・蝋梅の里は、栃木県内随一の大量の蝋梅が里山の緑と山の風景に映える美しい場所で、他では見られない珍しい基本種の蝋梅もあります。早春の風景を探しに、美しく可憐な花弁と甘い香に癒しを求めに、上永野・蝋梅の里へのお出かけは如何でしょうか。
お立ち寄りの後でお勧めする付近の観光スポットには、星野遺跡があります。縄文時代の遺跡で、復元された竪穴式住居や、地中深い発掘跡で見られる地層(星野遺跡地層たんけん館)などがあり、とても興味深いものです。上永野・蝋梅の里の花の見頃など詳細については、MEMOリンクの「鹿沼観光だより」、星野遺跡の詳細については、「栃木市観光協会」をご参照ください。
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