台湾台中「彩虹眷村」はたった一人のおじいちゃんが描いた虹の村!

台湾台中「彩虹眷村」はたった一人のおじいちゃんが描いた虹の村!

更新日:2018/07/26 12:25

鶴長 あきのプロフィール写真 鶴長 あき 台湾在住ライター
台湾中部台中市には「彩虹眷村」というあまりにもインパクトのある場所があります。一度見たら忘れられない鮮やかな色使いの絵で埋め尽くされたこの地区、日本語にすると「虹の村」と称されるこの場所は、家にも壁にも道路にもびっしりと絵が描かれています。そしてこの絵を描いたのは、たった一人のおじいちゃんなのです。今回は見れば元気になる台中市の必見スポットをご紹介いたします。

台中市「彩虹眷村」を覆いつくす絵たち

台中市「彩虹眷村」を覆いつくす絵たち

写真:鶴長 あき

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台湾台中市には一度見たら忘れない、鮮やかな絵で覆われた地区があります。その場所は「彩虹眷村」、日本語では「虹の村」と称されています。もともとは中国での国共内戦で敗退した後台湾に渡ってきた軍人たちなどが住んでいた住宅地。しかし、もうかなりの年月がたって家も老朽化し、再開発地区として取り潰そうかという話が持ち上がっていた場所でした。

そんな場所が、家の壁という壁、道路などあらゆる場所にカラフルな絵が描かれた「虹の村」としてこんなに有名になるとは、昔は誰も考えなかったでしょう。

たった一人で絵を描く「虹の村」のおじいちゃん

たった一人で絵を描く「虹の村」のおじいちゃん

写真:鶴長 あき

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こちらがたった一人で「彩虹眷村」全ての絵を描いた黄永阜おじいちゃんです。国民党の兵士として共産党と戦った後台湾に渡り、ここに住んでいた黄さんは2008年、趣味としてこの村に絵を描き始めたそう。

おじいちゃんはなんと90歳過ぎ!でも、とっても元気でお茶目。「写真撮りますね」というとポーズまで撮って下さる気さくな方です。運が良ければ、売店のところでお会いできるかもしれません。

台湾の「彩虹眷村」は色々な絵があって元気になる場所!

台湾の「彩虹眷村」は色々な絵があって元気になる場所!

写真:鶴長 あき

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おじいちゃんが描いた絵は様々。どこか抽象画のような、人や動物をデフォルメしたような。よく見るとドラえもんや、台湾の有名人を描いた絵もあったりしますよ。売店の前のウサギちゃんの絵が人気です。どれも色鮮やかで、見ていて元気になりますね!

絵には、様々な心温まる言葉が添えられていたりします。「萬事成功」や「工作順利」「平安百福」。そして「百年好合(生涯一緒に)」「天生一対(お互いのために産まれた)」など夫婦やカップルにぴったりの言葉が書いてある場所も!写真撮影すればいい思い出に♪

「彩虹眷村」オリジナルグッズもかなりいい!

「彩虹眷村」オリジナルグッズもかなりいい!

写真:鶴長 あき

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「彩虹眷村」の小道を入っていくと、小さな売店があります。この売店では、おじいちゃんが描いた絵を基にした様々なオリジナルグッズを買うことが出来ます。人気はポストカード。ポストカードにある柄がどこに描いてあるのか探すのも楽しい♪

その他にも、マスキングテープはすごいインパクト!Tシャツや傘まであります。日本で着ていたら、誰も90歳過ぎのおじいちゃんが描いた絵だとは思わないでしょうね。

虹色アイスも美味しい♪

虹色アイスも美味しい♪

写真:鶴長 あき

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売店で売っている「彩虹冰」という棒アイスも、隠れた人気商品。マンゴー・クランベリー・ヨーグルト・メロン味が一本で楽しめて、たったの20元!「彩虹眷村」の中を歩き回って暑くなった時にぴったりです。

台湾・台中市の「彩虹眷村」はおすすめ観光スポット!

いかがでしたか。今回は台湾台中市の「彩虹眷村」をご紹介致しました。たったひとりのおじいちゃんが描いた虹の村は、元気で明るい気持ちになれるステキな場所ですよ。村といっても小さい場所なので、一時間もあれば充分楽しめます♪

おじいちゃんのおかげで再開発もまぬがれ、周囲は公園として整備されています。トイレや子供用遊具もありますよ。ただここは普通に人が住んでいる場所なので、早朝や深夜、また台湾人はお昼寝の習慣があるので12時から14時くらいの間は参観は遠慮しましょう!

行き方としてバス利用ですと、台湾新幹線(高鉄)「台中駅」から26、70、99番バスで「彩虹眷村」あるいは「南屯同安厝」下車で徒歩10分です。少し分かりづらいので、地図で確認して下さい。台鉄「台中駅」ですと、70番バスが駅から徒歩10分くらいの「緑川東站」から出ています。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/01/31 訪問

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