写真:かのえ かな
地図を見る一式港から出発する旅客船は、佐久島の東港と西港に到着します。今回は東港で降りて、時計回りに佐久島を一周するルートを紹介しましょう。
写真:かのえ かな
地図を見る東港付近には宿や飲食店が点在しており、そのにぎわいと共にたくさんの猫がお出迎えしてくれます。
佐久島は猫の島として有名で、動物写真家の岩合光昭さんも撮影に訪れたことがあるんですよ。写真のように、郵便局の入り口でのんびりしている猫も…。猫好きにはたまりませんね。
写真:かのえ かな
地図を見る東港そばにある「鈴屋食堂」は、佐久島名物・大あさり丼の発祥の店。ここでしか食べられない、身が分厚い大きなあさりを堪能しましょう。佐久島一周の前の腹ごしらえに食べても良いですし、一周を終えてからのご褒美に食べるのも良いですね。
鈴屋食堂の詳細は、関連MEMOでご確認ください。
写真:かのえ かな
地図を見る東港と西港を結ぶ大浦海水浴浴場やフラワーロードがある、大浦エリア。ここにはインスタ映えするアートがたくさんあります。まずは「イーストハウス」。東地区にある東屋なのでこの名がつけられました。
イーストハウス
作者:南川祐輝/2010年制作
写真:かのえ かな
地図を見るこちらは「カモメの駐車場」。風の吹いてくる方を向いてとまっているカモメたちを見て誕生したアート作品です。カモメたちを見ることで、私たちも風を感じることができます。
カモメの駐車場
作者:木村崇人/2005年制作
写真:かのえ かな
地図を見るこちらはフラワーロード沿いにある、「クラインガルテン ウェルカムスペース」。モザイクタイルによる壁画が美しく、周辺は小さな公園になっています。ひと休みスポットにもおすすめです。
クラインガルテン ウェルカムスペース
作者:松岡徹/2012年制作
写真:かのえ かな
地図を見る大浦エリアを通過すると西港に到着。まず目に飛び込んでくるのは、「黒壁集落」です。
佐久島ではかつて、潮風から家を守るためにコールタールを外壁に塗っていました。この美しい景観は現在、黒ペンキを使用し、佐久島の人達やボランティア活動によって保たれています。
写真:かのえ かな
地図を見る西港エリアには、佐久島のシンボルともいえる「おひるねハウス」もあります。おひるねハウスは人と自然の対話をテーマに作られたアート作品で、アニメ『名探偵コナン』に登場したことでも有名です。
コナンや怪盗キッドはおひるねハウスの屋上に上っていましたが、実際に屋上に上ることは禁止されているので注意してくださいね。
おひるねハウス
作者:南川祐輝/2004年制作(2013年再制作)
写真:かのえ かな
地図を見る西港の集落を北上しながら次のエリア絵向かう途中に、もうひとつの見どころが。それがこちらのアート作品「大和屋観音」です。大和屋は閉店した雑貨屋の名前で、佐久島の子供たちを見守っています。
大和屋観音
作者:松岡徹/2003年制作
写真:かのえ かな
地図を見る西港を北上して海岸線沿いに進むと外浦エリアへ。その道中で気になるのが、むき出しになっている「地層」です。
佐久島の地層はタービダイトという種類で、約2,500万年の歴史があるとされています。砂岩と泥岩が折り重なって形成され、化石も採取されています。市内の小学生が遠足で観察するなど、地元の方には有名な見どころです。
地層は外浦や北端にある与市の鼻のほか、佐久島小中学校の前の海岸や珍蒔(ちんまき)でも見られますよ。
写真:かのえ かな
地図を見る緑に囲まれたソテツ広場にある、こちらのアート作品は「北のリボン」です。手前のリボンのような歩道を上った先は、海を見渡せる展望台になっています。冬の晴れた日だと、タイミングによっては富士山も見られますよ。
北のリボン
作者:TAB/2015年制作
こちらはのアート作品は「日だまり庵」です。海岸線を離れた森の中にある、日だまりの広場にあります。ここは元々小さな公園で、古びたベンチやあずまやをモザイクタイルで再生させたことで誕生しました。もちろん、実際に座って休むことができますよ。
日だまり庵
作者:松岡徹/2015年〜制作
写真:かのえ かな
地図を見る佐久島一周で最後に立ち寄るのは、弁天島(筒島)とその周辺エリアです。ここには2つのパワースポットがあります。ひとつは、弁天島にある「弁財天」。
弁財天には、願い事を書けば叶えてくれるといわれる、願い石があります。願い石に願い事を書いて参拝をした後、石塚に奉納します。奉納代は300円。お賽銭箱に納めるので、おつりが出ないように注意しましょう。
願いが叶った後にはぜひ、御礼石の奉納に佐久島を訪問してくださいね。
写真:かのえ かな
地図を見るもうひとつのパワースポットは、筒島から徒歩約15分のところにある「新谷海岸」です。ここはムール貝が細かく砕け、砂を染めたために砂浜が紫色に染まっており、恋が叶うという言い伝えが存在します。
女子旅やデートで佐久島を訪れた方には、特に人気の観光スポットです。佐久島ならではの砂浜で、揺らめく波を眺める。そんな、和やかで贅沢な時間の過ごし方も良いのではないでしょうか。
写真:かのえ かな
地図を見る弁財天と新谷海岸の中間には、「佐久島の秘密基地/アポロ」というアート作品があります。大人1人がギリギリ通れるくらいの細い階段を昇ったら、小窓とベンチがついた広々とした部屋がある不思議なアートで、小窓からは海を見渡せますよ。
佐久島の秘密基地/アポロ
作者:POINT(長岡勉+田中正洋)/2013年制作
これで佐久島一周は終了です。佐久島は自転車でストレートに一周すれば、2時間ほどで回れます。観光や食事の時間も考えると、4〜5時間が目安です。徒歩で一周した場合は半日くらいを目安に旅程を立てると良いですよ。
住所:愛知県西尾市一色町佐久島東屋敷88(佐久島東渡船場)
電話番号: 0563-72-9607(西尾市役所 佐久島振興課)
アクセス:
【東京方面】豊橋駅から名鉄で西尾駅へ(約48分)、名鉄バス (一色さかな広場行/2番乗り場)に乗り、佐久島行船のりばで下車(約30分)。旅客船に乗車、約25分で東港に到着
【大阪方面】名古屋駅から名鉄本線と西尾線で西尾駅へ(約48分)、その先は東京方面と同じ
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(2023/12/5更新)
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