ご紹介する「山翠」は、東名高速道路「沼津IC」から、有料道路「伊豆中央道」「修善寺道路」を経由し、修善寺方面から河津方面へ車を走らせた国道136号線沿いにあります。
こちらは、宿の外観です。一見、普通の民家のようなイメージの建物で、入口の門に掛かっている「山翠」の看板が無ければ、分からず通り過ぎてしまうほど、とてもひっそりとしている小さな宿です。ここは「伊豆天城温泉郷」の青羽根地区にあって、温泉郷の中で最も有名な温泉地は「湯ヶ島温泉」。その界隈に、嵯峨沢温泉・月ヶ瀬温泉・吉奈温泉など、七つの温泉地が点在しており「天城七湯」と呼ばれています。
この宿で入れる「青羽根温泉」は、天城七湯の一つで、最も美肌に効果あり!の湯とされています。そんな青羽根温泉に入れる宿は、数えきれる程度しかなく、伊豆の中でも、あまり知られていない温泉に入れる珍しい宿なんです。
早速、門をくぐって中に行ってみましょう!!
こちらは、宿にある庭園です。
宿の正面入口は、車の往来が激しい国道に面していて、騒がしいのですが、宿に入ったとたん、静かで落ち着ける空間が広がっています。この庭園は、入口から真っ直ぐ進んだところにあり、白く綺麗に敷かれた敷石や飛び石など、趣のある日本的な情緒を醸し出しています。庭園の後ろ側は、田畑や自然の山並みが見られる自然豊かな光景です。
宿に到着すると、その景色が眺められるダイニングルームでお茶を出してくれるので、ほっと一息つくことができます。迎賓館のように、素晴らしく高価で立派な家具などの調度品はありませんが、時の経つのを忘れてしまうほど、のんびりとした贅沢な時間を過ごせますよ。
景色を堪能したら、今度は温泉で癒されてみませんか?
宿には、内湯・露天風呂の2種類あり、こちらは内湯です。ここで使われている青羽根温泉は、お肌の新陳代謝を促す働きがある「メタケイ酸」を多く含んだ温泉。入ると、ぬめぬめしたような不思議な感触の湯を楽しめます。肌のキメを整え、素肌を再生してくれるかのような極上の泉質。どちらも貸切で利用することができ、しかも源泉かけ流しの温泉に入れるなんて、滅多にありません。
露天風呂は、先程ご紹介した庭園の裏側にあり、岩風呂風のお風呂です。内湯は陶器で作られた浴槽なので、体の当たり心地も滑らかでお勧めです!
【温泉データ】
泉質:ナトリウム・硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
源泉温度:51.1度
温泉に加え、料理の良し悪しで宿の良さが問われるところですよね。
こちらは夕食です。伊豆で獲れた鮑やエビの刺身、伊勢海老のボイルなど、季節によって内容が異なりますが、お値段が張る素材を惜しげもなく使った料理を味わえます。料理に合ったお皿に盛り付けられ、見た目も斬新! 鮑の刺身を食べてみると、新鮮なためか、コリコリとしたしっかりとした歯ごたえがたまりません。料理によく合う日本酒もあるので、お酒と一緒に食べると格別です! 豪華な料理を頂けて、まるで貴族になったかのような気分を、きっと味わえることでしょう。
伊豆半島のほほ中央に位置した場所にあるので、伊豆の観光拠点にもお勧めで、素泊まりも出来ますよ。洋室・和室などの違うタイプの客室が5部屋しかなく、収容人数が少ないので、より静かに過ごせます。
「山翠」は、優美に装飾された煌びやかな空間は無いけれど、源泉かけ流しの温泉、満足いく食事、自然溢れる眺めなど、まるで迎賓館に居るかのような、贅沢な時間をたっぷり満喫できる宿なので、是非訪れてみては如何でしょうか?
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