写真:羽田 さえ
地図を見る水俣の市街地から山へ向かって8キロほど走ると、山あいの細い道の先に忽然と現れる小さな温泉郷があります。このひそやかな隠れ里が「湯の鶴温泉」です。開湯は700年前とも言われる歴史ある温泉で、昭和55年には環境庁によって国民保養温泉地に指定されました。狭い道路沿いには古い民家に個人商店、小さな旅館が建ちならぶほか、派手なものは何もありません。古き良き湯治場の雰囲気をそのまま残しています。
写真:羽田 さえ
地図を見るまずは銭湯のような気軽さで楽しめる共同浴場の「湯の鶴温泉保健センター ほたるの湯」へ足を運びましょう。建物内は木がふんだんに使われ、薪ストーブも備えられた暖かみのある空間。地元の野菜や果物、特産品の販売コーナーも併設されているので、ちょっとしたお買いものもできますよ。
お湯は源泉かけ流しの単純硫黄泉。つるつるとした肌触りで、美肌の湯とも言われています。
写真:羽田 さえ
地図を見る湯の鶴温泉のランチは温泉街の中ほどにある古民家レストラン「鶴の屋」がおすすめ。落ち着いた雰囲気の中、旬の地元食材をたっぷり使った郷土色豊かな料理を楽しめます。写真は水俣産のしらすをたっぷり使った「しらす重」。季節野菜のキッシュなどの前菜も、女性に人気です。
写真:羽田 さえ
地図を見る鶴の屋の1階はお土産屋さんになっています。水俣産の紅茶や緑茶、海産物などの特産品のほか、女子旅のお土産にしたい和小物も充実しています。
<湯の鶴迎賓館 鶴の屋の基本情報>
住 所:熊本県水俣市湯出1421-11
電話番号:0966-68-0268
営業時間:ショップ10:00〜18:00
レストラン11:30〜14:00(ディナーは予約制)
定 休 日:不定休
アクセス:みなくるバス「湯の鶴」バス停下りてすぐ
写真:羽田 さえ
地図を見る川沿いに広がる温泉街には、フォトジェニックな景色が点在しています。湯出川にかかる橋は見どころのひとつ。温泉街のはずれにある「湯出神社」に参拝するのもおすすめです。
春には桜、秋には紅葉など季節ごとの楽しみがあるほか、遠くの山肌に広がる伝統的な棚田も見ることができますよ。
写真:羽田 さえ
地図を見る川沿いに立ち並ぶレトロな旅館の中で気になったところがあれば、ふらりと入ってみましょう。宿泊してお部屋でのんびり過ごすのも良し、また数百円で利用できる立ち寄り湯を回るのもおすすめ。露天風呂に岩風呂、ヒノキ風呂など、それぞれに趣向を凝らした大浴場が楽しめます。
写真:羽田 さえ
地図を見る湯の鶴温泉で注目を集めているのが、温泉付きゲストハウス「Tojiya」です。歴史ある温泉旅館を、畳敷きのゲストハウスとしてリニューアルしたもの。相部屋のドミトリーだけでなく個室もあり、朝食付きで一人3000円台で宿泊できるのは嬉しい限りです。
古い湯治場の雰囲気を残した温泉は風情たっぷり。深夜でも入浴可能です。
Tojiyaはゲストハウスでありながら、トーストとコーヒー、ヨーグルトなどの簡単な朝食が無料でついてきます。川を眺めながらのんびりといただきましょう。食事のあとはもう一度お部屋に帰って畳でゴロ寝、なんていう過ごし方もできますよ。
住 所:熊本県水俣市湯出
アクセス:JR「水俣」駅からみなくるバスで約25分〜35分
「湯の鶴」「湯の鶴温泉センター」停留所利用
九州自動車道 津奈木ICから約35分
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
羽田 さえ
こんにちは。国内は44都道府県(青森・秋田・新潟が未踏です!)を旅しました。海外は東アジアが多めです。旅先では、歴史ある建物や古い街並みを見て歩くことが大好き。素敵なホテルに泊まること、美味しいものを…
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索