ザビエルの右腕が!?美しい天井画が圧巻のイタリア「ジェズ教会」

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ザビエルの右腕が!?美しい天井画が圧巻のイタリア「ジェズ教会」

ザビエルの右腕が!?美しい天井画が圧巻のイタリア「ジェズ教会」

更新日:2016/07/10 17:32

阿部 美寿穂のプロフィール写真 阿部 美寿穂 ローマ県公認観光通訳、グリーンアドバイザー、園芸装飾技能士

今回はローマの中心部にありアクセスも簡単なイエズス会の母教会、ジェズ教会をご紹介したいと思います。
この教会内部には訪れる人々を日々魅了する大変美しいフレスコ画の天井画があります。
また「フランシスコ・ザビエルの礼拝堂」には、日本でも良く知られているカトリック教会の宣教師フランシスコ・ザビエルの右腕が安置されており、今でも訪問者を見守っています。
それでは見所を一つずつご案内しましょう!

世界のイエズス会の教会のモデルとなった母教会

世界のイエズス会の教会のモデルとなった母教会

写真:阿部 美寿穂

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ローマ中心部のヴェネツィア広場から徒歩すぐのところにあるジェズ教会(Chiesa del Santissimo Nome di Gesù all’Argentina)は、1584年に完成したイエズス会の教会です。
教会の名前の“ジェズ(Gesù)”とは、イタリア語で“イエス(キリスト)” を意味します。(英語では “Jesus”)

皆さんもおそらく聞いたことはあるかと思いますが、イエズス会はカトリック教会で最大の規模を誇る2万人以上の会員数を持つ男子修道会です。例えば、現ローマ法王(フランチェスコ)もこの会出身の教皇として知られています。
イエズス会の16世紀当時の会の創立メンバーは、日本でも社会科の授業でお馴染みのフランシスコ・ザビエルやイグナティウス・デ・ロヨラと言った人物が挙げられます。ロヨラの遺骸もこの教会の中(左身廊)にあり、毎日多くの信者が訪れています。
イエズス会のこの教会は日本にもゆかりがある教会ですが、イエズス会の現在の総長(第30代)は元上智大学教授で日本語を流暢に話すアドルフォ・ニコラス氏が2008年から務めています。

教会は内部の装飾の方に注目されがちですが、シンプルながらも洗練されたフォームの美しいファサードを持っています。(写真参照)
世界に存在するイエズス会系の教会は、建築的にこのローマのジェズ教会をモデルに建てられています。

威厳と伝統ある美しい教会

威厳と伝統ある美しい教会

写真:阿部 美寿穂

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ジェズ教会はローマでも大きな面積を持つ教会の一つであり、中には12の礼拝堂があります。教会内部は素晴らしいフレスコ画の装飾に彩られており、個々の礼拝堂にもそれぞれの見所があります。今回はスペースの関係で、是非見ていただきたいと思うポイントを2点に絞り、ご紹介したいと思います。

じっくり鑑賞できる鏡があります!

じっくり鑑賞できる鏡があります!

写真:阿部 美寿穂

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教会を入ると、入口近くの身廊に細長い大きな鏡が置かれています。何やら皆さん一人ずつ鏡を覗き込んでいきますが、一体何を見ているのでしょうか?
実はこの鏡は、首を傾けなくとも美しい天井画を見ることが出来るよう設置されているもので、覗いてみると鏡越しに大きく鮮やかなフレスコ画の天井画が見えます。
危うく通り過ぎてしまいそうですが、一度立ち止まって是非鏡を覗いてみて下さい。(2枚目の写真で台車に乗っているものがその鏡)
それでは鏡越しではなく、直接天井を見上げてみることにしましょう!

迫力満点の美しい天井画!

迫力満点の美しい天井画!

写真:阿部 美寿穂

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首を傾け、直接天井を見てみると・・・。
飛び出してきそうなこの美しい天井画は、イタリアのジェノヴァ生まれのバチッチャ(Il Baciccia)という画家が1679年に描いた“キリストの御名の勝利”(Trionfo del Nome di Gesù)というフレスコ画で、ローマにおける彼の代表作の一つです。
良く目を凝らして見ると、フレスコ画を取り囲むように漆喰装飾で造られた天使達が配置され、大きく枠からはみ出したフレスコ画の雲の中に吸い込まれてしまいそうです。

私達を優しく見守るフランシスコ・ザビエルの右腕

私達を優しく見守るフランシスコ・ザビエルの右腕

写真:阿部 美寿穂

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教会の右奥(右身廊)まで進むとフランシスコ・ザビエルの礼拝堂(Cappella di San Francesco Saverio)があります。
この礼拝堂は、もう一人のイエズス会の創立メンバー、イグナティウス・デ・ロヨラの礼拝堂の真向かいで向き合わせになっている重要な礼拝堂です。イタリア人の建築家・画家ピエトロ・ダ・コルトーナによって造られたザビエルの大きな礼拝堂には、日本などの東洋の国々で多くの人に神のご加護を与えた右腕が置かれています。
ザビエルは日本の九州地方と山口県で布教をした後、中国に渡り、1552年に46歳でこの世を去りました。この右腕は、死後60年経ってから当時のローマのイエズス会の総長がインドに埋葬されていた彼の遺骸から腕を切り取って持って来るようにしたものです。

最後に

教会を訪れるのに最も良い時間ですが、平日は午前中に5回程度ミサがあることなどから、教会では観光の為の訪問には午後の16時30分〜19時の間を勧めています。休日はありません。
日本にもゆかりのあるこの美しい教会を是非訪ねてみて下さい!

掲載内容は執筆時点のものです。

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