シルクロードを往け!アゼルバイジャン隊商宿のある街シェキ

シルクロードを往け!アゼルバイジャン隊商宿のある街シェキ

更新日:2016/02/07 15:54

Grace Okamotoのプロフィール写真 Grace Okamoto 世界一周フォトライター
コーカサス地方、カスピ海沿岸の小さな国アゼルバイジャン。あまり耳にしたことの無い国かもしれませんが、産油国として経済が潤っていて治安が良いこともあり、欧米人を中心に旅行先としての人気が高まってきています。
特に紀元前から栄えてきた隊商の街、シェキでは18世紀から続くキャラバンサライに泊まれる!と評判。フォトジェニックな石造りの街並や美味しいアゼルバイジャン料理と併せて、魅力をご紹介します。

フォトジェニックなシルクロードの街並

フォトジェニックなシルクロードの街並

写真:Grace Okamoto

かつて中国とペルシャを結んだ交易路、シルクロード。その響きだけで旅情がわき起こるのではないでしょうか。

紀元前からの歴史を誇る、古都シェキはシルクロードの隊商宿の街であり、かつ「アゼルバイジャンで最も美しい街」として知られています。旧市街の殆どの家は、天然石と煉瓦を組み合わせて建てられており、雰囲気たっぷり!比較的大きな都市ながら、山の麓に位置しているため、緑も豊かで空気が新鮮なのも嬉しいですね。

ロマンたっぷり!キャラバンサライに泊まろう

ロマンたっぷり!キャラバンサライに泊まろう

写真:Grace Okamoto

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シルクロードを行き交う商人たちの為に設けられた隊商宿のことを、ペルシャ語で「キャラバンサライ」と言います。アゼルバイジャンには現存するキャラバンサライが幾つかありますが、シェキのものが最も有名で、コーカサス地方で最大規模を誇っています。

なんと現在でも宿泊や食事が可能!馬が入って来れるような大きな中庭でくつろいだり、石造りの雰囲気たっぷりの部屋で眠り、緑溢れるガーデンでアゼルバイジャン風朝食を頂いたら、すっかりシルクロードを旅するキャラバン気分になれますね。

150年以上、養蚕が盛んだった!お土産にはシルクを

150年以上、養蚕が盛んだった!お土産にはシルクを

写真:Grace Okamoto

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「シルクロード」の隊商宿の街、の名に恥じず、シェキの特産はシルク。古くから養蚕が有名で、19世紀以降は絹織物が沢山生産されてきました。
キャラバンサライ近くには数多くのお土産屋さんが立ち並び、名物のシルク・スカーフを買い求める欧米人の姿が目立ちます。シェキの街には絹工房もあり、少しお得に上質な製品を買えるかも!?お店やアトリエをゆっくり巡って、お気に入りの逸品を見つけてみてください。

野菜とチーズが絶品!アゼルバイジャン料理に舌鼓

野菜とチーズが絶品!アゼルバイジャン料理に舌鼓

写真:Grace Okamoto

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観光客の比較的多いシェキには数多くのレストランがありますが、特にお勧めしたいのが「チャイハネ」と呼ばれる茶屋で頂く、素朴なアゼルバイジャン料理です。
天候と土壌に恵まれているため、お野菜の味はとてもフレッシュでジューシー!幾つもの種類があるチーズやヨーグルト等の乳製品も多く食されており、羊肉と共に煮込まれた鍋料理は絶品です。

料理のお供には、香り高く、一日中飲まれている「チャイ」と呼ばれる紅茶もお忘れなく!

2000年近い歴史!キシュ村の古代アルバニア教会も必見

2000年近い歴史!キシュ村の古代アルバニア教会も必見

写真:Grace Okamoto

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シェキ市内から約5キロほど北東に位置するキシュ。山奥のごく小さな可愛らしい村ですが、ここにはなんと紀元1世紀から続く「古代アルバニア教会」があります。

「使徒の時代」と呼ばれる、キリスト教黎明期に制定されたこの教会は、石造りがとても美しく、大変シンプルながら居心地の良い空間です。クリプトに眠るミイラを見るのも、なかなか無い経験で面白いかもしれませんね。
キシュの村自体ものんびりしており、豊かな緑に包まれてとてもフォトジェニック!

シェキのまとめ

なかなか馴染みの薄いアゼルバイジャンですが、治安も良く、人もオープンで優しく、きっと素敵な時間を過ごせることでしょう。

古い歴史が大きな魅力のシェキ。今回取り上げた見所の他にも、宮殿やモスク、活気溢れる市場など訪れるべき場所が数多く有ります。観光地であるため、Wi-Fiなども整備されているのもポイント。ぜひシルクロードの時代に思いを馳せて、ロマンチックな旅を!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/01 訪問

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