写真:村井 マヤ
地図を見る今回ご紹介する「人吉旅館」は、JR人吉駅より徒歩5分、人吉I.Cより車で7分とアクセスも大変便利。また、人吉の有名な観光名所でもある国宝「青井阿蘇神社」は、道路を挟んですぐ前だし、熊本を代表する一級河川球磨川は、旅館のすぐ下を流れています。球磨川を挟み、史跡人吉城も遠望。
人吉の町を流れる清流球磨川が、この町のレトロな雰囲気を盛り上げています。球磨川は熊本最大の川であり、日本三大急流の1つでもあります。この川は、最後には八代海(不知火海)へと注いでいます。
「人吉旅館」は、この球磨川沿いに佇む昭和9(1934)年創業の老舗旅館。それだけではなく、建物が国登録有形文化財でもあります。この素敵な宿に宿泊して情緒ある人吉を満喫してもよし、日帰りなら温泉を楽しんで・・。
写真:村井 マヤ
地図を見る玄関で受付を済ませると、立ち寄り湯の方も宿泊の方も、歴史を感じる格調高い大きな梁がポイントの応接スペースを通ります。温かみを感じさせる木を基調としたインテリア。木に囲まれた、落ちついた雰囲気は、ほっとする空間を醸し出します。
ロビーには、アンティークな小物やおもちゃ、雑誌などが展示されていて、思わず立ち止まってしまう、そんなノスタルジックなムードが漂います。またこの宿にはアンティークな小物や雑貨がよく似合います。
写真:村井 マヤ
地図を見る長い廊下を抜けると、温泉が待っています。風格が漂うこの廊下(写真)を歩きながら、窓の外の中庭に目をやるとなんだかほっとします。
人吉旅館の創業者・堀尾芳喜氏は、北海道の乾物卸業を人吉で営んでいた人で、昭和7年からの温泉掘削で温泉を掘り当て、その温泉に当時まだ珍しかった旅館を併設したのが昭和8年、人吉旅館としての創業は昭和9年の春のことでした。
また、良質な源泉に恵まれたこの地には、1492年には肥後国を支配した戦国大名・相良為続が入湯したという記録も残っています。昭和の初めには、いくつもの公衆浴場も作られました。歴史ある温泉地だったであろうことは、人吉の町歩きをしているとよくわかりますよ。温泉を楽しむ前に、町歩きも楽しみましょう。旅の思い出に浸りながら温泉に入ると、より一層温泉が肌にしみそうですよね。
写真:村井 マヤ
地図を見る温泉に入ると「はあ〜」って思わず声がもれる最高のお湯の感触。「この温泉いいね」と口にしたくなるとろりとした美人の湯なのです。新しい施設ではありませんが、昔ながらの風情が残る浴室は、この歴史ある「人吉旅館」に相応しい雰囲気です。
写真は、岩風呂タイプですが、ほかに深さ80cmの細長い浴槽にたっぷりとそそぐ温泉を、木のベンチに腰掛けて楽しむタイプもあり、2タイプの浴室を時間によって男女交代で利用できる仕組み。ほかに貸切家族風呂もあります。温泉は、源泉かけ流し、お肌の角質を柔らかくし古い角質を落とすことで、お肌つるつる効果をもたらし、また飲泉によって、胃の働きを正常にする効能も。
立ち寄り湯としての利用もできますので、宿泊しなくても温泉だけでも楽しみたいもの。
写真:村井 マヤ
地図を見る温泉に浸かった後は、のんびりするのが一番。立ち寄り湯でも湯上りは、のんびりこの涼み処で体を休めましょう。
「涼み処」という名前の通り、水分を取りしばらく激しい動きはしないのが温泉後の優雅な過ごし方です。宿泊ならこちらで休んでから、ゆっくりお部屋に帰ってくださいね。
人吉温泉には、多くの立ち寄り湯、足湯などがありますが、今回ご紹介した「人吉旅館」のように飲泉も楽しめる旅館なら、日ごろ不摂生をされている方もゆっくり内臓から労われますよね。特に胃腸の働きを高めることは、結果的に肌の健康も取り戻せるという、入浴と飲泉による相乗効果でお肌に良いことばかり。
「人吉旅館」では、気楽な素泊まりプランもありますので、予算に合わせて温泉を楽しむ旅はいかがでしょうか・・。
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(2024/3/19更新)
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