写真：てっぴい
地図を見るさて、筑波山へと到着しましたら、早速素晴らしい絶景を眺めに山頂を目指しましょう。
とは言え、つくば市でも北方に位置している筑波山は、つくばエクスプレスなどの駅があるつくばの市街地からは大分離れています。
公共交通機関で筑波山へとアクセスする場合は、つくばエクスプレスのつくば駅前から筑波山行きの路線バスが出ていますので、そちらを利用すると良いでしょう。
また、途中で乗り換えが必要になりますが、常磐線の土浦駅からも筑波山方面行きの路線バスが出ています。
ふもとから山頂までは、筑波山ケーブルカーで。
筑波山神社の境内を抜けて宮脇駅からケーブルカーの筑波山頂駅までは所要時間およそ8分です。
ケーブルカーで筑波山頂駅に降り立つと、“御幸ヶ原（みゆきがはら）”と呼ばれる開けた場所に出ます。
こちらの御幸ヶ原からの景色も実に見事！
特に関東平野の北側の眺望が開けていて、桜川や筑西の市街地の様子や、空気の澄んだ晴れた日には遠く雪化粧をした日光連山の山並みまでも望むことが出来ます。
さらに、筑波山頂駅の目の前には筑波山ケーブルカー直営の「コマ展望台」という施設なんかもあって、3階部分の屋上展望台からは360度のパノラマを楽しめますので、こちらもおススメです。
御幸ヶ原からの素晴らしい景色をひととおり満喫した後は、男体山頂～御幸ヶ原～女体山頂を結ぶ山頂連絡路を歩いて女体山頂を目指しましょう！
写真：てっぴい
地図を見る御幸ヶ原から女体山の山頂までは山頂連絡路を歩いておよそ15分程です。
林の中を進みつつ女体山頂まで緩やかな登り坂が続きますが、傾斜は比較的緩やかですので、のんびりハイキング気分で頂上を目指しましょう。
途中、“ガマの油売り”で有名な「ガマ石」なんかもありますので、こちらも注目です。
さて、女体山の山頂にある神社の裏手へ回ればそこには実に見事な眺望が。
柵も何にもない自然の岩場の展望台はスリル満点です！
女体山頂からは特に関東平野の東側の眺望が素晴らしく、茨城県の県庁所在地である水戸の街並みや、なんとその向こうに広がる雄大な太平洋の景色まで望むことが出来ます！！
高さ116mの茨城県庁舎やひたちなかの市街地にあります高さ213.5mの日立製作所のエレベーター研究棟・G1TOWERなんかも良く見えますので、目を凝らして探してみると良いでしょう。
また、女体山頂は筑波山全体でも最高標高（877m）に位置する場所になります。
筑波山で最も高いトコロからの絶景を心ゆくまで満喫しましょう。
写真：てっぴい
地図を見る女体山頂からの見事な絶景を存分に満喫した後は、そのまま登山道を下って、今度は筑波山ロープウェイの女体山駅がある方を目指していきましょう。
実は、筑波山には、先程紹介した筑波山ケーブルカーの他にも、山麓のつつじヶ丘駅と山頂の女体山駅との間を結んでいる“筑波山ロープウェイ”というロープウェイが別にもう1つかかっています。
標高542mのつつじヶ丘駅から標高840mの女体山駅まで、約6分間の空中散歩を楽しむことの出来る筑波山ロープウェイですが、この女体山駅のすぐ脇にある女体山駅展望台からの景色も実に素晴らしいです！
女体山駅展望台から眺められるのは、特に関東平野の南側の眺望。
まさに関東平野を一望することの出来る絶景スポットですが、晴れた日には、丹沢や奥多摩の山並みの向こうにはっきりと富士山を眺めることが出来ますし、地平線の一番向こうには東京都心の街並みを良く見渡すことが出来ます。
高い建物がずらずらと建ち並ぶ東京都心の街並みは、右手から新宿の超高層ビル群、高層ビルの間に挟まれて東京タワー、そして、その中でも群を抜いた高さを誇る東京スカイツリーの姿を確認することが出来ます。
振り返れば、女体山の反対側の峰にあたる男体山の様子やここまで歩いて来た山の稜線も見渡すことが出来ますので、素晴らしい絶景をカメラに収めるには最適です。
写真：てっぴい
地図を見る朝日峠展望公園は、筑波山があるつくば市のお隣、土浦市に位置する公園になります。
筑波山麓から山の稜線をなぞるようにして走る“表筑波スカイライン”沿いにある公園で、表筑波スカイラインは、筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅近くの風返峠からこちらの朝日峠までを結んでいます。
筑波山頂で素晴らしい景色の数々を楽しんだ後は、ふもとまで戻って最後は山麓ドライブへと出掛けましょう。
ところどころ展望が開けつつ、心地よいワインディングロードが続く表筑波スカイラインですが、しばらく走ると道沿いに朝日峠駐車場というそこそこの大きさの駐車場がありますので、そちらが展望公園への入口になります。
駐車場からの景色も早速見事ですが、せっかくですので車を降りて展望公園の山頂を目指しましょう。
朝日峠展望公園のてっぺんからは、南東方面にある霞ヶ浦の眺望が素晴らしく、湖のほとりに広がる土浦の市街地の様子も良く見渡すことが出来ます。
また、こちらの朝日峠展望公園は、パラグライダーの離陸場としても有名で、運が良ければ頂上の芝地からパラグライダーが今まさに飛び立つ光景なんかも楽しむことが出来ますので、おススメです。
筑波山の絶景を巡る旅はいかがでしたでしょうか？
最後に紹介した朝日峠展望公園だけは、主に車でアクセスする観光スポットになりますが、筑波山にはここまでに紹介した通り、2本のケーブルカーとロープウェイがかかっていて、回り方は実に様々です。
筑波山ケーブルカーで頂上へ行って、女体山を登って再び筑波山ケーブルカーで下るも良し！
筑波山ロープウェイから女体山駅を目指して、そのまま山頂連絡路を横断し、筑波山ケーブルカーで下るも良し！！
いくつか整備された登山道でふもとから自力で山頂を目指すも良しです。
今回紹介した3つの絶景スポットの他にも山頂には、御幸ヶ原から男体山頂を目指す登山ルートなんかもありますので、ぜひお気に入りの筑波山の回り方を探してみてください。
最後に、筑波山は標高877mの山ですが、ふもとでは雨でも山頂付近では雪が降って、冬の期間は登山道に積雪が残っている場合もありますので、最低限の山の装備は整えて、筑波山の絶景スポット巡りを楽しみましょう！
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(2024/12/4更新)
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