写真:Hiroko Oji
地図を見るノルウェーの首都オスロ(Oslo)から、列車で5時間半か〜6時間半で到着するのがヴォス(Voss)の町。途中の車窓風景には、山と川の美しい自然景観が広がり、片時も目を離せない眺めを楽しむことができます。列車内の電光板や駅の名前表示には必ず標高が示されているのも、ノルウェーの特徴と言えるでしょう。
ヴォスの駅舎も例外なく、駅名と共に標高が示されています。標高57メートル、オスロからは385.5キロメートルにある町の鉄道駅。駅舎の前にはバスターミナルがあり、ソグネフィヨルドやハダンゲルフィヨルドへ出発する町との中継地ともなっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るヴォスの駅前から見渡せる美しい湖はヴァングス湖。緑で囲まれた湖畔は鴨も寛ぐ憩いの場です。夏には遊泳はもちろん、釣りや日光浴でアウトドアを楽しむ人たちの姿が見られます。ここでは、時間を忘れてゆったり過ごすのがピッタリ!朝夕の湖畔の眺めも素晴らしいので、是非宿泊されることをお薦めします。
湖の北東に続く繁華街には、ホテルやレストラン、ショップが建ち並び、教会の近くには観光案内所やクレジットカードも使える大型スーパーのSPARがあります。
写真:Hiroko Oji
地図を見る町の中心地にあるヴォス教会は、1277年に建設されたゴシック様式の教会です。木造のものが主流だった当時としては珍しく石造り、しかも壁の厚さは1〜2メートルもある頑丈なもの!その結果、第二次世界大戦時、ドイツ軍によって町のほとんどが破壊され尽したにもかかわらず、この教会だけはしっかりその戦火を免れました。
内部は、重厚な石造りの壁が直に感じられ、木の板で覆われた天井には、雲上のたくさんの天使たちの姿が描かれています。教会の周囲はお花や緑で溢れる庭が広がり、一角では、子供たち3人の銅像や3つの石碑が配置され、そのわきではベンチに腰掛けてゆっくり寛げるようになっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るハングレン山へのゴンドラから足元に見える、16世紀から19世紀に建てられた農家など16棟が保存展示されているヴォス民俗博物館(Voss Folkemuseum)。こちらと共に見ておきたいのがフィネスロフテット(Finnesloftet)です。教会などの宗教建築以外ではノルウェー最古の木造建築物。町の中心地から緩やかな坂道を上って約15分ほどの所に建っています。1250年に建てられた集会場の建物で、その他の民家と同じような雰囲気で道沿いにポツンとあり、建物前から湖を見渡す眺めも素晴らしいです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るヴォスの町の背後に聳える標高660メートルのハングレン山は、山頂までロープウェイで5分ほどで到着します。夏ならハングライダーやハイキング、冬ならスキーやスノボーなどを楽しむ人が山頂に集まってきます。カフェ・レストランがあり、緑の絨毯の上では牛たちが草を食む姿がすぐ目の前で見られる山頂!ここからは、こじんまりとしたヴォスの町並みとヴァングス湖、周囲を取り巻く素晴らしい山並みも見渡せます。晴れた日にはぜひ訪れたいものです。
ヨーロッパアルプスとはまた違った雄大な自然の美しさを満喫できるノルウェーでは、フィヨルド観光は外せません。その基点の一つともなるヴォスの町をご紹介しました。他に、有名どころではベルゲンやオーレスン、ガイランゲルなどあるのですが、このヴォスの町も決してひけをとりません。湖畔で寛げるのも魅力の一つ!ぜひ訪れてみて下さいね。
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(2024/3/19更新)
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