写真:やま かづ
地図を見る九龍半島の繁華街のど真ん中、MTR尖沙咀(チムサーチョイ)駅を上がると、豊かな緑に包まれた九龍公園があらわれます。
広さ約14ヘクタール、東京ドーム3つ分もある広大な公園で、その敷地の中には、イスラム教のモスク、中国庭園、イギリス軍の兵舎を改築した博物館、スイミングプール、フラミンゴやハクチョウがいる小さな湖など、いろいろな施設があります。
現在、九龍公園となっているこの小高い丘は、イギリス統治時代、港全体が見渡せるために砲台が設置され、軍事的な要衝として機能してきました。
しかし、その後、軍事基地としての役割が終わり、1970年から都市型公園として一般開放されています。
開園時間:5時〜24時
写真:やま かづ
地図を見る九龍公園の一角には、小高い丘の周りを塀で囲んだ西九龍砲台(Kowloon West Battery)があります。イギリス統治時代、ビクトリアハーバーを守るため、この丘には3基の砲台が設置されていました。しかし、当時の大砲は既に撤去され、現在は、近くの軍港で使われていた小型のものに置きかえられています。
静かな公園に突如としてあらわれる黒い砲身、静かな公園に一種独特な雰囲気を醸し出しています。
写真:やま かづ
地図を見る九龍公園のメインエリアともいえるのが鳥湖(バードレイク)です。
池にはハクチョウ、クジャク、カモなどが放されていますが、中でも目を引くのがたくさんのフラミンゴの群れです。高層ビルを背景にして無数のフラミンゴが羽を休めているさまは、ちょっと不思議な風景です。
また、池を取り囲むようにベンチが設置されていますが、そこでは休憩中のサラリーマン、話に夢中の老婦人の姿が見受けられ、フラミンゴ同様、人間も羽を休めています。
開園時間:6時30分〜18時45分(冬期は17時45分)
写真:やま かづ
地図を見る九龍公園にはひときわ目立つ洋館があります。かつては、イギリス軍の兵舎だった建物でしたが、現在では香港文物探知館(Hong Kong Heritage Centre)という博物館として使われています。
内部は、歴史的な趣を大切にしながらも、中庭を望むことができる大きなガラスやエスカレーターを設置、レトロとモダンが混ざり合う一種独特な雰囲気になっています。
香港の歴史を知ることができる文献や写真がそろっている香港文物探知館は、歴史教育に欠かすことのできない施設なので、社会学習の一環として多数の香港の学生たちが訪れています。
しかし、日本人にとっては、内部資料の閲覧よりも歴史のある建物自体を観察するほうが楽しいかもしれません。ビクトリア・コロニアル調の外観と中庭が見渡せるベランダ、そして中華風の屋根瓦、イギリスに統治されていた香港の歴史を感じることができます。
開館時間:10時〜18時(土・日・祝は19時まで)
定休日:木曜日
写真:やま かづ
地図を見る九龍公園の中央広場にマクドナルドのスナックブースがあります。緑に囲まれたこのブース近くには幾つかのテーブル、ベンチが置かれており、ちょっとした休憩にはぴったりな場所となっています。
このスナックブースで買えるのは、マックフルーリー、マックサンデー、ソフトクリーム、ソフトドリンクのみで、マクドナルドでも究極の限定メニューです。
当然、ハンバーガー、マックフライなどはありませんので、食欲が刺激された人は公園の南端にある体育館のマクドナルドへどうぞ。
営業時間:11時〜20時
定休日:なし
香港の大都会、尖沙咀のど真ん中にある九龍公園。一歩足を踏み入れると、そこには大きなオアシスがあります。
ゆっくり散策もよし、水鳥をながめるのもよし、もちろん博物館に入るのもよし。また、公園内の至るところにはテーブルやベンチがありますから、ショッピングの途中に立ち寄って休憩するのもいいでしょう。
さらに、公園内では香港政府が管理しているフリーWifi「香港政府Wifi通」がつながるので、安心してスマホが使えます。
ただ単に、グルメとショッピングだけではない、香港の大繁華街、尖沙咀。その中心部にある九龍公園はぜひお勧めしたいスポットです。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/11/2更新)
- 広告 -