写真:藤谷 愛
地図を見るカンクン・リゾートの中心ともいえるエル・レイ(El Rey)は数え切れないほどのホテルが海岸に沿ってズラリと並ぶ、外国人向けのホテルエリア。空港からも近く、安全性も高いので宿泊にはお勧めのエリアです。
ここにあるホテルのほとんどが「オール・インクルーシブ(飲食全て込み)」というスタイルをとっており、館内のレストラン、バー、カフェなどでの飲食は宿泊費に含まれています。
写真はエル・レイにある4つ星ホテルで、宿泊棟の前には広いプール、その前にはビーチが広がります。取材時にはちょっとシャリが大きい(?)寿司バーがビーチにあり、日本人にはありがたい限り。レストランもメキシカン、イタリアン、ブッフェとあるので、2〜3泊なら飽きることなくお食事もできます。特に言葉に不安を覚える方なら、オール・インクルーシブスタイルは安心なので、予約時に確認をしておくのをお勧めします。
写真:藤谷 愛
地図を見るカンクンからは日帰りバスツアーが多く催行されています。その中でも一番人気は、やはり1988年に世界遺産に登録された「チチェン・イツァー(Chichen-Itza)」でしょう。特に「エル・カスティーヨ」と呼ばれるピラミッドは、カレンダーの役割も果たしており、春分の日と秋分の日には、「ククルカン」と呼ばれる蛇の形をした神が影となって姿を現す、神秘的な光景も見ることができます。
そのほか、天文台や生贄の心臓を抉り出して供えた神殿跡、財宝や人間(!)を放り込んだセノーテ、古い球技場跡など、見所はたくさん。科学と神話という、相反するものが同じ場所に共存していた興味深い遺跡でもあります。
写真:藤谷 愛
地図を見る遺跡もビーチも同時に楽しみたい方には「トゥルム(Tulum)」がお勧めです。11世紀から16世紀にかけてこの地に存在していた城塞都市で、後述する海洋公園とセットでツアーが組まれることの多い遺跡です。
この遺跡群には、多くの観光客が訪れるのですが、廃墟の美と共に遺跡の下に広がる小ぢんまりとした美しいビーチを楽しめるのが人気の秘密です。遺跡の下に広がるカリブ海の青さは見ると、ついつい泳ぎたくなってしまいます。水着とホテルからタオルの持参を忘れずに!
写真:藤谷 愛
地図を見るカンクンからトゥルム遺跡の間には「シェルハ(Xel-Há Park)」と「シカレ(Xcaret)」という二つの海洋公園(自然の地形を利用した大きなアミューズメントパーク)があり、二つの施設ともショーやシュノーケリングで行う川下りを楽しめます。アクティビティーはたくさんありますが、特にお勧めしたいのが「シェルハ」の川下りです。
シュノーケルセットを装着し、森林内を流れる河川のスタート地点へ。流れに任せ、淡水シュノーケリングを楽しんだり、川の岩場で休んだり、ターザンのように飛込みを楽しんだりできます。また、コースには透明度の高い洞窟内の渓流もあり、差し込む光で青や緑に輝く水中の景色は必見!コースに沿って景色や水中生物も変化する1時間以上の探検は大人でも夢中になる楽しさです。
「シェルハ」では入場料にシュノーケルの道具代やシャワー&ロッカー、タオルに加え、飲食代も含まれているので、水着さえあれば快適に過ごせる施設です。
写真:藤谷 愛
地図を見るシカレ海洋公園ではメキシコの歴史や文化を紹介する大掛かりなショーを観ることができます。
チチェン・イツァーの競技場にもあるサッカーに似たスポーツ(写真の彫刻のリングにボールを通す)を演じたり、スペイン軍の侵攻を描いたり、その時代時代の衣装を紹介したりとショーの内容には歴史から風俗まで多様な要素が含まれています。
ホテルからの日帰りバスツアーでも、夜までゆっくりと時間があるので、十分に楽しむことができるでしょう。
今回紹介した遺跡や海洋公園はレンタカーやローカルバスなどで個人で行くことも可能ですが、ホテルのコンシェルジュデスクで気軽に予約ができる日帰りツアーにも必ずと言っていいほど含まれています。また、どうしても日本語のツアーを希望する場合には現地の日系旅行会社も各所へのツアーを催行しているので、渡航前に問い合わせをすることをお勧めします。
メキシコと言えば危険なイメージもありますが、カンクンは観光特区として安心して滞在できるエリアです。「子連れリゾート」を満喫している観光客も多いので、ぜひお子さんと一緒に美しいカリブ海での休日を楽しんでください。
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(2023/11/30更新)
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