ノルウェー・リーセフィヨルドの拠点「スタヴァンゲル」は、白壁にお花が映える港町

ノルウェー・リーセフィヨルドの拠点「スタヴァンゲル」は、白壁にお花が映える港町

更新日:2016/02/24 13:03

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家
ノルウェーの醍醐味は、西部海岸に広がるフィヨルド風景。5大フィヨルドのひとつ、海面からそそり立つ600メートルの断崖絶壁で知られるプレーケストーレンがあるリーセフィヨルドの観光拠点となるのが、今回ご紹介するスタヴァンゲルの町。

1970年代、北海油田の基地として急速に発展したノルウェー第4の都市で、旧市街は白で統一された古い家並みが続き、港沿いにはカラフルな建物が建ち並び、魚市場が賑わいます。

白い板壁で統一された美しい旧市街!色とりどりのお花が映える町並み

白い板壁で統一された美しい旧市街!色とりどりのお花が映える町並み

写真:Hiroko Oji

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ノルウェーの西部海岸線に位置する、第4の都市スタヴァンゲル(Stavanger)。リーセフィヨルド(Lysefjord)への拠点としてたくさんの観光客が訪れる港町で、港の西側に広がるのが旧市街です。

旧市街の風情ある石畳の路地両側には、白い板壁で統一された家並みが続きます。それだけでも美しい町並みなのですが、白い色に映えるように、赤や黄色、青、紫、ピンクといった色とりどりのお花が咲き誇り、とっても鮮やか!建物は17世紀から18世紀にかけて建てられたものがほとんどですが、現役で使用されていて生活感も伝わってきます。庭にはお花が溢れ、窓辺や玄関そばには可愛らしいオブジェや植木鉢が置かれ、住人が大切に守り続けている旧市街。住んでみたくなる衝動に駆られてしまいます。

石造りの堂々たるスタヴァンゲル大聖堂

石造りの堂々たるスタヴァンゲル大聖堂

写真:Hiroko Oji

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ブレイア湖を見下ろす小高い丘の上に、1125年、スタヴァンゲル大聖堂が建てられ司教座がおかれました。現在の教会は石造りのどっしりしたものですが、1272年に火災にあったため、ゴシック様式で再建されたものです。内部の説教壇は1650年、また、美しいステンドグラスはアンドリュー・スミスによって1957年に造られました。コンサートが開かれることもあり、運が良ければその練習風景も見ることができます。

市立公園の前に広がるブレイア湖

市立公園の前に広がるブレイア湖

写真:Hiroko Oji

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旧市街から南へのストランドゲイト通りを進んでいくと美しい湖、ブレイア湖が見えてきます。湖畔には市立公園が広がり、市民の憩いの場になっています。周囲を一周できるように遊歩道が設けられ、所々にベンチや像が置かれ、心和む一帯になっていますので、ここでゆったりしたひとときを過ごすとよいでしょう。

カラフルな建物が建ち並ぶ港沿いは華やかで和やかムード

カラフルな建物が建ち並ぶ港沿いは華やかで和やかムード

写真:Hiroko Oji

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カラフルな北欧風の建物や白い板壁の建物が建ち並ぶ港沿いには、ホテルやレストラン、様々なショップが入り、観光客で賑わっています。通りの石畳の上には、羊や子どもたち、荷車をひくおじさまなどの銅像が所々に置かれているのも、散策の楽しみのひとつとなります。坂道の上にある見晴らしの塔からは、町を見渡す良い眺め!足元には、昔に設置された大砲が海に向かって残されています。

なお、リーセフィヨルドツァーの船が出るのはこちらなのですが、ベルゲンやタウ(Tau:リーセフィヨルドへのハイキングの時に利用する小さな町)を結ぶフェリーを利用する場合は、この漁港ではなく、800メートル程東方向に行ったところのフェリー乗り場です。ややこしいかもしれませんが、どうぞお間違いのなきように!

港町ならではの魚市場

港町ならではの魚市場

写真:Hiroko Oji

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港沿いにはカラフルな建物が建ち並ぶのですが、その一角、大小の漁船がたくさん浮かぶ辺りには、ガラス張りの三角屋根を持つ建物が目を引きます。その中に入っているのが、魚市場。朝早くから賑わっていて、威勢のいいおじさまやおばさまが、魚を売りさばいています。また、新鮮な魚介類を使ったサンドイッチなども売られているので、ちょっとした食糧調達にも重宝します。夕方にはすっかり売り物は無くなってしまうほどです。

いかがでしたか?

ノルウェー5大フィヨルドの一つ、リーセフィヨルドにお出かけするのに格好の宿泊地・スタヴァンゲルの町をご紹介しました。

スタヴァンゲルには、鉄道駅があって列車移動も便利なのですが、ベルゲンから船便もあって、ハウゲスンなどの美しい港町に寄りながら移動するので、ノルウェー海の素晴らしい風景が楽しめます。時間に余裕があればこの船便を、また、時間がない場合、空港が近くにありますので、ベルゲンやオスロから飛行機で入ることもできます。交通の便が良いので、ぜひ訪れてみて下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2006/08/07−2006/08/09 訪問

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