高知の山間を車で走っていると、すぐにここだとわかる白い特徴的な外観。その名も「雲の上のホテル」と、一度見聞きしたら忘れないようなインパクトがあるホテルです。
このホテルに泊まりたいから高知へ観光に来る人もいるくらい、特徴的で洗練されたデザインは、新国立競技場のデザイン案が採択された話題の建築家、隈研吾氏によるもの。
飛行機の翼をイメージした外観に魅了されながらエントランスから中に入り、部屋へと案内されると、個性的でありながらとても落ち着く雰囲気の部屋に、再度心を揺さぶられます。
今回の部屋はロイヤルルーム。雲の上のホテルでも1日1組限定で宿泊できるメゾネットタイプのスイートルームです。さしずめ秘密の部屋の趣がある扉を開けると、1階にダイニングルームがあり、階段を降りていくと、四万十川の支流の流れを見渡せる大きな窓があるベッドルーム。内装には地元産の木材をふんだんに使用し、洗練されたデザインのインテリアが大人の雰囲気を醸し出しています。
また、夜になれば月灯りや今にも空から降り注ぎそうな星空を眺めながら、お洒落なバスタブに浸かり心身共にリフレッシュできる至福のリラックスタイムを堪能できるお部屋です。
隠れ家宿に欠かせないものと言えば温泉。源泉かけ流しの、通称「美人の湯」と呼ばれている温泉が迎えてくれますが、雲の上のホテルの魅力はそれだけではありません。
四季の自然に囲まれた施設の周辺を散歩すると、身体全身にセラピーリフレッシュすることができますし、リゾート気分が味わえる本格的なプールも設置されています。そして目玉は、ホテルに併設されたギャラリー。内外装に町内産木材をふんだんに使用した約170m²のスペースには、各種展示・イベントなどが不定期で開催されています。ロイヤルルームはギャラリーの中にあるため、ぜひじっくり見たいスポットです。
高知県を観光する楽しみと言えば、“食”を忘れてはいけません。鰹のタタキをはじめとした地元の旬の食材と日本酒をクイッといけば、それだけで満足できてしまうほど豊かな食文化が根付いています。
しかし、雲の上のホテルの目玉はそれだけではありません! 200gのステーキに使われている肉は、和牛年間出荷量の僅か0.2%しかない”土佐あかうし”。旨みを蓄えた赤身とサシ(霜降り)のバランスの良さが特徴で、口に入れるととろけるほど柔らかくてヘルシー……食とお酒がついつい進んでしまいます。
高知県は坂本竜馬ゆかりの地など歴史名所がたくさんあり、海・山・川の豊かな自然も訪れる観光客を楽しませてくれる場所です。
そんな高知の山間部にひっそりと佇みながら、確かな存在感を放っている雲の上のホテル。市内観光を終えてから向かうのも、スケジュールに余裕のある方は連泊してホテル内でゆっくり過ごすのももちろんおすすめ。
都会の喧騒を離れ、自然豊かな山の中のデザイナーズホテルで贅沢な時間を味わってみませんか。
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