明治23年、外国人技師の指導により、当初は札幌製糖会社の工場として建設されました。その後、買収、修繕を経て1987年にサッポロビール博物館として開業。リニューアルを行いながらも当時の姿は大切に保存され、今では後世に残すべき貴重な建築物として北海道遺産に選任されています。
明治の面影を残す赤煉瓦の建物は、オレンジ色の明かりが灯る夕暮れ時が特に美しくおすすめ。タイムスリップしたかのような気分に浸れますよ。
サッポロビール博物館内には、日本のビール産業とサッポロビールの歴史を伝える展示物が置かれています。その展示物のひとつ超巨大な煮沸釜(ウォルトパン)。大人の身長の何倍もあるこの釜は、ビールの仕込み時に麦汁を煮沸させるもので、この工程を加えることによりビール独特の苦みと香りがつけられます。
その他、サッポロビールの歴史を伝える懐かしのビール看板や、北海道開拓使のシンボル「北極星」の星を引き継ぐサッポロ生ビール黒ラベルの歴史紹介など、観光客を飽きさせない展示物がたくさん並んでいます。
サッポロビールの広告で使用されたポスターの展示コーナー。明治時代から創業するサッポロビールのポスターは、着物を着た女性の絵が描かれたポスターから始まり、長嶋監督や松田優作、小泉今日子、福山雅治といった数々の豪華なスターがずらり。
若かりし頃の有名人を見ているだけでも楽しく話題が広がります。そして当時の自分を思い出して懐かしむのもいいでしょう。
見学の後はいよいよお待ちかねの試飲タイム。ビールは現在のサッポロビールの主力商品「黒ラベル」と北海道限定販売の「クラッシック」、創業当時の味を再現した「開拓使麦酒」の3種類。それぞれビールの色や風味、苦みが異なりまさに飲み比べを楽しめます。
三種類のセットが500円で個別に注文すると各200円。ビールには、おつまみとしてクラッカーかミニチーズが付いてきますので、どちらか好きな方を選びましょう。
ビールを飲まない人には、北海道限定販売の炭酸飲料リボンナポリンがおすすめ!
ビール博物館の売店でしか買えないものから、白い恋人といった道内定番のお土産まで豊富な品ぞろえ。
面白いお土産として、ビール風味のケーキやチョコ、ゼリーなどビールを使ったお菓子がいろいろあります。ぜひ、見学の最後にお土産探しを楽しみましょう。
サッポロビール博物館のすぐ脇には、ジンギスカンを味わえるサッポロビール園があります。ぜひ、博物館とセットで訪れましょう。
ビール園は予約を入れた方が確実です。特に、18時頃から20時頃は混雑しますので注意が必要です。
サッポロビール博物館の営業時間などは下記MEMO覧を参照してください。
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