JR京都駅から約10分で到着!花園駅エリアの桜名所4選

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JR京都駅から約10分で到着!花園駅エリアの桜名所4選

JR京都駅から約10分で到着!花園駅エリアの桜名所4選

更新日:2016/02/14 17:04

島野 佳幸のプロフィール写真 島野 佳幸 京都写真家、フリーライター

JR嵯峨野線(山陰線)花園駅は、新幹線、在来線、近鉄線奈良線の乗降客で賑わう京都駅と、多くの観光客で訪れる四季の素晴らしい嵯峨野・嵐山(渡月橋)の中間に位置します。京都駅から4駅目で10分少々で到着します。(快速は止まりません)

そんな便利な花園駅の徒歩圏内に桜名所が点在しています。今回は、その中でも特におすすめしたい「法金剛院」、「妙心寺退蔵院」、「龍安寺」、「仁和寺」を紹介します。

法金剛院

法金剛院

写真:島野 佳幸

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JR花園駅出口から徒歩2分で到着できる古寺です。駅出口は、丸太町通りに面しています。交差点を渡って、西(左手)に少し歩くと法金剛院があります。大通りに面したお寺ですが、一歩境内に入ると静かな雰囲気に包まれます。

平安初期の貴族・清原夏野の山荘がお寺になり、その後、大治5年(1130)に鳥羽天皇の中宮待賢門院(たいけんもんいん)が都の西方に極楽浄土を求めて壮麗な伽藍を建立し、法金剛院と号しました。

境内のあちらこちらでも桜が咲きます。特に、重要文化財の木造阿弥陀如来坐像がある本堂前のしだれ桜は、「待賢門院桜」と名付けられており、春に豪華に咲き誇ります。

妙心寺退蔵院

妙心寺退蔵院

写真:島野 佳幸

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妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山で、広大な敷地には46の塔頭寺院が立ち並んでいます。退蔵院はそのうちでも屈指の古刹として知られていて、600年ほど前(1404 年)、室町時代の応永年間に無因宗因禅師を開山として建立されました。応仁の乱で妙心寺とともに炎上しましたが、その後再建されています。

花園駅前から丸太町通りを北東方向に進み、最初に信号を北に上がると、約10分ほどで妙心寺の南総門に着きます。塔頭の退蔵院は、南総門を入って重要文化財の三門の前を西側(左側)に進むとすぐにあります。

退蔵院には、日本最古の水墨画 国宝「瓢鮎図」(模本)のある方丈(本堂)や、狩野元信が作庭した「元信の庭」があります。庭園の「余香苑」の門前に、大きく枝を伸ばした中にしだれ桜の木があります。桜の満開の時期はもとより、桜の時期の終わりころ、木の下の「陰陽の庭」と名づけられた石庭に花びらが敷き詰められる風景は一見の価値ありです。

また、「余香苑」内にも随所に桜が咲いていて、庭のいたるところで桜をのんびり楽しめるところです。特に池の端から見上げる青空に輝く満開の桜は美しいです。

龍安寺石庭

龍安寺石庭

写真:島野 佳幸

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石庭で有名な世界遺産の「龍安寺」は、妙心寺の塔頭(境外)の一つです。妙心寺北総門を出て、北に向かって15分ほど歩くと龍安寺に着くことができます。

宝徳2年(1450年)細川勝元が徳大寺家の別荘を譲り受け、妙心寺の義天和尚を開山とし禅寺に改めて創建されています。白砂に15個の石を配した石庭として有名な方丈庭園は、三方を土壁に囲まれた枯山水の平庭で、「虎の児渡しの庭」とも呼ばれています。

桜の木は、方丈の縁側正面の石庭をはさんで正面に見える「油土塀」と呼ばれる土壁の外側に植えられており、桜の時期になると土壁の上から石庭に張り出すようにして花を咲かせ、観光客が本堂の縁側に列をなして座って観桜します。

龍安寺鏡容池・桜苑

龍安寺鏡容池・桜苑

写真:島野 佳幸

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龍安寺の山門から続く参道の傍ら(西側)にある大きな池は鏡容池(きょうようち)と呼ばれ、境内の南側半分を占めるほどの巨大な池で、平安時代の頃は、貴族が舟を浮かべて遊んだといわれています。

池の中、また、周囲に、3月から4月にかけては、桜はもちろん、雪柳や木瓜(ぼけ)なども咲きます。池越しの衣笠山を借景にした景色も見事で、石庭で感じる龍安寺とはまた違う趣を与ええくれます。池の中では、おしどりや鴨、鷺などがゆうゆうと泳ぎ、桜に彩を与えてくれます。

境内には桜苑もあり、広い境内のあちらこちらで桜の満開を満喫できます。

仁和寺

仁和寺

写真:島野 佳幸

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仁和寺は、真言宗御室派総本山の世界遺産のお寺です。仁和4年(888年)に仁和寺として、宇多天皇が先帝の遺志を継がれ、完成させています。龍安寺から「きぬかけの路」沿いに南西に進んで徒歩10分ほどで到着します。

京都にある五つの五重塔の一つがここ仁和寺にあります。(他の4つは、海住山寺、醍醐寺、法観寺(八坂の塔)、教王護国寺(東寺)です)また、国の重要文化財に指定されている「二王門」は知恩院の「三門」、南禅寺の「三門」と共に京都の三大門とも言われてます。

二王門から入って中門を抜けると右手に五重塔が見えてきます、さらに進むと境内の奥に国宝「金堂」があります。中門内の西側一帯に「御室桜」と呼ばれる桜の林があります。江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれていて、その花見の盛んな様子は江戸時代の儒学者・貝原益軒が書いた「京城勝覧」(けいじょうしょうらん)という京都の名所を巡覧できる案内書でも吉野の桜に比べて優るとも劣らないと絶賛されております。

仁和寺の「御室桜」は、京都市内では遅咲きで知られていて、例年4月中旬、桜見物の最後の花見客が押し寄せ、御室桜の作る桜のトンネルで春を惜しむように桜を愛でています。

JR嵯峨野線

嵯峨野線(さがのせん)は、JR西日本山陰本線のうち、京都駅から京都府南丹市の園部駅までの区間に付けられた愛称です。始発の京都駅から園部駅まで沿線の駅沿いの地域は、歴史、自然、文化施設などに恵まれて、多くの観光客が訪れています。

今回紹介した花園駅を起点に、「きぬかけの路」沿いに位置する仁和寺、龍安寺、金閣寺の世界遺産巡り、あるいは駅から西方向に向かうと、弥勒菩薩で有名な広隆寺、太秦映画村などの散策ができます。また、途中の快速停車駅の嵯峨嵐山駅は、嵐山渡月橋から嵯峨野一帯の観光巡りのスタート駅として大変便利です。

こんなJR嵯峨野線に乗って、桜見物をしながら、のんびり古都の一日を味わってみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/04/13−2015/03/31 訪問

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