那覇から1時間以内で行ける滝!沖縄・八重瀬町「慶座の滝」は意外づくし

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那覇から1時間以内で行ける滝!沖縄・八重瀬町「慶座の滝」は意外づくし

那覇から1時間以内で行ける滝!沖縄・八重瀬町「慶座の滝」は意外づくし

更新日:2016/12/26 17:12

離島 こむのプロフィール写真 離島 こむ 離島ドットコム管理人、沖縄在住サブスリーランナー

沖縄本島の滝というと、那覇から遠い名護市の「轟の滝」や、さらに遠い国頭村の「比地大滝」や「タナガーグムイの滝」が有名ですが、実を言うと那覇から気軽に行ける滝もあります。那覇から車で1時間以内で行ける、沖縄本島南部の東岸・八重瀬町の「慶座の滝」。水落が約25mもある豪快な滝ですが、とても意外な場所にあります。しかもその滝はただの滝ではない!?那覇を起点とした南部観光の新しい目玉になりそうな場所です。

平和祈念公園に近いのにほんど知られていない「慶座の滝」

平和祈念公園に近いのにほんど知られていない「慶座の滝」

写真:離島 こむ

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那覇から車で40〜50分。沖縄本島南部の東岸・八重瀬町に「慶座の滝」はあります。平和祈念公園がほど近い場所なので、南部観光の際に立ち寄りやすい滝です。しかもその水落は約25mとかなりのスケール。大きな直爆のあとに段爆になる表情豊かな滝で、そのまま海に流れるという沖縄でも珍しい滝です。

しかしこの慶座の滝の知名度はとても低く、ほとんど知られていません。その滝がある「慶座絶壁」なら地図にも載っていますが、滝の存在は記されていません。その理由は滝がとても意外な場所にあり、そして意外な正体だから。はたしてその場所とその正体は?

この道通っていいの?でもその先に滝も絶壁も!?

この道通っていいの?でもその先に滝も絶壁も!?

写真:離島 こむ

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慶座の滝へも慶座絶壁へも同じ道を通っていきますが、その入口部分に立つと「この道通っていいの?」と思ってしまいます。それはゴルフ場の中へ入っていくかのような道だからです。そもそもこの入口まで行くのも分かりにくく、案内などは一切ありません。

まずは本島南部を周回する国道331号線の「与座バス停」へ行き、近くの海側の脇道へ入ります。国道507号線から来るとこのバス停の先を左折、平和祈念公園側から来るとこのバス停手前を右折して細い道へ入ります。交差点ではなく信号もないのでとても分かりにくいです。その後はゴルフ場「サザンリンクスゴルフクラブ」の脇の道を直進。ゴルフ場を常に左に見ながら進み約1.7km。ゴルフ場への道と思わせる入口ポイントまでたどり着けます。

ちなみにその入口から先の道はもちろん自由に通行可能です。よく見るとその道の脇にはゴルフ場との境界となるフェンスもありますので、フェンスを越えなければ問題ありません。ゴルフボールが飛んできそうでちょっと怖いですが(笑)。

崖上から海まで降りられる遊歩道!そして脇には謎の水路

崖上から海まで降りられる遊歩道!そして脇には謎の水路

写真:離島 こむ

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非舗装の脇道を進むと車が何台か停められるスペースに出ます。するとその先に手すりと遊歩道のようなものが見えますので、そのままその遊歩道に入って海側を目指します。この遊歩道は崖上から海まで降りることができますので、断崖絶壁ばかりの海岸線だけに数少ない海までの道ということになります。そして見上げると巨大な壁の「慶座絶壁」。もの凄いスケール感の絶壁を望めます。また海も干潮時はかなりの範囲が干上がりますので、磯狩りなどもできる場所です。

そしてその遊歩道の脇を見ると、なにやら水路のようなものがあります。まさか?と思って遊歩道の先に進み、振り返ってみるとその正体が!?

滝の正体は自然と人工のコラボレーション!

滝の正体は自然と人工のコラボレーション!

写真:離島 こむ

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慶座の滝の正体はなんと!水路の水でした。川がない断崖絶壁で何故「滝」があるかというと、この水路からの放水が滝の正体でした。正確には「国営慶座地下ダムの余剰水の放水」で、日量5千〜1万トンもの地下水が溢れて滝になったとのこと。でもこの慶座絶壁エリアには、もともと琉球石灰石の隙間を水が通ってできた小さな滝が点在。そこに今回の余剰水が加わって1本の大きな滝になりました。

つまり完全な人工の滝というわけではなく、自然と人工がコラボした滝ということになります。ただし地下ダムから農業用水などとして取水を行った場合、放水される水量が減って滝がなくなる場合もあるとのこと。でも地下ダムが完成して2016年で15年以上が経過しますが、今なお慶座の滝は健在です。

海まで降りて下から滝を見よう!おすすめの滝の楽しみ方

海まで降りて下から滝を見よう!おすすめの滝の楽しみ方

写真:離島 こむ

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慶座の滝は、崖の石灰岩からわき出す滝も合わさってできたものなので、その名残が海の近くに今なおあります。崖上からの遊歩道で海まで降り、岩場を伝って行けば滝の水落直下まで行くことができます。水落の序盤は地下ダム放水によるものらしく1本の「直爆」ですが、その途中から湧き水も加わって段々に水落する「段爆」になります。それらを合わせて25mもの豪快な水落になるというわけです。

海に落ちる段爆部分には石灰岩からわき出した滝の名残があって、水落も様々な表情を見せてくれます。慶座の滝は上から見るだけではなく、海まで降りて下から見るのがおすすめです。ちなみに段爆部分の水落はとても緩やかなので、水遊びも楽しめます。また水質もあくまでダムの放水なので、安心して水遊びができます。

慶座の滝は本島南部観光の新しい目玉になりそうな予感!?

意外な場所に意外な理由でできた慶座の滝。しかも直爆だけではなく段爆など、様々な滝の表情を望むこともできます。何より那覇市街や那覇空港から片道1時間以内で見に行くことができる気軽さ。とかく滝は森の奥深くにある印象ですが、ここは滝上まで車で行ける手軽さが魅力です。ツアーに参加する必要もありませんし、普段着のままで見ることもできます。

これほどのスケールの水落を、気軽に見に行くことができる滝はなかなかありません。しかも平和祈念公園やひめゆりの塔などの本島南部の観光名所にもアクセスしやすいロケーション。「慶座の滝」は、那覇を起点とした南部観光の新しい目玉になりそうな予感がします。行くならお早めに!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/30 訪問

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