写真:かのえ かな
地図を見る仙人堂の最寄り駅は、陸羽西線の高屋駅です。新庄駅からで約30分の場所にあります。
山小屋のような小さな待合室がポツンとあるのが特徴です。ちなみにこちらの駅、秘境駅としても人気があります。『山形県の鉄道輸送』平成26年度版によると、近年の1日当たりの乗車人員は1.1人となっています。
写真:かのえ かな
地図を見る高屋駅から乗車する人は1日1〜2人でも、降車する人はチラホラと見かけます。といいますのも、こちらの高屋駅は仙人堂の最寄り駅ということから「縁結びステーション」と呼ばれているためです。
昔ながらの駅看板をモチーフにしたこちらの看板は、高屋駅前にあります。最上川もよく見える場所にあることから記念撮影のスポットして人気です。訪問した際は、ぜひ写真撮影しましょう。
写真:かのえ かな
地図を見る「縁結びステーション」の看板そばに、乗船受付場があります。仙人堂に行くためにはこちらの船で最上川を渡らなければいけません。乗船前に手続きを済ませておきましょう。万が一こちらで手続きできなかった場合は、乗船後に料金を支払います。
乗船受付場のそばには広々とした駐車場もあります。車で訪問した方にも便利な立地です。
■仙人堂直行の渡し船 大人料金500円(往復/税込)
写真:かのえ かな
地図を見る高屋駅の右手にある下り坂を2分ほど歩くと、最上川の川岸にある乗船場に着きます。乗船場は、縁結びパワースポットである仙人堂へ続く乗船場なので「縁結びのり場」と呼ばれています。
写真:かのえ かな
地図を見る縁結びのり場までの道は、写真のようになっています。実際に縁結びのり場まで行った人は、あまりに自然のままの姿をした乗船場に驚くかもしれません。
それもそのはず、こちらの乗船場、この素朴さからファンの間では「日本一素朴な何もない乗船場」なんて呼ばれ、親しまれているんです。
でも、余計な飾りなんて必要ありません。雄大な最上川の流れと、松尾芭蕉も惚れ込んだ山々があれば充分。そう思わせてくれる魅力があります。
写真:かのえ かな
地図を見る豊かな自然を満喫しながら最上川を渡ること2〜3分。仙人堂がある対岸に到着します。船を降りたら目の前に石段があり、その先には仙人堂の鳥居がお出迎えしてくれています。
写真:かのえ かな
地図を見る舟を降り、鳥居をくぐると、深い緑の樹木に包まれた神秘的な空間にたどり着きます。豊かな自然が生み出す清らかな空気と最上川の清流音が織りなすリラックス効果はバツグン!パワースポットと呼ばれるのも納得です。
写真:かのえ かな
地図を見る仙人堂へ参拝する前に、まず身を清めましょう。一般的な手水舎とは少し違う仙人堂の手水舎では、「仙人堂の銘水」と呼ばれる湧き水が使われています。
こちらの銘水、なんと松尾芭蕉や源義経も飲んだことがあると言い伝えられています。そんな水を使って身を清められるなんて、贅沢ですね。
もちろん飲み水としても美味しいと評判で、NHKなどマスコミでもたびたび紹介されています。また、仙人堂のそばでは「仙人堂わき水コーヒー」も販売されています。こちらも絶品と人気です。
写真:かのえ かな
地図を見る緑のトンネルをくぐり抜けた先に、仙人堂があります。仙人堂は縁結びパワースポットとしてだけではなく、歴史的な価値が高い場所としても知られています。始まりは、源義経が頼朝に追われ奥州平泉へ行く途中、ここで体を休めたことです。
その後、義経の従者(常陸坊海尊)が約800年前に仙人堂を建立したとされています。
(ちなみに常陸坊海尊が90歳まで健在だったことから、仙人堂は長寿の神社ともいわれてます)
写真:かのえ かな
地図を見る後には「奥の細道」で知られる松尾芭蕉がもこの地を訪ね、歌を詠みました。水が綺麗な場所は歴史や文化が育まれるので、仙人堂にこうした歴史的人物が立ち寄るのもうなずけます。歴史探索が好きな人にも、おすすめの場所です。
写真:かのえ かな
地図を見る縁結びの祈願に来た女性に人気なのが、仙人堂の名物「縁結び切符」。良縁や片思いの成就を、離れた場所でも仙人堂が願ってくれる「恋のお守り」です。
カップルや夫婦の場合は縁結び切符を2枚買って、きっぷの裏面に相手へのメッセージを書いて渡すのがおすすめ。お互いへの想いを書いた同じ切符を、お揃いでお守りにすると、仙人堂パワーでますます仲が深まりますよ。
■縁結び切符:200円(税込)
仙人堂へ渡し船で行くだけでなく、最上川の自然をもっと堪能したい人は、60〜70分で行ける舟下りプランがおすすめ。なお、仙人堂に立ち寄れる最上川舟下りを観光しているのは、「義経ロマン観光」のみとなっています。
案内してくれるスタッフは皆、地元を愛する人ばかり。爽やかな笑顔と軽快なトークによるガイドは、観光客に大人気。旅の素敵な思い出になること間違いなしです。
中でもガイド歴40年の社長は、『芭蕉と最上川』や『夢のまた夢を叶える仙人堂の縁結び力』(2016年3月発売予定)という本も書いてしまうほど、仙人堂や最上川への熱い愛情を持っていることで有名です。訪問時に会えたら、ぜひお話ししてみることをおすすめします。
■乗船料金(通常コース)
大人1.900円 小人(小学生)950円
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(2023/12/2更新)
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