展望台の入口となる道の駅サロマ湖は、国道238号線沿いにあります。物産館みのりが併設され、海産物だけでなく、農産品や工芸品などお土産が充実しています。またファーストフードコーナーでは、ホタテの浜焼きなども味わえます。
道の駅の左側の階段を登った先から、サロマ湖展望台までの登山道はスタートします。幌岩山登山遊歩道は、木の丸太で足場が組まれて歩きやすく整備されて、急な岩場があるわけではないため、森林浴を楽しめる遊歩道です。途中の傾斜がやや急な場所には、「廻り道」と書かれたう回路がありますが、悪路で遠回りのためお勧めではありません。
残り距離数を表示する案内板が設置されていたり、黄色、紫の花やキノコが生息していたりするので、退屈しないで森の中を進んでいけます。
早い人なら30分で登ることができ、頂上に着くと大きな木製の展望台が現れます。
階段を上った屋上の開かれた空間は、遮るものがなく、サロマ湖の全貌を見渡せます。またサロマ湖とオホーツク海を隔てる砂洲が長々と伸びているのが確認できます。
サロマ湖の湖面の青、オホーツク海の青、そして空の青が広がります。さらに右の遠方には、知床連山の姿も。
こちらが、サロマ湖一望のパノラマ写真です。
無料の望遠鏡を覗くと、右のワッカ原生花園から伸びた砂洲と、左の龍宮台がある三里浜キャンプ場側の砂洲の間にある、サロマ湖とオホーツク海がつながった湖口も確認できます。
展望台階下のシルバー扉を開けると、展示・休憩スペースになっており、室内からサロマ湖の眺望が楽しめます。
なお冒頭タイトルの「サ・ローマの休日」は名画「ローマの休日」にかけた、佐呂間町の観光ポスターのキャッチコピーで、この展示室内に絶景ポスターが掲示されています。
キムアネップとは、アイヌ語で「山・ほそ長い・もの」を意味します。
キムアネップ岬は、サロマ湖の東南部に突き出した半島で、サロマ湖に沈む夕陽を望める絶景スポット。道の駅サロマ湖から車で約15分の場所です。岬に無料のキャンプ場があり、その先に約1キロメートルの遊歩道が整備され、初夏から秋にかけてハマナスやエゾスカシユリ、ミヤコグサ、ヒオウギアヤメなどの花が咲き乱れます。
手前に広がる湿地帯はサンゴ草(アッケシソウ)群生地になっています。サンゴ草はアカザ科に属する一年草で塩分の多い湿地に生え、高さは10〜20センチメートル。秋に紅葉してサンゴのように見えるためそう呼ばれます。9月の中旬から下旬にかけて、辺り一面が真っ赤な絨毯を敷き詰めたように染まります。
道の駅サロマ湖からキムアネップ岬へ向かう途中の国道238号線沿いに、北勝水産の本社工場があり、直売店が併設。カニ、エビ、ホタテなど海産物や加工品を販売しており、発送も可能です。サロマ湖展望台を訪れた際は、ぜひあわせて寄りたいスポットです。
このイートインコーナーでお薦めが帆立バーガー390円(税込)。帆立のフライ3つが入りタルタルソースの味付け。
そして、ホッキ貝刺身300円(税込)とともに、ほたて刺身180円(税込)も新鮮でお薦め。どちらも貝に乗ったまま並んでいます。
サロマ湖展望台までのアクセスは、登山以外に、約5キロメートルのダートの細い林道を車でも可能です。ただし観光バスなどの大型車は通れません。
サロマ湖とオホーツク海を隔てる砂洲に広がるワッカ原生花園は、車では通行できません。ネイチャーセンターなどで自転車をレンタルし、龍宮街道を進むのが良いでしょう。6〜7月の初夏には、色とりどりの花が咲き乱れます。オホーツク海側のメノウ海岸で、波の音を聞きながら綺麗な石を探すのもお薦め。
また、反対側の砂洲・三里浜には龍宮台展望公園があります。この三里浜キャンプ場から先は、車両通行止めで先へ進めませんが、展望台からは、幅約100メートルの砂洲両脇、左にオホーツク海と右にサロマ湖の景色を望めます。
サロマ湖とオホーツク海の雄大なパノラマをぜひ楽しんでください。
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(2023/11/29更新)
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