写真:橘 凛
地図を見るバルセロナの地下鉄Espanya(エスパーニャ)駅で下車し、地上に上がるとすぐにわかるのが、闘牛場をリノベーションして造られたショッピングセンター・Las Arenas(ラス・アレナス)と、ベネチア風の巨大な塔2本。その奥に宮殿のように鎮座しているのが、カタルーニャ美術館です(写真参照)。この一見歴史深い美術館は、実は20世紀の建造物。1929年のバルセロナ万博を記念して造られたものなのです。夜間はライトアップされて、市内でもひときわ目立つ存在です。カタルーニャ美術館前にあるのがマジカ噴水。美術館と同じ時に造られた築100年近い噴水で、噴水ショーは当時の万博を華やかに彩りました。
週末、あたりが薄暗くなってくると、人々が集まり始めます。マジカ噴水ショー目当ての人達です。
写真:橘 凛
地図を見るマジカ噴水はかなり大きく、想像以上に迫力があります。近づきすぎると、しぶきでずぶぬれになってしまうので要注意。屋外にあるので、もちろん無料で、市民や観光客の憩いの場となっています。大音量でかかる音楽は、季節に合わせたものやクラシック、ポップスなどジャンルも様々。音楽に合わせて歌い踊る人々も見られます。暗くなるにつれ、光の彩が映え、音楽との調和がとても幻想的です。ハイシーズンである夏場のバルセロナは21時過ぎまで明るいので、夕食後の遅い時間に行くのがおすすめ。
注意したいのが、噴水ショーは毎日あるわけではなく、主に週末開催となっています。夏期(例年4月から10月頃まで)は、木曜〜日曜の21時から23時半、冬期(例年11月から3月頃まで)は、金曜・土曜の19時から21時となっています。詳しいスケジュールは公式ウェブサイトで確認できるので、訪問日に合わせてチェックしましょう。
写真:橘 凛
地図を見る開催時間中は30分ごとに行われる噴水ショー。近くで観て楽しんだ後は、ぜひ、カタルーニャ美術館への階段・エスカレーターを昇ることをおすすめします。高台にあるカタルーニャ美術館からは、バルセロナの山側の夜景が一望できます。このあたりはモンジュイック(ムンジュイック)の丘と呼ばれる一帯で、とても見晴らしが良いのです。バルセロナは、海と山の距離が近く、豊富な自然に囲まれた街。階下には、形も様々、色とりどりの噴水が上がり、とても綺麗です。きっと、バルセロナでの忘れられない夜になるでしょう。
写真:橘 凛
地図を見るバルセロナといえば、言わずと知れた建築家ガウディの街。
夜はライトアップされて、こちらもまさにマジカルな雰囲気になります。マジカ噴水からの行き帰りには、ライトアップされたガウディの建築群を観て回るのがおすすめです。写真はカサ・ミラ。他にもサグラダ・ファミリア、カサ・バトリョなど、流れるようなラインのガウディ建築が闇に浮かぶ様は、昼以上に美しいと評判です。
気をつけたいのが安全対策。マジカ噴水・ガウディの建築群ともに観光地なので、夜間でも人通りは多いのですが、危険を感じたらすぐにホテルに戻るなど、身の安全対策は怠らないようにしてください。
世界的にはあまり知られてはいないものの、ツアーバスもやって来るほどの人気を誇るマジカ噴水。噴水ショーは思わず魅入ってしまうので、気付けば長い時間が経ってしまうくらいです。
昼間の明るいイメージが強いバルセロナですが、滞在時間があるのであれば、ぜひ夜の観光も加えてみてください。きっと違う顔を持つバルセロナを知ることができるはずです!
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(2024/12/3更新)
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