「湯葉まん」に舌鼓も!京都・知恩院で趣たっぷりの坂を巡る

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「湯葉まん」に舌鼓も!京都・知恩院で趣たっぷりの坂を巡る

「湯葉まん」に舌鼓も!京都・知恩院で趣たっぷりの坂を巡る

更新日:2016/02/25 15:00

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ アマチュア写真家

京都、知恩院。
東山に建つこの寺の三門の前に立てば、そのスケールの大きさに圧倒されるはず。
また、大晦日の勇壮な除夜の鐘の行事をテレビなどでご覧になった方もあることでしょう。
そんな豪壮さを持ちながらも、大伽藍の中は石畳が敷かれて歩きやすく、木々も豊かで穏やかな空気に包まれています。山の形状を利用して造られた坂が、それぞれ異なる風趣をもつ知恩院。そんな坂を撮影ポイントも交えながらご紹介します。

我が国最大の楼門

我が国最大の楼門

写真:万葉 りえ

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法然上人の教えを伝える寺があるのは、京都・東山の山すそ。

国内で最大といわれる三門のところから奥が知恩院と思われるかもしれませんが、知恩院の新門や古門が建つのはもっと離れた東大路通の近くになります。それらの門の辺りから山のほうへ向かって、知恩院に関係する建物が続いているのです。

新門から三門へは、広くなだらかなのぼりの道。「お念仏のふるさと」といわれる寺へつながるこの道の名は「智慧の道」。緑多いこの道では、四季の移ろいを感じながらゆったり進んでいきましょう。

神宮通ごしに三門が建つところまで来ると、この三門の大きさが実感できるはずです。

京都のB級グルメに推薦したい「湯葉まん」

京都のB級グルメに推薦したい「湯葉まん」

写真:万葉 りえ

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この三門は、国宝建造物。
近づきすぎると写真に納まりきれないので、神宮道の手前で全体像をとらえておくのがポイントです。

さて、この神宮通を渡る手前に三門亭とよばれるお土産品を扱っている建物があります。その隣に設置されたテントでも食べ物が売られており、一息つくのに便利になっています。そこで小腹がすいた方にお勧めしたいのが、京都らしさが味わえる湯葉まんです。

湯葉は、京野菜や豆腐、漬物などと並ぶ京都を代表する食材。懐石料理などによく用いられていますし、湯葉料理のコースなどを提供する店もあります。

その、ちょっと高級感がある食材もこんな形になるととても気軽にいただけます。具として湯葉が折り込まれてはいっており、お肉のジューシーさもありながら、湯葉のおかげであっさり感も。おなかにもたれることなく、知恩院めぐりの前の腹ごしらえにぴったりです。

誰が名付けたのか、男坂と女坂

誰が名付けたのか、男坂と女坂

写真:万葉 りえ

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山門を過ぎてそのまままっすぐに上の伽藍へと向かえるのが、通称男坂と言われている石段です。

石段の数はそれほど多くないのですが、石段の一つ一つがけっこう大きめ。
しかし石段は大きくても、石段の踊り場や上から振り返ってみる三門の景色は、知恩院で見ていただきたい景色の一つです。

そんなに高い場所まで上がったわけではないのに、木々と三門の向こうには京都の町が広がります。ここで写真を撮るなら、奥行きを感じさせる縦構図がおすすめです。足元が安全な場所でカメラのレンズを向けてくださいね。

しかし、レンタル着物を着ていたり足元が不安な方は、男坂の右にある坂へどうぞ。

こちらは、冬は大ぶりの椿、春はつつじなどが彩りを添える女坂。なだらかな傾斜なので和装の足元でも安心です。
坂の途中で写真を撮られる場合は、坂の端のほうに寄りましょう。他の方の邪魔になりにくいし、花の状態によっては咲いている様子も画面に入れることができます。

時代劇をほうふつとさせる、黒門と北門

時代劇をほうふつとさせる、黒門と北門

写真:万葉 りえ

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スケールの大きな三門に人々の視線が集まりますが、実は知恩院は北側にもう一つ人が通れる門を持っています。
それが、青蓮院門跡のほうに建っている黒門です。

石段と白壁が曲がりながら上の北門へと至るまでの道筋は、まるで時代劇の1シーンに出てきそうな雰囲気を持っています。

こちらの門や坂はあまり知られていないのですが、近ごろ多くなっている着物姿で来た方にも写真を撮るのにお勧めしたい場所です。

三門と合わせた記念写真となると、人物がとても小さく写ったり、三門が画面に入り切れないことが多いようです。しかし、黒門も北門も山門と同じように歴史を感じさせてくれる木造の門ですが、人物と合わせても撮りやすい大きさになっているのです。

ほかの観光の方の迷惑にならないように気を付けて、お寺という祈りの場であることをわきまえて、思い出に残る1ショットを。

静かな御廟にいたる白壁の坂

静かな御廟にいたる白壁の坂

写真:万葉 りえ

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男坂や女坂を上ってくると、上は広く平たんになっており、石畳も敷かれて歩きやすくなっています。
まず、大きな御影堂(2019年まで修理中)が目に入ってくることでしょう。ここが、方丈や御堂など多くの建物が集まる知恩院の中心ともいえる場所です。

大晦日の行事で見る大鐘楼へは、右手にある宝佛殿の横から行けるようになっています。東山の深い木々の重なりの下、苔むした石段が大鐘楼へとつながっています。

ここにある大鐘が鳴らされるのは、法然上人の恩忌大会(4月)と大晦日だけに限られています。大晦日には、親綱に一人、そして子綱を十六人という人数で引いて鳴らすという大鐘。高さは3.3m、重さは70トンもあり、寛永13(1636)年に造られています。
写真撮影をされる場合は、鐘の大きさがわかるように画面に人物を入れてみてはいかがでしょうか。

知恩院のなかでも高く静かな場所にあるのが、法然上人の御廟です。
最後にご紹介する坂は、その御廟へと至る大変風情を持った参道です。

なだらかな石段の両側には白壁が続き、大きく育った木々が壁の向こうから枝を伸ばします。柑橘の実をたわわにつけた枝は重そうですが、こうやって白壁の向こうからそれぞれの四季を感じさせてくれます。
一段一段上がるごとに穏やかな気持ちになっていけそうな、清らかな空気が参道を包んでいます。

並んで建つ、「そうだ京都、行こう」で紹介された寺

知恩院では、千畳敷と言われるほどの広さを持つ法然上人御堂や、方丈の中などを見て回れるようになっています(一部有料)。また、旅のガイドブックにも取り上げられることのある「知恩院の七不思議」も、堂内に説明されています。

JRの「そうだ京都、行こう」でも紹介された知恩院。そして、その隣にある青蓮院門跡も青葉の美しさで「そうだ京都、行こう」に取り上げられたことのあるお寺です。(下記MEMO参照)

四条河原町から歩くこともできる距離で、八坂神社を抜けたらすぐ。その上、見応えあるお寺が並んで建っているという好立地!
京都の旅で、ここを見逃してしまうのはもったいないといえるでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。

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