写真:凜風 杏花
地図を見るかつて北前船の寄港地として栄えた粟島。この島にある「漂流郵便局(Missing Post Office)」とは、旧の粟島郵便局を改装し、2013年の瀬戸内国際芸術祭の作品の1つとして、芸術家・久保田沙耶さんによって制作されたプロジェクト型アート作品。
芸術祭の後も変わらず手紙は届き続けて、それを受け付ける「漂流郵便局」の局長は、かつて粟島郵便局で実際に局長を務めていた中田勝久さん。そして局員は、現代美術家で「漂流郵便局」制作者の久保田沙耶さん。
過去、現在、未来を問わず、もの/こと/ひとの何宛でも、届け先の分からない手紙を「漂流私書箱」で預かり、時間の海に漂わせます。そしていつか、その手紙はこの場所にやってくる誰かへとたどり着くかもしれません…。
写真:凜風 杏花
地図を見る郵送する場合は、郵便局のはがきか私製はがき、または漂流郵便局で販売している投函セットのはがきに切手を貼って「漂流郵便局」の住所あてに送ります。
直接届ける方は、開局時間内は漂流郵便局の窓口まで。時間外または局員さんが在局していない時は、入り口左側の「郵便受け」に入れて下さい。
1.送った手紙の返却はできません
2.手紙の著作権は「漂流郵便局」(制作者・久保田沙耶さん)に譲渡して頂きます
3.差出人の住所等は不要です
写真:凜風 杏花
地図を見るいつかのどこかのだれか宛の手紙を読みたい方は、開局時間内に「漂流郵便局」で読むことができます。私書箱の中で漂うたくさんの気持ちを受け止めているうちに、時間の経つのを忘れ…気がつけば、誰かに手紙を書き始めているかもしれませんね。そして、ここではハンカチは必需品です…。
写真:凜風 杏花
地図を見るJR詫間駅から漂流郵便局へは、三豊市コミュニティバス20分で須田下車→徒歩1分で須田港→定期船(1日8便)15分で粟島港。粟島島内に公共交通機関はなく、徒歩かレンタサイクルを利用しますが、粟島港から漂流郵便局までは、のどかな田んぼ道を歩いて10分ほどで到着。
写真:凜風 杏花
地図を見る漂流郵便局に届いた手紙は、個人情報やプライバシーに配慮して修正の上、インターネット、出版物や新聞、テレビ、ラジオ、 映画などで公開することもあります。特に、届いた手紙を収録した書籍はどれも心打たれる内容です。
写真:凜風 杏花
地図を見る粟島を訪れる際には、現在「粟島海洋記念館」となっている国立粟島海員学校跡や、城ノ山から見る瀬戸内海の絶景、海ほたるの観察などもおススメです。そしてひょっとしたら、漂流郵便局の私書箱で漂う「だれかの手紙」の中から、あなた宛の手紙を見つけるかもしれませんね。
住所:〒769-1108 香川県三豊市詫間町粟島1317-2
アクセス:粟島港から徒歩10分
開局時間:第2・第4土曜日 13:00〜16:00
出張開催、時間変更、臨時開局など、詳細はホームページでご確認ください。
※日本郵便株式会社とは関係ありません。
※現在、開催日は不定期となっていますが、手紙は受け付け中です。
2021年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/11/11更新)
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