写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る渉成園は、東本願寺の飛地境内地(別邸)です。周囲に枳殻を生垣として植えたことから、別名、枳殻邸(キコクテイ)とも呼ばれています。また、平安時代前期には、光源氏のモデルと言われている、左大臣源融が営んだ六条河原院の旧蹟という伝承があったことから、源氏物語ゆかりの地とも言われている名園です。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る受付がある西門から入ると、早速、目に飛び込んでくるのが大きな紅枝垂れ桜。真下から見ると、降るように咲き誇る桜は見応え充分!
渉成園の桜の中でも開花が一番遅いため、ここの紅枝垂れ桜が満開でなくても、庭園の桜は満開になっているはずなので、あきらめずに庭園に向かいましょう!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る渉成園には面白い石組みがたくさんあり、大きな紅枝垂れ桜の前には、石橋のような長い切石や石臼、瓦などさまざまな素材の石を組み合わせてできた一風変わった高石垣があります。
単なる石垣と思わず、よーく見てみてください。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るその高石垣を右に折れるといよいよ庭園入り口です。入り口前には1本の古い桜の木があり、昔から庭園を桜が守っているような風情を漂わせています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る池に臨んで建てられた臨池亭を横目に庭園中心部のほうに向かうと、小川を囲むように小さな桜並木ができています。桜並木の奥に見えるのが、傍花閣(ぼうかかく)。渉成園の庭園内では珍しい楼門作りで、個性的な外観をしています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る傍花閣の周辺は桜の木が多く植えられ、満開の時期に行くと建物が見えなくなるほど桜が咲き誇っています。傍花閣の名にふさわしい景色が見られるのは春だけ。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る傍花閣周辺の桜は、ソメイヨシノが多いですが、正面は枝垂れ桜が数本植えられています。枝垂れ桜とソメイヨシノの共演が見られたらラッキー!
写真は4月の第一週目に撮ったもので、枝垂れ桜はすでに散ってしまっています。一番最初に紹介した入り口すぐの紅枝垂れ桜が満開に近いと、傍花閣の前の枝垂れ桜はすでに散ってしまっているので、どちらの景色を選ぶかはあなた次第!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る渉成園のもう一つの魅力ポイントが、京都タワーと桜のコラボ!
写真は、渉成園の中心となる池泉回遊式庭園前の広い庭から撮影したもの。桜とコラボさせるためには、この場所が一番ですが、京都タワーを庭園の背景にしてはっきり撮影したいということであれば、池泉回遊式庭園の中心となっている印月池にかかる侵雪橋から眺めるのがおススメ。
京都の過去と現在がミックスしたような不思議な光景に出会えます。
京都駅から徒歩圏内で行ける京都桜の穴場「渉成園」。京都駅で時間が余ったな〜。もうちょっと京都の桜を堪能したい!という人は、ぜひ足を運んでみてください。
また、線路を挟んで反対側にも徒歩圏内でいける穴場を紹介しているのでMEMOでご確認を!
住所:京都府京都市下京区烏丸通七条上る
電話:075-371-9210
開園時間:【3月〜10月】9時〜17時(受付は16時30分まで)
【11月〜2月】9時〜16時(受付は15時30分まで)
拝観料:参観者協力寄付金(500円)。寄付金を納めると、渉成園のパンフレットをもらえる。写真が多く、文字数も少ないため、読みやすい。歴史や見どころがコンパクトにまとめられているので、旅の思い出にもぴったりのもの。
アクセス:JR京都駅から徒歩10分
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/15更新)
- 広告 -