写真:泉 よしか
地図を見る真言宗御室派総本山である仁和寺は、門跡、すなわち皇族が住職を務める由緒正しい寺院です。桜の名所としてとてもよく知られていますから、特に春の御室桜の開花期にはとてもとても賑わいます。
そんな仁和寺の門のすぐ近くに、とっても素敵なデザイナーズ和カフェがあるのをご存知ですか?
名前は「御室さのわ」。中に一歩入ると、混雑した仁和寺の喧騒がうそのような静かな空間が待っています。店内に入ってまず目につくのが白い網目状の和紙スクリーン。こちらは京都出身の和紙デザイナーとして知られる堀木エリ子氏の作品です。落ち着いたトーンのインテリアは全体的に洒落た都会的な雰囲気。それもそのはずオーナーのjunko氏は、映像企画制作会社 (株)オブザアイのコーディネーター、センスが良いのも肯けます!
提供元:御室さのわ
http://www.sanowa.shop-site.jp/まずは和風スイーツから紹介しましょう。「はつね」と名付けられた蓬餅・黒豆・粟餅のセットなどのメニューは、トッピングを黄な粉と小豆から選べちゃうのも嬉しいポイント!セットについてくるお茶は「くめさんの京番茶」です。
また、御室さのわと言えばオーストリアの焼き菓子リンツァトルテも定番!御室さのわでは、このお菓子を「さのわ」と呼んでいます。この「さのわ」を日本茶と一緒にいただいてみてください。香辛料やラズベリージャムの効いたケーキと日本茶が合うなんて!と、きっとびっくりされると思います。
他にも本日のケーキと日本茶のセットもあります。こちらはその日ごとに異なるケーキが楽しめるもので、どんなケーキかは行ってみてのお楽しみ。
写真:泉 よしか
地図を見るそして何より一番お伝えしたいのは、とにかくお茶が美味しいこと。京都の茶房なら、どこでもお茶のレベルは高いんじゃないの?なんて思われる方にこそ、ぜひぜひ足を運んでほしいお店です。ケーキセットで選べるお茶は煎茶、雁が音茶、釜入り茶・・・。梅月と名付けられた煎茶は鹿児島産、敷松葉と名付けられた雁が音茶は宇部産、生埜と名付けられた釜入り茶は熊本産のものをそれぞれ使用しています。
例えばこの煎茶、馥郁とした香りにごくごくわずかな苦み、そして驚くほど爽やかな甘さが広がります。お茶ってこんなに美味しかったんだと改めて気づかされること間違いなし!一方、先ほどの「はつね」に付いてくる「くめさんの京番茶」などは、またまるで煎茶と違ってとてもスモーキーな味わい。今までの番茶のイメージを覆すほどの個性的なお茶ですよ!
こちらのお店では、茶葉の量、お湯の温度、蒸らす時間、それぞれのこだわりの茶葉ごとに一番合っている方法で丁寧に淹れています。でもあまりの美味しさに思わず、御室さのわのお茶にはまだ他にも秘密があるんじゃないの?なんて思っちゃうくらいです。
ぜひ御室さのわでひと時、お茶の香りに包まれて幸せな時間を過ごしてくださいね!
御室さのわは仁和寺から徒歩3分。さらにここから「きぬかけの路」を歩けば10分ほどで石庭で有名な龍安寺に到着します。
また御室さのわでは和の雰囲気のオリジナル雑貨なども店内で販売しています。こちらもぜひチェックしてください!
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(2024/10/16更新)
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