鎌倉にもあった!京都嵯峨野の竹林を思わせる竹の寺!鎌倉の癒しスポット報国寺

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鎌倉にもあった!京都嵯峨野の竹林を思わせる竹の寺!鎌倉の癒しスポット報国寺

鎌倉にもあった!京都嵯峨野の竹林を思わせる竹の寺!鎌倉の癒しスポット報国寺

更新日:2014/06/04 11:42

奈良山 鹿子のプロフィール写真 奈良山 鹿子 元観光バスガイド

関西でバスガイドをしている時、京都は観光地としてかなり人気がありました。その中でも特に人気で私も好きだったのが嵐山、嵯峨野の竹林でした。京都の観光パンフレットにも載っているから見たことある人も多いはず。
そんな竹林大好きな私が認めるお寺を関東の古都・鎌倉でも発見。京都嵯峨野と比べると規模は小さいものの手入れが行き届いた美しい竹林は必見です!

足利家と縁が深いお寺

足利家と縁が深いお寺

写真:奈良山 鹿子

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そのお寺の名前は「報国寺」通称「竹の寺」と呼ばれています。
場所は鎌倉駅からだと鶴岡八幡宮の更に奥…と言ったイメージでしょうか。駅から徒歩30分くらい。バスも走っているのでそれを利用すればすぐです。
鎌倉方面の観光コースといえば、鶴岡八幡宮、小町通り、江ノ電で鎌倉大仏、江ノ島…というのが一般的なので見逃しがちだったり時間の都合で行くのを諦めてしまうお寺なのではないかと思います。なんとももったいない!

竹の寺とはいってもこの報国寺、実は足利家ととても縁深いお寺なのです。
バスガイド時代、このお寺の縁起は…なんて車内で話し始めると修学旅行生は眠りに入ってしまっていたので、要点を(笑)。
■創建は1334年(鎌倉幕府滅亡の翌年)、開祖は鎌倉幕府初代将軍の足利尊氏…の祖父の時家。(諸説あり)
■1439年の永享(えいきょう)の乱で鎌倉公方の足利持氏が敗退し永安寺で自刃、その子・義久がこの報国寺で自害したといわれる。
■この足利時家・足利義久をはじめとした足利一族のお墓がある。
バス停からなだらかな坂道を2分ほど歩くと薬医門という名の山門が見えてきます。この門をくぐったら両脇には整備された庭園がお出迎え。

入り口でお抹茶の券も購入しましょう

少し歩くと本堂が見えてきます。
この本堂の中に本尊の釈迦如来が。この釈迦如来は市の重要文化財に指定されています。
本堂の左脇に「竹の庭」と書かれた看板があります。その通りに進むと拝観券の購入所があり、竹の庭を鑑賞するにはここで200円を払い拝観券をもらいます。中でお抹茶を頂きたい場合は、ここで拝観券とは別にお抹茶代500円を払って引換券をもらっておきましょう。
それではいざ中へ…!
中に入ると、そこには…思わず足を止めて周りを見渡してしまうような、そんな風景が広がっています。

入り口でお抹茶の券も購入しましょう

写真:奈良山 鹿子

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もともとは休耕庵という塔頭があった場所

うわぁ…
と思わず息をのむような風景を見ることができます。なぜこんなにも竹林には癒しの効果があるのでしょうか。夏に行くと気温も低く少し涼しく感じます。
この竹林は「休耕庵(きゅうこうあん)」という報国寺の塔頭の跡地。ここに孟宗竹(もうそうちく)が生えてきてこのお庭ができたそう。かなり手入れがされているようで、とてもきれい。またこの竹の寿命は20年くらいあるそうなのですが、段々色が茶色くなってきてしまうので美しい風景を守るため、5年ほどで切られてしまうとのことです。周りには苔をかぶった石灯籠やお地蔵様もいて一層深い緑の世界が広がります。
朝の早い時間や修学旅行・観光シーズンをはずした平日にくればこの風景を独り占めできますよ。

もともとは休耕庵という塔頭があった場所

写真:奈良山 鹿子

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竹林を眺めながらのお抹茶は格別!

竹の庭を少し歩くと竹林のなかに建物が見えてきます。これがその名も「休耕庵」。お抹茶をいただくための屋根付きのお茶席です。
ここでお抹茶の引換券を渡してしばらくすると、立てたてのお抹茶と落雁がいただけます。席は竹林に向かってカウンター席のようになっていますので一番前に座って竹林の風景を見ながらゆっくりお茶を楽しみたいところ。小さな滝もあって水の流れる音も聞こえます。
普段抹茶など飲まない人でもほっと一息。程良い苦みと落雁の甘味が絶妙で、「日本人でよかったー」なんて思えるひとときを過ごすことができるはず。時間を忘れてゆっくりしていきたいものです。

竹林を眺めながらのお抹茶は格別!

写真:奈良山 鹿子

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やぐら?櫓?矢倉!

やぐら?櫓?矢倉!

写真:奈良山 鹿子

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お茶席を後に進むと岩場に見えるのが大きな穴。そしてそこに何やらお墓のようなものが…。
これは「矢倉」という名前の横穴式のお墓です。やぐらと聞くとお城などにある「櫓」が一番に思い浮かぶのは私だけ…?この横穴式のお墓は鎌倉〜室町時代に多く作られたもの。もともと時代の権力者やある程度階級がある人達は亡くなったらお堂(法華堂)を建ててそこにお祀りするという方法が一般的だったそうなのですが、人口の増加や平地が少ないなどの理由によりこういった岩場などを削って作った横穴式のお墓がつくられるようになったそう。ただ、こんな大きなものはあまり見ることができないと思います。
報国寺のこの矢倉は近くまで見に行くことはできませんが、この矢倉に足利時家・足利義久など、足利一族が眠っているといわれています。

他にも枯山水の庭園など見どころ満載の報国寺。
このお寺に行くためだけに鎌倉にきて欲しいくらいおすすめです。

報国寺
臨済宗建長寺派
拝観料(竹の庭):200円 お抹茶:別途500円
拝観時間:9:00〜16:00

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/08/01 訪問

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