写真:SHIZUKO
地図を見るホテルのそばを流れる川にかかっているのが、名物の「野猿(やえん)」。山が深い十津川では、対岸に渡るための橋をかけるのは至難の業です。そこで考えられたのが「野猿」。人力で動かす簡易ロープウエイです。
ロープウエイのゴンドラにあたるのが「屋形」と呼ばれる木の箱。乗車できるのはたった一人。もちろん動力エンジンはなく、対岸まで張られているワイヤーを手繰って、移動します。見た目には簡単そうですが、いざ乗ってみると、途中まではかなりの力が必要です。とても原始的な乗り物ですが、山中の生活の大変さを感じられるものですから、ぜひお楽しみください。
写真:SHIZUKO
地図を見る「足湯」は、なぜにあんなに足を楽にしてくれるのでしょうね。靴を脱ぐ、靴下を脱ぐ、ズボンの裾をまくり上げる。ああ、すべてから解放されていく瞬間。
トロっとしたお湯。一瞬、熱っと思うけど、ゆっくり足を沈めると、身体全体が溶けていきます。日帰り温泉に全身を沈められない方も、この足湯は絶品。ぜひお試しくださいね。
写真:SHIZUKO
地図を見るホテル昂の温泉は、併設されている温泉保養館「里の湯」で楽しみます。露天風呂に打たせ湯、陶器風呂&檜風呂、寝湯や内風呂と多彩な温泉が楽しめます。もちろん、すべて源泉かけ流し。
十津川村は、全国初「源泉かけ流し宣言」をした村です。2004年6月28日十津川温泉郷の3つの温泉、湯泉地温泉(とうせんじ)・十津川温泉・上湯温泉(かみゆ)にある25の温泉施設すべてにおいて「源泉かけ流し」を宣言しました。何よりも安心安全で、天然の豊かな湯量が自慢の温泉です。
写真:SHIZUKO
地図を見る温泉地に行くと、その地でしか食べられないものをいただくのは至福。山深い場所ゆえ、清流に住むアマゴや鮎。また、熊野灘のマグロなどの魚も嬉しいのですが、この地でしか食べられない粟の大型種「むこだまし」という珍しいものも食べさせていただけます。色が白く、炊くと粘りが強いので、古くから餅として食べられてきたそうです。米だと婿をだますこともできたことから、その名が付きました。季節ごとに、旬の食材たっぷりで仕上げられる食事は最高のおもてなし。登山の人は翌日のお弁当を頼むこともできます。
写真:SHIZUKO
地図を見る周囲に建物がないので、夜は広い広場に出て星空観測はいかがでしょう。芝生広場ならでは、寝っ転がってゆっくり星を眺めることが出来ます。部屋はシンプルで落ち着く広さ。窓からは、ホテルの背後を流れる川が眺められます。
ロビーには「十津川警部」で人気の西村京太郎の本がズラーっと並んでいますので、ゆっくりと読書も楽しめます。
十津川は、関西から行ってもかなり時間がかかる場所。鉄道が通っていないので、アクセスは車かバス。バス便で行く場合は便数の少なさがかなりネックに。
でも、それを逆手に取った企画もあり、ただ客を待つという姿勢から攻めに転じた十津川温泉。生き生きと活気ある今、ぜひ一度行ってみて下さい。虜になること請け合いです。
この記事を書いたナビゲーター
SHIZUKO
中学生のころから、一人でウロウロ。大学生になってからもあちこちをウロウロ。仕事が忙しくても、暇を見つけてはウロウロ。旅で出会った人、モノ、風景が、自分を育ててくれたと感謝しています。そんな瞬間や経験を…
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