写真:ろぼたん
地図を見る盛岡市は岩手県・北上盆地のほぼ中央部に位置する県庁所在地。市内には3本の川が流れ、主流の北上川に雫石川、中津川が合流しています。日本の百名山にも選ばれている岩手山、清らかな川、美しい城下町の風情が残る素朴な街には、見応えのある桜スポットが点在しています。
特に盛岡城跡や国の天然記念物石割桜は有名で、観光客もよく訪れるスポットです。ですが、今回ご紹介するのは盛岡駅からバスで15分ほどの場所にある「高松の池」。地元の学生や市民のオアシスとして親しまれており、「日本の桜100選」にも選ばれている桜の美しい名所ですが、観光ガイドブックなどに取り上げられることが少ない穴場のスポットです。
写真:ろぼたん
地図を見る盛岡の治水のために1660年代から作られた堤が高松の池といわれています。もともとは城下町建設のため池であった「上田の堤」と呼ばれていた堤の1つで、現在、春〜秋にかけてはボート遊びができ、冬には白鳥が渡ってくる四季の色合いが美しい公園です。
写真:ろぼたん
地図を見る桜が見ごろとなるのは、例年4月20日頃から下旬にかけて。桜の見ごろは東京に3週間程度、遅れていると考えるとよいでしょう。
いつもは静かな池周辺ですが、毎年桜の時期には露天の店も出て、多くの市民が訪れ賑やかな雰囲気に。ですが朝方は桃源郷のように美しく静まった時間を過ごせます。遊歩道をゆっくり徒歩で1周しても20分程度とほどよい距離。盛岡市内で宿泊した場合は、早朝散策がオススメですよ。
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地図を見る高松の美しい自然、残雪残る雄大な岩手山を背景に感じることができる「高松の池」。桜のシーズンには「さくらまつり」が開催され、夜には、ぼんぼりが灯り、光に照された桜が水面に映り幻想的な世界へと見る人を誘います。
盛岡さくらまつり:平成29年4月15日(土曜日)から5月5日(金曜日・祝日)まで
写真:ろぼたん
地図を見る桜が咲く時期と同じくして咲く花桃。高松の池では、「源平花桃」がピンクと白、そして絞りの3色を見事に咲き分けている様子を見ることができます。一つの木に、紅白が同時に咲くのですが、年によって紅白の割合が変わります。まるで源平合戦をしているようだ…というところから、この名前になったとのことです。
写真:ろぼたん
地図を見る一つの枝に、濃いピンクと淡いピンクの絞りが入った白、そして真っ白な桃の花が咲く様子はとても可愛らしいですよ。
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地図を見る桜の時期は、春紅葉の木々や若葉の緑が美しい時期。春紅葉とは、光合成が本格化する前の、緑色がまだ薄く、木が持つ元来の色素(赤や黄)が見えてしまう現象のこと。新緑の中に赤や黄色に色づいた木々が混じり合った情景を愉しむことができますよ。
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地図を見る約1.4kmの高松の池を一周できる遊歩道は、歩行者専用で散歩コース、市民のジョギングコースとして人気があります。また、それを取り囲むように道路も整備されており、車や自転車で一周することも可能。
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地図を見る四季折々に表情を変える池周辺の風景は、地元民だけでなく旅人の心も清らかにしてくれる美しさがあります。
盛岡市は宮澤賢治や石川啄木が青春時代を過ごした場所で、豊かな自然と城下町の面影が色濃く残る素朴な街です。
池の周囲を一周するだけで、様々な眺望を楽しめる「高松の池」は、桜のシーズンだけでなく、夏の緑や秋の紅葉、白鳥の飛来する冬も独特の美しさがあります。また池周辺には釣堀やバラ園、ボタン園などもあり、様々な行楽を楽しめるスポットですよ。
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(2024/9/18更新)
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