大分県国東市「両子寺」〜1300年の時を超え神と仏が融合するパワースポット〜

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大分県国東市「両子寺」〜1300年の時を超え神と仏が融合するパワースポット〜

大分県国東市「両子寺」〜1300年の時を超え神と仏が融合するパワースポット〜

更新日:2016/03/05 19:06

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門

「神」と「仏」が融合する神仏習合の発祥の地であり、そして今もなお、その文化が残る大分県国東(くにさき)半島。その半島には国宝「富貴寺」を含む多くの寺社や石仏が点在し「仏の里」といわれています。その「仏の里」国東半島の中心にあり、近年は日本有数のパワースポットとして注目される「両子寺(ふたごじ)」を紹介します。

静かな山林の中に堂々と立つ仁王像が両子寺の入り口

静かな山林の中に堂々と立つ仁王像が両子寺の入り口

写真:肥後 球磨門

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大分県国東(くにさき)市の国東半島の中央部にある「両子山(ふたごやま)」の中腹にある「両子寺(ふたごじ)」は、大分空港からおよそ20分のところにあります。
山門に続く石段の両側に立つ2mを超える仁王像は、彫りの深い阿吽の姿から力強さを感じる両子寺のシンボルです。仁王像の後ろに広がる光景は、苔むした石段が時代を感じさせ周囲の豊かな緑と調和し自然のエネルギーが充満する、癒しを感じるパワースポットです。

両子寺には参拝者用に駐車場が完備されていますが、その駐車場からの参拝ではこの仁王像を見ることが出来ません。駐車場からいったんこの階段を下り仁王像と対面して再度山門へと続く階段を上がって参拝することをおススメします。

不動明王のいる護摩堂は慈愛のパワースポット

不動明王のいる護摩堂は慈愛のパワースポット

写真:肥後 球磨門

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両子寺の境内に入ると線香の香りが漂い、辺り一帯は霊気に満ちているように感じます。その境内に建っているのが、護摩焚きが行われる護摩堂で、鎌倉時代に作られたと伝わる不動明王がご本尊として祀られています。不動明王の前では、厄除けなどを祈願する護摩焚きが毎月28日に行われていて、メラメラと燃え上がる炎の前で真言を唱えながら自分に向き合えば、身も心も浄化されていくように感じます。

護摩焚きが行われない日でも堂内に入ることができ、観音菩薩、阿弥陀如来、毘沙門天などの仏様を見学できます。怒った顔の不動明王を前にすると全身が身震いするほど圧倒されます。しかしこの怖い不動明王は心の内では子を慈しむ父親の姿を表現しているといわれ、護摩堂は慈愛に満ちたパワースポットなのです。

神仏習合の証「奥の院」に通じる鳥居

神仏習合の証「奥の院」に通じる鳥居

写真:肥後 球磨門

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写真は両子寺の奥の院に通じる鳥居で、お寺に鳥居の組み合わせは不思議に感じるのではないでしょうか。両子寺を含む国東半島に広がる寺院群は、山岳仏教「六郷満山(ろくごうまんざん)」と呼ばれ、宇佐神宮の八幡神の化身である「仁聞(にんもん)菩薩」によって開かれたと云われています。そのため、「神を仏」とし、「仏を神」とする神仏習合文化が国東半島で発展し、このようにお寺に鳥居があるのです。

五穀豊穣などを願う自然の中に在る神、そして人間の本来の生き方を求める仏の道を教える仏教、それぞれが互いに調和された証として奥の院に通じる鳥居があるのです。この鳥居の前に立つと、異なる信仰を認め合い融合してきた日本人が本来持つ思いやりの心を実感できます。

子宝参りのパワースポット「奥の院」

子宝参りのパワースポット「奥の院」

写真:肥後 球磨門

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鳥居をくぐり階段を上ると見えてくるのが岩山を背にし、岩をくりぬいて造られた「奥の院」で、十一面千手観世音菩薩が祀られています。ここは古来より子授けの信仰があり、近年は子宝参りの日本有数のパワースポットとして有名になっています。また本殿の横にある洞窟内には「不老長寿の霊水」があり、不老長寿の霊場としても信仰されています。
奥の院には駐車場に近い護摩堂から10分ほど登らないといけませんが、途中、晴れの日でも水滴が落ちるという「しぐれ紅葉」などの両子寺の七不思議を見ることができます。周囲は「森林浴の森100選」にも選定されている自然エネルギーが溢れる豊かな森林なので、時間を少しとって奥の院まで参拝することをおススメします。

まとめ

いかがでしたか、「仏の里 国東半島」にある両子寺。
キリシタン大名「大友宗麟」が豊後の国(今の大分県)を治めていた安土桃山時代には多くの寺院が破壊され、明治初期には「神仏分離令」によって多くの仏像が傷つけられました。しかし、里人の信仰心によって1300年の時を超え「神」と「仏」という異なる信仰が守られてきたのです。

境内一帯には沢山のモミジがあり県内屈指の春の新緑、秋の紅葉の名所になっていて、「両子寺」は日本の心と自然の原風景を感じるパワースポットだといえます。
近くには国宝「富貴寺」や多くの磨崖仏もあるので合わせて訪問し、心と体の鋭気を養ってみてはいかがでしょうか。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/10 訪問

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