京都で多数目撃?デヴィッド・ボウイが本当に訪れた4つの地

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京都で多数目撃?デヴィッド・ボウイが本当に訪れた4つの地

京都で多数目撃?デヴィッド・ボウイが本当に訪れた4つの地

更新日:2017/01/09 18:59

成瀬 亜希子のプロフィール写真 成瀬 亜希子 ユニーク宿ライター

2016年1月10日、世界的ロックスターのデヴィッド・ボウイが亡くなるという衝撃的なニュースが報道されました。出身地のイギリスや現在の家があるアメリカには、今も多くのファンが追悼に訪れています。

日本でボウイゆかりの地と言えば「京都」ですよね。1980年代に「ボウイは京都に住んでいた」と伝えられるほど、多くの目撃情報がありました。その中でもボウイが実際に訪れたという4つのスポットをご紹介します!

妻イマンとの新婚旅行で宿泊した「俵屋旅館」

妻イマンとの新婚旅行で宿泊した「俵屋旅館」

写真:成瀬 亜希子

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京都の老舗旅館「御三家」のひとつで、創業300年余年の歴史をもつ俵屋旅館。歴代当主のおもてなしに定評があり、伊藤博文、木戸孝允など維新の元勲から愛されてきました。現在の11代目当主の佐藤年も伝統と格式を守りながら、独自のセンスで新しい風を吹き込んでおり、日本のみならず海外の著名人も訪れる高級旅館です。

最近ではスティーブ・ジョブズの定宿としても有名でしたが、ボウイも京都を訪れる際は必ず予約するほど、お気に入りの旅館として挙げています。80年代には宝酒造のCM撮影のロケで、また90年代には妻イマンと新婚旅行で訪れた際にも一週間ほど滞在しました。

京都の中でも「一生に一度は泊まってみたい!」と誰もが思う憧れの高級旅館ですので、いつかは特別な日や記念日に大切な人と行ってみたいですね。

近隣には、俵屋旅館オリジナルのアメニティが購入できるショップ「ギャラリー遊形」、かつては宿泊者だけにふるまわれた「わらび餅」などがいただけるカフェ「遊形サロン・ド・テ」も展開されており、宿泊ができなくても俵屋旅館の世界を楽しめますよ。

ボウイが好んで通ったそば屋「晦庵 河道屋 本店」

ボウイが好んで通ったそば屋「晦庵 河道屋 本店」

写真:成瀬 亜希子

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高級旅館が立ち並ぶ麩屋町通りに位置するのが、江戸時代に創業した生そばの老舗「晦庵 河道屋 本店」。店内は、京都の風情を感じさせる伝統的な数寄屋造りで、街中の喧騒から隔絶されたような落ち着いた空間が広がっています。

ボウイが好んで通ったそば屋「晦庵 河道屋 本店」

写真:成瀬 亜希子

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海外の著名人では、俳優のトム・クルーズやデニス・ホッパーなども来店しています。ボウイはイマンと一緒によく訪れており、京町屋らしい通り庭を見下ろせる2階の座敷席を気に入っていました。通り庭には和傘をさした趣のある席が用意されることもあります。

ボウイが好んで通ったそば屋「晦庵 河道屋 本店」

写真:成瀬 亜希子

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河道屋の名物は、14代目の店主が考案した鍋「芳香炉」(2人前/8200円)。河道屋家伝の出汁を使って、魚介類のすり身を使った真蒸(しんじょう)、湯葉、九条ネギ、ほうれん草、シイタケなどを煮込み、最後にそばとうどんで締める鍋です。

ボウイが注文したのは、シンプルながらそば本来の旨味が味わえる「天ざる」(1630円)。そばには丹波産の山の芋が打ち込まれており、コシがあるのにふっくらとした食感です。海老、大葉、獅子唐の天ぷらもサクサクと香ばしく食べ応えがある一品ですよ。

ボウイが希望した宝酒造のCM撮影ロケ地「正伝寺」

ボウイが希望した宝酒造のCM撮影ロケ地「正伝寺」

写真:成瀬 亜希子

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鎌倉時代、京都の西賀茂に臨済宗南禅寺派の寺として建てられた正伝寺。本殿は伏見城御成殿の遺構を移したものだと伝えられています。京都の市街地から20分ほどバスに乗り、さらに住宅街を歩いて山道を登っていくため、京都でも知る人ぞ知る観光スポットです。

正伝寺の見どころは、白い砂利が敷き詰められた美しい枯山水の庭園。サツキの刈り込みで七・五・三を表しており「獅子の子渡しの庭」と呼ばれています。春には桜、秋には紅葉が彩りを添えて、晴れた日には比叡山を借景にした素晴らしい景色を見ることができます。

ボウイが希望した宝酒造のCM撮影ロケ地「正伝寺」

写真:成瀬 亜希子

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80年代、宝焼酎「純」のCMにボウイが登場したところ、その凛とした佇まいと幻想的なメロディーが話題を呼んで「純」は爆発的にヒットしました。近年では各メディアで、宝ホールディングス元会長の細見吉郎氏が「ボウイの希望により正伝寺で撮影した」と証言しています。

当時ボウイはこの美しい庭園を見て何を思ったのでしょうか。静寂に包まれた境内で庭園を眺めていると、不思議と心洗われたような気持ちになります。自分の心と素直に向き合いたいときにおすすめしたい場所ですね。

古河町商店街でボウイが買った「八幡巻き」

古河町商店街でボウイが買った「八幡巻き」

写真:成瀬 亜希子

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京都の東山駅近くにあり、かつては「東の錦」と呼ばれていた古川町商店街。現在はアーケードに約30軒の商店が軒を連ね、昔ながらの商店とお客さんのやりとりに心温まります。土日には様々なイベントが催されたり、京都を舞台にしたドラマや映画のロケも行われています。

80年代、古川町商店街に突然スタッフたちと共に現れたボウイは、創業約70年のうなぎ店「野田屋」で、名物の「八幡巻き」(1本1600円)を買っていきました。コート姿のボウイと若かりし頃の店主を収めた写真が、現在も店先に飾られています。

古河町商店街でボウイが買った「八幡巻き」

提供元:Photo/MASAYOSHI SUKITA

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この写真を撮影して野田屋に届けてくれたのは、ボウイのアルバムジャケットや写真集を手がけたカメラマンの鋤田正義氏。店主は「当時はボウイのことを知らなかったけれど、この写真を飾ったらお客さんが次々と増えていって驚いたよ」と懐かしそうに振り返りました。ボウイの死後にも多くのファンが訪れており、なんと赤いバラの花を持ってきた方もいたそうです!

古河町商店街でボウイが買った「八幡巻き」

写真:成瀬 亜希子

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野田屋特製の「八幡巻き」は、ごぼうにうなぎ一本をぐるっと巻きつけた贅沢な一品。ふんわり肉厚なうなぎとごぼうのシャキシャキ感がクセになります。自家製の濃厚なタレもありますので、白いごはんと一緒に食べるのがおすすめ。ぜひお土産に一本買ってみて下さいね!

デヴィッド・ボウイが愛した京都の街

かつてボウイは「日本にはいつだって戻りたい。最終的には京都に行くんじゃないかな」とコメントしており、終の住処とはなりませんでしたが、実際に京都の様々な地を訪れていました。「ボウイが愛した京都」という視点で見ると、またひと味違った京都の魅力に気づかされるかもしれません。あなたもボウイゆかりの地を歩いてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/11−2016/02/13 訪問

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