尾道散策なら西國寺で健脚祈願を!〜桜も見事な名刹へ颯爽と

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尾道散策なら西國寺で健脚祈願を!〜桜も見事な名刹へ颯爽と

尾道散策なら西國寺で健脚祈願を!〜桜も見事な名刹へ颯爽と

更新日:2016/03/03 17:39

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家

尾道には、健脚祈願にご利益のある西國寺というお寺があります。尾道三山の1つ愛宕山の山腹に大伽藍を広げる尾道市最大のお寺でもある西國寺。尾道観光のメッカである千光寺のロープウェイを左に見ながら、バス停「西国寺下」でバスを降りて山手に行くとかつては西國寺の門前だった真っ直ぐ延びる通りがあります。その突き当りの山門(仁王門)に掲げられた大きなわら草鞋が、西國寺のシンボル!わら草鞋は、健脚祈願の証です。

健脚が勝負?!尾道散策は西國寺で健脚祈願から

健脚が勝負?!尾道散策は西國寺で健脚祈願から

写真:村井 マヤ

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バス停「西国寺下」から山手に向かうと、両脇には大きなお寺などが居並びます。石畳の通りを真っ直ぐ歩いて行くと、大きな山門が・・。写真では小さくて見えにくいですが、大小様々なわら草履がいくつも山門にくっついています。これは、健脚祈願の願立ての証としてわら草鞋を奉納しているのです。そんな西國寺は、行基開山と伝わるお寺です。729年に開山され、1066年には本堂が炎上、行基作の御本尊薬師如来像も焼けてしまいましたが、白河天皇の勅命によって永保元(1081)年に再建されました。
西國寺の門前通りは、とても雰囲気がよく左右に伸びる脇道も尾道散策にピッタリの素敵な通りです。門前を真っ直ぐバス通りから向かわれても良いでしょうし、尾道らしく横の小路から門前通りに入られても楽しい散策路になりそうです。

金堂や鐘楼堂へと続く階段は、桜のトンネル・・

金堂や鐘楼堂へと続く階段は、桜のトンネル・・

写真:村井 マヤ

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西國寺は、健脚祈願だけではなく春の桜も見事なお寺なのです。花見の時期になると、桜見物に近隣から人々が集まってきます。
大わら草履で有名な仁王門(山門)は、江戸時代・慶安元(1648)年建築です。歴史ある門をくぐって、西國寺の境内へ。その先は階段になっていて、桜の季節にはさしずめ桜の回廊です。美しい桜の階段にしばし腰かけ、花越しに空を見上げたり、休憩したり・・。様々な過ごし方でこの階段を上り切ります。桜の階段を上るとまず、「十王堂」があり、さらに階段を上ると金堂のある場所へと上がります。

文化人に愛された西國寺には、素晴らしい襖絵と画家の墓も

文化人に愛された西國寺には、素晴らしい襖絵と画家の墓も

写真:村井 マヤ

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西國寺の持仏堂の襖の各所には、文化人の書や絵で彩られています。
三重塔(写真)に至る途中に、尾道をこよなく愛した画家・小林和作画伯のお墓もあります。また、小林画伯、書道家・上田桑鳩、歌人・書家・画家そして政治家でもあった清水比庵の書、絵などが施された襖が持仏堂にはあります。

小林和作(1888-1974)画伯は、山口県出身の洋画家で亡くなるまでの約40年間を尾道で過ごし、地方美術界において指導的役割を果たした人物でした。上田桑鳩(1899-1968)は、兵庫県出身の前衛書道家で西國寺の持仏堂の襖絵は、その筆さばきが大胆で見事です。また岡山県の人である清水比庵(1883-1975)は、小林和作と友人でもあり、持仏堂の襖絵では、和作の絵に自らの歌を書いています。

そんな文化人に愛された西國寺で、桜の季節に遊びに行くのもよろしいでしょう。

持仏堂内拝では、貴重な文化財の見学とお抹茶も頂ける

持仏堂内拝では、貴重な文化財の見学とお抹茶も頂ける

写真:村井 マヤ

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先ほどご紹介した襖だけではなく、その他の素晴らしい文化財や西國寺の寺宝もあわせて拝観が可能です。詳しくは下記HPの「参拝・拝観のご案内」をご覧ください。庭園拝観とお抹茶のいただける特別拝観もありますので、お時間があればこちらもおススメです。

また美しい三重塔の近くまで行ってみるのも良いですよ。遠景も素晴らしい境内ですが、やはり近くで眺めると格別です。桜の季節はなお美しい景色が広がっています。

西國寺の御本尊は、香川県の善通寺の七佛薬師の一体だった木造の「薬師如来坐像」で、重要文化財です。ほかにも重要文化財である木像の「釈迦如来立像」、「金銅五鈷鈴」などの寺宝もありますよ。

正月には、「柴燈護摩(火渡り)」など厳かな儀式も

正月には、「柴燈護摩(火渡り)」など厳かな儀式も

写真:村井 マヤ

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写真正面には、「太子堂」、その右から手前に向かって「毘沙門堂」「不動堂」と並んでいます。不動堂ではお守りや「御朱印」をいただけます。西國寺は、「七佛めぐり」のお寺の1つですので、ご朱印をいただくにはここまで上って来ます。
そのほかにも、健脚祈願のわら草鞋などもありますので、ご祈念してみてくださいね。

西國寺には、年間を通して法要や行事が行われています。正月1日から7日までは「新春吉祥護摩祈祷会」、1月8日には「初祈祷火渡り柴燈大護摩法要」が行われます。そんな華やかな行事に出くわすことができたらそれは、ラッキーなことですよね。

「子授け地蔵様」に子授け祈願も

西國寺は、子授け祈願でも有名なお寺です。金堂右奥には、「子授け地蔵様」がおられます。こちらでは、御祈祷料を納めたのち、「子授け地蔵様」のもとにあるお地蔵様からお好きなお地蔵様を選んで、それを自宅にお招きし御祈願するのです。ちょっと面白い御祈願方法ですよね。願いがかなったら、お地蔵様をお返しして、新しいお地蔵様を一体ご奉納します。

また、西國寺は「尾道七佛めぐり」で巡ることのできるお寺です。個人で巡ることもできますが、(一社)尾道観光協会のツアーとして「お坊さんと巡る尾道七佛めぐり」も開催されています。ツアーは第2回目の3月のツアーはすでに満員です。第3回目のツアー開催日は2016年9月25日(日)です。
個人で行かれるより金額的にもお得です。普通にお寺を訪ねたら聞けないお話も聞けるチャンスです。
そちらも、ご予定があえばお出かけくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/02 訪問

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