川舟に乗って倉敷の町を巡りたいと思ったら、まずはチケットの入手。美観地区の中ほどにある、倉敷観光案内所で当日券が販売されています。瀟洒な洋風建築の建物は、かつての村役場なんだとか。窓口で、「くらしき川流し」のチケットを購入しましょう。
インターネットや電話などでの事前予約は受け付けていないので、要注意!また、チケット購入後の時間変更もできません。
倉敷は一日あればたっぷり観光ができる小さな町ですが、あらかじめどんな流れで町を巡るか決めておくとよいかもしれませんね。
30分ごとに運航してくれる川舟でも、乗れるのは一回に6人まで。チケットは午前中に押さえておくのが吉。
<くらしき川流し基本情報>
【出発時間】
始発9:30〜最終便17:00 (30分ごとの運航)
【休日】
3月〜11月/第2月曜日(祝日は運航)
12月〜2月/土・日・祝のみ運航
※年末年始は運休
【料金】
大人500円/子ども250円(5歳〜小学生以下)
(5歳未満は無料、ペットの乗船不可)
川舟の乗り場は、観光案内所の目の前の石橋を渡った川の対岸にあります。予約した時間の5分前には乗り場で待っていましょう。
切石の階段で、法被にすげがさ姿の船頭さん達が迎えてくれます。
乗船すると、船頭さんたちだけでなく、乗客にもすげがさを貸してくれます。初対面の旅人たちと乗り合わせになる川舟ですが、みんなでお揃いのかさを被ると、なんだか不思議な連帯感が。川風に煽られて飛んでしまわないよう、あごひもはしっかりとしておきましょう。
ゆったりと進む川舟から、倉敷美観地区の町並みを眺めましょう。
白壁の土蔵や、かつての風情を色濃く残す商店が立ち並ぶ様子が、鏡のような濃緑の川面に映え、川岸を歩きながら見るのとはまた違った美しさが心に残ります。
船頭さんが、通り過ぎていく建物ひとつひとつにここでしか聞けない解説をしてくれるのも大きな魅力。その中には、川舟が潜り抜ける石橋の裏側に彫られた文字や、堤から川に降りる石段についてなど、舟からしか見られない景色についてのものも。川と舟と街が歩んできた歴史に思いを馳せる癒しのひとときです。
川舟流しで見られる風景の、もう一つの大きな魅力は、両岸に植えられた枝垂れ柳の美しさにあります。川面を渡る涼風に緑の枝が揺れる様子は、倉敷の街並みにしっとりと溶け込んで旅情たっぷり。ロマンティックな気持ちにさせてくれます。柳の枝が肩を撫でてくれるのも、川舟を使った旅ならではの経験!
美しい倉敷の町を訪れるなら、欠かさず体験してほしい川舟流し。
ベストシーズンとして、やはり柳が青々と葉をつけた春〜夏をおすすめします。
普段よりゆっくりと時を感じる旅先ならではの心で、川舟に乗り込んでみてはいかがでしょうか。
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(2024/12/14更新)
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