写真:Hiroko Oji
地図を見る世界屈指と言われるノルウェーのゴールデンルートは、オンダルスネス(Andalsnes)からバスとフェリーでガイランゲル(Gairanger)へ抜け、さらにフェリーでヘルシルト(Hellesylt)までのコースを総していうルートです。
ゴールデンルート出発点のオンダルスネスへは、先ず、オスロから列車に乗って素晴らしい長閑な自然の風景の中、約4時間かけてドンボスまで向かいます。ドンボスで乗り換えたあと、オンダルスネスまで、風光明媚な風景を楽しみながらの1時間半弱の移動。途中、夏でも雪が残る山岳風景や岩肌を滝が流れ落ちる山並み、渓谷の底を流れる川沿いの風景などが楽しめます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る列車からバスに乗り換えるオンダルスネスは、小規模なロムスダルスフィヨルド(Romsdalsfjord)沿いにある小さな町で、鉄道駅から湾沿いに出ると船着き場の前には観光案内所があります。周辺にホテルやレストランもありますので、バス待ちの時間を上手く利用して過ごせます。駅の端っこには、古い赤い車両を利用した礼拝堂も置かれていますので、興味のある方はどうぞお入りになってくださいね。
クルーザーや小舟がたくさん浮かぶ船着き場のすぐ横がバス乗り場にもなっています。ここでの乗り継ぎ時間はけっこう長いですが、対岸の幾重にも重なる山並みやフィヨルド風景を眺めているだけでも時間が経つのを忘れてしまいます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るオンダルスネスからは世界屈指のゴールデンルートをバスで移動することになります。途中、トロルスティンゲン(トロルの梯子段という意味で、トロルとはノルウェーの民話に登場する醜い妖精のことです)と呼ばれる連続のヘアピンカーブ、写真のような滝が流れ落ちるそばを、ぐんぐん高度を上げて上って行きます。カーブで向きを変えるたびにどんどん良くなる眺めに目が離せません。
その後、夏でも雪の残る山並みを眺めながら快走し、リンゲ(Linge)からアイスダール(Eidsdal)へのフェリーに乗り換えてフィヨルドを渡り、再びバスでの移動へと続きます。ガイランゲルまで素晴らしい山岳風景と長閑な風景の繰り返しの中、バラエティに富んだ移動が楽しめるのがこのルートです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るしばし雪の残る山岳地帯や草原を横眼に走り、ガイランゲルフィヨルドが見えてきたら、眺めの良い展望台で「フォトストップ!」という運転手さんの声がかかります。そこからの眺めがこの写真。フィヨルドの最奥部のさらに先に見えるのがガイランゲルの町で、ゴールデンルートの中心的存在です。フィヨルド沿いにはキャンプ場が広がり、山に囲まれた素晴らしい風景が見渡せます。この停車までにも、数回眺めの良い所では必ず「フォトストップ」の機会があり、5〜10分ほど停車してくれますので、これも楽しみのひとつになるルートと言えるでしょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見るバスはガイランゲルの船着き場で終了するかと思っていると、大変嬉しい誤算!宿泊するホテル名を伝えるとホテル前までバスで行ってくれるのも嬉しいサービスです。
このガイランゲルでの滞在を終えてオスロへ移動するには鉄道駅のオッタまでバス移動し、その後列車に乗り換える方法もありますが、そのままオスロへ行ってしまう方法もあります。
また、オスロではなくオーレスン方面へ行くなら、ガイランゲルの船着き場からこのフェリーに乗ってヘルシルトへ向かい、そこからバスに乗り継ぐのがお薦め。このヘルシルトまでのルートを含めて、オンダルスネスからのコースをゴールデンルートと言い、人気の高いフィヨルド観光コースになっています。どこをとっても絶景続きで、ウトウト眠っている場合ではおられない。ただ移動するだけでも絶景を楽しめますので、是非お試しあれ!
ガイランゲルフィヨルドでの楽しみ方は、クルーズをはじめハイキング・トレッキング、キャンプ・・・と、色々ありますが、そこへ行くだけでも移動そのものが楽しめる絶景続きの観光となります。
ガイランゲルの船着き場前にある観光案内所では、地図をもらったりバスの時刻を調べてもらうことはもちろん、様々な質問に対応してくれ、ホテルやレストラン、フィヨルドセンターなども充実した過ごし方のできるところです。自然真っただ中で、是非その恵みをタップリと味わってくださいね。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/16更新)
- 広告 -