一面の桃林が美しい!茨城「古河桃まつり」は日本一の花桃の里

一面の桃林が美しい!茨城「古河桃まつり」は日本一の花桃の里

更新日:2019/03/26 17:50

藤田 聡のプロフィール写真 藤田 聡 温泉研究家、紅葉ガイド
古河桃まつり(茨城県古河市)は、古河総合公園の桃林2000本が満開になり「日本一の花桃の里」として知られます。
花桃の祭りは珍しく、初めてだと想像も難しい程。しかし、桜や梅とは明らかに違う一面の桃色の世界は独特の見応えや華やかさがあり、非常に印象的です。その素晴らしい絶景を、駐車場から歩く道順に紹介します!

古河桃まつりは駐車場裏から既に絶景!

古河桃まつりは駐車場裏から既に絶景!

写真:藤田 聡

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古河桃まつりは、9時から17時が駐車料金の徴収時間帯。公園自体は24時間開放で、入場無料です。早朝に駐車場に入っても、9時以降に出庫すると料金を徴収されます。なお、夜のライトアップはありません。

駐車場に隣接して桃林があり、一面の桃色の風景はまさに桃源郷。いきなり感動出来ます。足元の草原の緑色と、花桃のピンクのコントラストも抜群。写真撮影を目的に行くと、この場所だけで長時間撮影に没頭する程、素晴らしい場所です。

花桃と池のコラボも美しい!

花桃と池のコラボも美しい!

写真:藤田 聡

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古河桃まつり会場の古河総合公園の桃林は、公園の北東側にあり、駐車場から北上するのが最短コース。しかし、初めての場合は、西側から迂回して花桃と池のコラボも楽しみましょう!

ここでも花桃のピンクと、草原の緑のコントラストが印象的。しかも、写真の両側にも、同様の景色が続いており、広大なパノラマになっているのです。曇天でもこれだけの美しさですから、晴天の青空の下では池の水も青く輝き、猛烈な絶景です!

花桃の品種の違いを楽しめます!

花桃の品種の違いを楽しめます!

写真:藤田 聡

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古河桃まつりの桃林の中央には東屋があり、休憩しながら桃の絶景を一望する事が出来ます。古河総合公園の花桃は、矢口桃と呼ばれる品種が約8割で、その中に色が少し濃い黒川矢口が混ざっています。桃林周辺には立源平桃、シダレ源平桃、菊桃、寿星桃、寒白と、品種の異なる花桃があり、品種の違いを楽しめます。

桃林と水仙のコラボは、まさに桃源郷!

桃林と水仙のコラボは、まさに桃源郷!

写真:藤田 聡

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駐車場裏の桃林に戻ると、小さいながらも水仙が咲いており、コラボを楽しめます。写真撮影目的で行くと、再度長時間撮影する事になりますが、それだけ価値のある絶景です!

最後に、桃林の歴史や発祥を解説します。古河に桃林が作られた目的は、江戸時代初期の古河城主「土井利勝」(どいとしかつ)が、貧しい領民の為に桃の育成を奨励したのが始まり。用途は桃の実を食用に、技を薪に、花を暮らしの潤いにするため。ただし現在の桃林は、観賞用の花桃を植えて復活させたものです。

桃と言えば山梨が有名ですが、生産用の桃畑なので、勝手に立ち入って鑑賞出来ない不自由さがあります。古河の桃祭りは観賞用の花桃なので、堂々と近寄って存分にお花見出来ます。非常に快適な鑑賞環境で、一度見たら毎年見たくなります!

「古河桃まつり」が行われる春は、「花曇り」と呼ばれる曇の日が意外と多いもの。桜の場合はそれでも絶景ですが、花桃は晴天の青空の日が一層絶景です!
そこで晴天の絶景を詳細に紹介した記事を、新規に作成しました。天候の違いで一層絶景になる様子を、是非ご確認下さい。(記事最後の「この記事の関連MEMO」の中に、別記事へのリンク集があります)

古河桃まつりの基本情報

開催期間:2019年3月20日(水)〜4月5日(金)
住所:茨城県古河市鴻巣399-1
   古河公方公園(古河総合公園)  
電話番号:0280-23-1266(古河市観光協会)
例年の見頃時期:3月下旬から4月上旬
ライトアップ:なし
アクセス:JR宇都宮線古河駅から臨時バス約15分、終点下車すぐ

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/03/28 訪問

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