「東山花灯路」はその名の通り、京都の東山沿いに延びる散策路に面する観光名所を、ライトアップで照らし、道沿いに並んだ行灯には灯がともるなど、いろいろなイベントが行われる行事です。2003年から始まったばかりのまだ歴史の浅い行事ですが、冬に別れを告げ、春の訪れを知らせる京都の新しいイベントとして、夜の散策を楽しむ工夫が凝らされています。
「京都・東山花灯路」の期間中は、大勢の観光客で賑わい、夜遅くまで、散策路沿いの名産品店、土産物屋などの店内に入ってショッピングすることもできます。
円山公園の広い敷地の中に、「現代いけばな展」として、毎年「大きく力強いいけばな」があちこちに展示されています。各流派の作品が、前後期あわせて十数品並びます。昼間に見てもその大きさに驚かされますが、灯りが点灯している夜に見るとその存在感に圧倒されます。
この期間、灯りがともされている5Kmほどの散策路添いに、十ケ所余り「大きく力強いいけばな」が飾られていて、「いけばなプロムナード」と名づけられています。
参寧坂と二年坂(二寧坂)の間の八坂通にある、八坂の塔。ここは、散策をする多くの人が足を止め、記念撮影をする場所です。ライトアップされているこの塔の前にも大きな「いけばな」が飾られています。
高台寺から、ねねの道」を円山公園方向に進むと、正面に大雲院祇園閣が見えます。「東山花灯路」を行きかう多くの観光客でにぎわう場所で、ちょうどその道が、直角に曲がる門前に大きな「いけばな」が飾られています。
「大雲院祇園閣前」からさらに円山公園方向に進むと、ほど近くに「大谷祖廟」の広い参道があります。この参道両脇に行灯の灯りが灯される幻想的な場所です。参道の入り口両脇に毎年大きい「いけばな」が二輪飾られます。ライトアップした「いけばな」は、幻想的な参道に彩を添えています。
(1)散策路添いの寺社の夜間特別拝観ができます、青蓮院、知恩院、八坂神社、高台寺、圓徳院、法観寺、清水寺などがライトアップされています。
(2)円山公園を流れる小川は「竹灯り・幽玄の川」と名づけられて、数多くの青竹灯篭が飾られています、ここでは川のせせらぎと光が醸し出す幻想的な雰囲気を満喫できます。
(3)八坂神社の境内では、祇園の舞妓さんによる奉納舞踊が行われていて、古典芸能に触れることができます。
(4)散策路沿いの名産品店、土産物屋、食べ物やなどが、夜遅くまで開いているので、店内に入ってショッピング、食事・喫茶などができます。
2016年春の「京都・東山花灯路」は、3月12日(土)〜3月21日(月)午後6時〜9時30分まで開催です。毎年このイベント目当てに多くの観光客が、京都東山を訪れ、光と花の織りなす古都の夜景を楽しんでいます。是非、古都の夜景と「いけばな」を楽しんでみてください。
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