リピーター続出の金時山!箱根仙石原から登る絶景トレッキング

リピーター続出の金時山!箱根仙石原から登る絶景トレッキング

更新日:2016/02/22 16:00

金時山と聞いて、「まさかり担いだ金太郎」を連想される方が多いと思います。
その金太郎伝説が残る金時山は日本三百名山に数えられる標高1212メートルの山。実は岩場が続く厳しい山なのです。
今回は、足柄峠や乙女峠からではなく、箱根仙石原からのトレッキングルートをご紹介します。
頂上には、「きのこのみそ汁」が名物の金時茶屋があり、高齢の金時娘が現役で切り盛りし、登山客を温かく迎えてくれます。

公時神社のお参りからスタート

公時神社のお参りからスタート
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車でのアクセスは、東名高速道路の御殿場インターチェンジから国道138号線を箱根方面へ進みます。乙女トンネルを過ぎ仙石原方面に下った左側に公時神社。車を公時神社又は隣のゴルフ練習場の駐車場に停めましょう。
小田急箱根高速バスで新宿からもアクセス可能です。所要約2時間。片道料金1900円です。

まずは公時神社にお参りし、道中の無事を祈ります。公時神社のご祭神が坂田公時。平安時代末期の武将 源頼光に仕えた四天王の一人で、幼名が金太郎。怪力の持ち主で、熊と相撲をとったなどの伝説が童謡になっています。

すぐ脇の登山道をスタートし、林の中をしばらく進むと、金太郎が遊んだと伝説の丸い金時手鞠石、さらに金太郎が山姥と暮らしたと伝わる金時宿り石という真っ二つに割れた巨岩が有ります。

急峻で岩場の多い山

急峻で岩場の多い山
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金時山は山頂付近の傾斜が急で、山の姿が、イノシシの鼻のように急に突き出しているから、かつて猪鼻嶽と言われた山です。岩場や滑りやすい場所もあり注意が必要です。

開けた場所から振り返ると、噴火が心配される大涌谷の噴煙が上がる様子や仙石原のゴルフ場、さらに芦ノ湖も望めます。
明神ヶ岳・矢倉沢峠方面からの道と合流する地点は、広場になっており休憩する人でにぎわいます。ここから頂上までは険しい道をもう少しです。狭い場所では、譲り合いも必要です。

頂上で、まさかり担ぎ

頂上で、まさかり担ぎ
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公時神社スタートから1時間ほどで休憩小屋がある頂上に到着します。天下の秀峰金時山という大きな案内の下には、まさかりがあり、大勢の人が担いで写真撮影します。
遮るものがないため、晴れた日には、富士山の絶景が望めます。

金時茶屋で休憩

金時茶屋で休憩
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元祖金時茶屋(金時娘の茶屋)で金時娘の小見山妙子さんがお出迎え。80歳を超える現在でも、会計・接客など現役で頑張っています。
店内には、有名人のサイン色紙が掲示され、また天井からは登頂回数と名前の札がぶら下がっています。多くの人が金時娘を慕って、リピートで何度も登頂しています。

身体も心も温まる「きのこのみそ汁」

身体も心も温まる「きのこのみそ汁」
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名物の「きのこのみそ汁」(500円)は大粒のナメコがたっぷり入り、汗で冷えた身体には最高でとても温まります。

下山ルートは、分岐点から、同じルートではなく変化のある別ルートをお薦めします。公時神社方面でなく、仙石原方面へ。景色良く開けた山道を下ります。うぐいす茶屋を越え林の中に入りしばらく行くと金時山コース登り口の案内がある場所に到着します。登山道は終了しここから先は別荘街の車道を通ります。このあたりでは、金時山から眼下に見えた大涌谷の噴煙が間近に見えます。
国道138号線を15分位通過すると、出発点の公時神社に到着します。

コースタイムは上り約1時間、下りは車道ルートも含めて約1時間。プラス頂上での休憩時間です。

おわりに

今回紹介したコースは、駐車場があり、バスでもアクセス可能で、コースタイムも短いため初心者向けで、多くの登山者が訪れます。特に秋の紅葉シーズンは、登山道の狭い場所や岩場では、渋滞が発生し、また頂上もたくさんの人です。時間に余裕のある計画で登ってください。くれぐれも下山時間に暗くならないようにご注意を。

トレッキングで疲れた体を癒やすには近くの箱根仙石原温泉のにごり湯や御殿場側の乙女トンネルの先にある富士見の立ち寄り湯がおすすめです。

何度でも登ってみたくなる金時山。晴れた景色の良い日に絶景トレッキングに出かけませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/07 訪問

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