なぜか露天風呂に茶室!?栃木・塩原温泉「旅館 上会津屋」

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なぜか露天風呂に茶室!?栃木・塩原温泉「旅館 上会津屋」

なぜか露天風呂に茶室!?栃木・塩原温泉「旅館 上会津屋」

更新日:2016/02/19 17:49

泉 よしかのプロフィール写真 泉 よしか 女子目線温泉ライター、キッザニアマニア

栃木県の塩原温泉に戊辰戦争の凌霜(りょうそう)隊と所縁のある旅館があります。その名は上会津屋。小ぢんまりとしたお宿ですが、遊び心は満載。なんとこの旅館の露天風呂には茶室がついているのです!もちろん飾りじゃありません。足ふきマットが置いてあって、ちゃんと入れますよ!ゆっくり温泉に入ってのぼせたなと思ったら、茶室に上がって一休みしてみませんか?

戊辰戦争の凌霜隊と塩原温泉の所縁

戊辰戦争の凌霜隊と塩原温泉の所縁

写真:泉 よしか

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栃木県の塩原温泉には11のエリアがありますが、中でも多くの旅館が並ぶ古町地区の箒川沿いに老舗旅館の上会津屋は建っています。入口の横には「凌霜隊脇本陣」の文字が。みなさんは凌霜(りょうそう)隊ってご存知ですか?

幕末から明治にかけての戊辰戦争において日本は真っ二つに割れて内戦となりましたが、この時新政府軍についた郡上藩(岐阜・郡上八幡)では家老・朝比奈藤兵衛の息子、まだ17歳であった朝比奈茂吉が仲間の藩士を率いて脱藩し、旧幕府軍に味方するために凌霜隊を組織しました。建前上は脱藩しての行動ですが、弱小藩であった郡上が、新政府軍・旧幕府軍のどちらが勝っても生き延びるために行った苦肉の策であったと言われています。

ともあれ旧幕府軍側についた凌霜隊は江戸を発ち、小山、宇都宮で参戦、塩原を経由し会津若松城へと向かいます。塩原温泉での駐屯はおよそ3ヶ月。この時凌霜隊が分宿した宿のひとつが上会津屋でした。

なお凌霜隊は会津若松城の籠城戦を最後まで戦い抜きました。そんな彼らにとって塩原温泉での滞在はわずかな平安の時であったようです。温泉で傷を癒したり体を休めることもあったのではないでしょうか。

ちょっとレトロ気分の湯けむり屋敷

ちょっとレトロ気分の湯けむり屋敷

写真:泉 よしか

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会津へ向かった凌霜隊の宿となったことで会津との関わりが深い上会津屋ですが、昔は塩原温泉でも上会津屋・中会津屋・下会津屋と、会津の名を冠した宿が3軒ありました。今は下会津屋は無くなり、中会津屋は源美の宿会津屋と改名し、当時の名をそのまま残すのはこの上会津屋だけとなっています。

それでは早速、上会津屋のお風呂をご紹介しましょう。浴室のある棟は「湯けむり屋敷」と名付けられ、ちょっとレトロな通路を通っていきます。浴室は侘の湯(1階)と寂の湯(2階)で、午前午後で男女を入れ替えます。

何故か露天風呂に茶室!?

何故か露天風呂に茶室!?

写真:泉 よしか

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侘の湯にも寂の湯にも内風呂と露天風呂がついていますが、驚くのは寂の湯の露天風呂です。温泉街にあるので露天風呂といっても囲われていて展望が良いわけではありませんが、何故かその露天風呂に茶室があります!めちゃくちゃシュールな眺めです!

お風呂に使われている上会津屋の温泉は自家源泉。元々の温度は60度以上ありますが、ゆっくり入れるように浴槽では少しぬるめに調節してあります。泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物・炭酸水素塩泉。きしつく肌触りに少し甘いにおいが漂います。

ちなみに上会津屋の源泉は飲泉もできます。玄関の手前に飲泉所がありますので、通った時に味見してみてはいかがでしょう!出汁の効いたゆでたまごのような飲みやすいお湯ですよ。

のぼせたら茶室で一休み

のぼせたら茶室で一休み

写真:泉 よしか

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もう少し茶室に近づいてみましょう。この茶室は飾りではありません。足ふきマットが置いてあることからもわかると思いますが、ちゃんと上がって休むことができます。面白いですよね!

流石にお抹茶は出ませんが、冷水器がありますから水分補給もばっちりです。最初はびっくりしますが、結構あがって休む方も多いそうです。のんびり温泉に入って、のぼせたらタオルをまとってそのまま茶室で一休み・・・こんなことができるのは上会津屋だけでしょう。ちなみにこちらの旅館が露天風呂に茶室を作ったのは「遊び心」からなんですって!

まとめとして

上会津屋は塩原温泉観光協会の隣、共同浴場の混浴露天風呂もみじの湯や塩原温泉バスターミナルにも近く、観光に便利な立地です。
立ち寄り入浴も受け付けていますが、宿泊のお客様優先となりますのでこちらは必ず事前に電話でお問い合わせくださいね。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/27 訪問

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