福島市から車で一時間で到着する高湯温泉は、平成22年に東北で初めて「源泉かけ流し宣言」をした温泉地です。10軒あるすべての宿で、100%源泉かけ流しのお湯を楽しむことができます。素晴らしい温泉地ですね!
また高湯温泉では、10ヶ所ある源泉から毎分3258リットルもの温泉が湧き出ています。そのため街中に硫黄の香りが立ちこめ、至る所で湯けむりが見られます。
冬の積雪時でも温泉の熱気が溢れており、まさに温泉天国のようになっています。ただ道路は凍っていることもあるのでスタッドレスやチェーンは必須です!
高湯温泉唯一の共同浴場あったか湯のほぼ正面に、今回紹介する安達屋旅館はあります。日帰り入浴も受け入れていますが、火曜日、金曜日を除く10時から13時までの受付で、一時間のみ入浴となっています。入浴料は750円です。日帰り温泉定休日の火曜日と金曜日は、宿泊すれば温泉に入浴することができます。
限られた時間しか入れないからこそ、実際に体験したときの感動は高まるものです。時間を合わせてわざわざ来るほどの価値がここには間違いなくあります!できれば宿泊して思う存分温泉に浸かっていってください!
安達屋旅館最大の魅力が、写真にある混浴大露天風呂「大気の湯」です。全長は約25メートルほどあり、その途中にはうたせ湯・洞窟風呂などもあります。日帰り入浴では関係ありませんが、18時〜21時は女性専用の時間帯になります。混浴に抵抗のある女性の方でも安心です。
これほどの規模にも関わらず、青みがかった乳白色の温泉がかけ流しされているのはものすごいことなんです!!普通ではありえない贅沢すぎる環境ですね。湯温も場所によって熱めだったり、温めだったりするので、自分好みの温度を楽しむことができます。
こんなにも美しい露天風呂はそうありません。一枚の絵画のように見える景色はまさに絶景の一言です。さらにそこに雪が合わさることで、何とも言えない空間を作り出しています。「日本って美しい…」と思わず呟いてしまうほどです。
素敵な色合いのこのお湯の泉質は「酸性・含硫黄−アルミニウム・カルシウム−硫酸塩泉」で、硫黄含有量は全国でも5本の指に入るほどの濃度です。高血圧やリューマチ、動脈硬化などに効果が期待され、高湯の湯は古くから特に良く効くそうです。
酸性ですがそこまで刺激は強くないので、肌が弱い方でも問題なく入れます。また湯の新鮮さの証である湯の花がたくさん舞っており、高湯温泉の素晴らしさを存分に感じられるはずです。
内湯は二カ所設けられており、露天よりも熱めとなっています。こちらも風情があって素敵なお風呂ですよ。
高湯温泉周辺は自然が非常に豊かなため、運が良ければ写真のカモシカのような可愛い野生動物に出会えるかもしれません。もし遭遇しても野生ですので安易に近づき過ぎないように!
写真でも十分美しいですが、本物はさらに美しいものとなっています。温泉そのものはもちろん、目で見て楽しめる素晴らしい露天風呂ではないでしょうか。特に雪見の時期の入浴は、きっと忘れられない思い出になるはずです!!
ちなみに安達屋旅館は原則お風呂の撮影は禁止となっています。もしどうしても撮りたい場合は必ず宿の方の許可を頂いてからにしてください!
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