三国志ファン必見「張飛の墓」!墓参りが絶えない四川省「ロウ中古城」

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三国志ファン必見「張飛の墓」!墓参りが絶えない四川省「ロウ中古城」

三国志ファン必見「張飛の墓」!墓参りが絶えない四川省「ロウ中古城」

更新日:2016/03/01 18:36

大里 康正のプロフィール写真 大里 康正 写真家、旅ライター

中国四川省南充市の「阆中古城」(ろうちゅうこじょう)は、中国政府が指定する国家歴史文化名城となっており、2300年の歴史を有する中国四代古鎮の一つです。ここはかつて、三国志の蜀の一部であり、劉備玄徳と共に蜀の確立に尽力した張飛が地域を治め、部下の裏切りで没した場所なのです。

張飛の廟は中国でも極めて少なく、その中でここは本物の「張飛の墓」として最も有名な場所です。

「漢桓候祠」とは

「漢桓候祠」とは

写真:大里 康正

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祠の正面には漢桓候祠と書かれています。これは張飛の諡が「桓候」であるためです。ここの別称は「張飛廟」です。正式に祠となったのは唐の時代ですが、張飛の死後、すぐに胴体が葬られ、没した頃より墓として扱われてきたのです。

何度もの整備を繰り返し、現在の形に落ち着いたのは明から清の時代にかけてであり、広い敷地は5000平方メートルにもなります。

三国志の蜀の英雄の一人である張飛(生年不詳− 章武元年(221年))は、劉備玄徳(延熹4年(161年)− 章武3年(223年))と、関羽(生年不詳−建安24年(220年))と共に、桃園の誓いで義兄弟となった話から三国志演義は始まります。

後に諸葛亮孔明(光和4年(181年)−建興12年(234年))が加わることで力は増していきます。諸葛亮が献策した「天下三分の計」は有名な話です。現在の四川省を中心とする劉備玄徳の「蜀」は、大国の「魏」と「呉」の二つと戦い、時に同盟関係となりながら、勢力を拡大していきました。

見事な「大殿」

見事な「大殿」

写真:大里 康正

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門を入ると正面に大殿があります。最初の大殿は蜀の時代に建てられたとされます。途中の経緯は不明ですがその後、清道光22年(1840年)に再建されています。

大殿には張飛の彫刻があり皇帝の服装をしており、これは阆中の人たちが、張飛を皇帝のように扱ったことを意味します。しかしながらまったく同じにすることは出来ないので、臣下の証として玉圭を手に持たせたのです。玉圭とは皇帝が臣下に与えるものです。その後、張飛はこの地で、神として崇められていきました。

張飛がここまで高い格で扱われるのは、この場所のみです。見事な張飛像を見逃さないようにしましょう。

円形の「張飛墓」

円形の「張飛墓」

写真:大里 康正

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大殿の脇から奥に進むと、「張飛墓」があり、周囲を1周歩けるようになっています。付近には細い竹が生い茂り、勇猛なイメージの張飛から連想しにくい繊細な感じを受けることでしょう。

張飛は阆中を任せられ、部下の范強、張達に殺されるまでの7年間(214年−221年)、ここで指揮を執っています。勇猛な張飛の指揮が必要だった程、ここは軍事的に重要な場所だったのです。

張飛は大酒のみで、かつ勇猛さのみが強調されますが、しかしながら政治家としての能力もあったからこそ、この地を任されます。また、張飛の筆跡とされる石碑が見つかっており、書でも優秀であったと指摘されています。

墓の正面にある「墓亭」

墓の正面にある「墓亭」

写真:大里 康正

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墓亭の上の大きな額には「雲奥無邊」と書かれています。広がる大空と無限の大地、そのような意味合いです。ここに剣を持った張飛の像がありますが、この辺りは休憩場所のようになっています。

ちょうど墓の正面となりますので足を止め、額に込められた思いを考えながら、張飛を感じてみてはいかがでしょうか。

その後の「蜀」

その後の「蜀」

写真:大里 康正

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その後、劉備玄徳が白帝城で病没し、息子の劉禅が後を継ぎますが、蜀の要であった諸葛亮も五丈原の戦いで病の末、陣没。残された人たちは何とか蜀を盛り返そうとするも、魏によって蜀は滅ぼされるのです。

最後に

四川省の阆中古城は、2013年9月の中国政府が認定する家級旅遊景区5Aと最高ランクとなっています。「漢桓候祠」だけではなく、他にもたくさんの見どころがありますので、ぜひ、足を運んでみて下さい。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/05 訪問

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