写真:坂元 美鈴
地図を見るタイを代表するデザートといえば「カオニャオ・マムアン」。蒸したもち米にパームシュガーで甘みを加えたココナッツクリームをたっぷりかけ、完熟マンゴーを添えて一緒にいただくデザートです。
ココナッツの風味をまとった甘い香りのもち米と甘酸っぱくて濃厚なマンゴーとのコントラストが素晴らしく、止まらないおいしさ。カロリー高めなので「好きだけど太るからたまにしか食べないの」というタイ人女子も多い魅惑のスイーツです。
多くのタイ料理レストランで提供しているほか、ショッピングコンプレックスなどに入居しているマンゴースイーツ専門店でも食べられます。通年ありますが、マンゴーの旬、4〜5月はそのおいしさは最高潮。マンゴーの代わりにドリアンやジャックフルーツを使ったものもポピュラーです。
写真:坂元 美鈴
地図を見るココナッツミルクとパームシュガー、卵にタロイモや緑豆のペーストを混ぜてオーブンで焼き上げる、ペチャブリ県の郷土菓子「カノム・モーケン」。ココナッツミルクの甘い香りと濃厚な風味、どっしりとした食感が特徴の、タイのカスタードプディングです。フライドオニオンンをトッピングするのが定番で、オニオンの塩気により甘さがより際立ち、味に深みが出ます。
素朴なデザートですが、作るのに時間と手間がかかるので、レストランではあまりみかけません。デパートやスーパーマーケットのデザートコーナー(マックスバリューには高い確率で置かれています)や、道端の屋台などで買うことが出来ます。
写真:坂元 美鈴
地図を見る片栗粉をまぶして茹で、赤く着色したクワイの実をタプティム(ザクロ・ルビーの意)に見立てた見た目も美しいデザート「タプティム・クロープ」。クワイのシャキシャキ感と片栗粉のツルツルとした舌触りがなんともたのしく、この独特の食感にハマる人多数。パームシュガーと少しの塩で味付けしたココナッツミルクに氷と一緒に浮かべていただくのが定番です。
甘くしたココナッツミルクに塩を少し加えた甘じょっぱさはタイ菓子の基本で、これがクセになる味わいなのです。
タイ料理レストランやフードコートのデザートコーナーなどで食べられます。
写真:坂元 美鈴
地図を見る伝統菓子というにはアイスは新しいジャンルではあるけれど、タイ料理レストランやチャトチャックマーケット、道端のアイスクリーム屋さんで売られている「ココナッツアイス」は、しゃりっとした舌触りのちょっと懐かしい味。生クリームや卵が入っていない、昔ながらの味わいです。
そのぶんココナッツ感がしっかりと感じられて、ハーゲンダッツなどのクリームたっぷりなリッチな味とは一線を画する素朴な風味がたまりません!ピーナッツやコーンなど多彩なトッピングで楽しんで下さいね。
写真:坂元 美鈴
地図を見るこれぞタイの伝統菓子!なのが、写真のカラフルなお菓子たち。ココナッツミルクに砂糖と塩を入れ、パンダンの葉の器に入れ、米粉で固めた「タコー」はもちもち食感のあまじょっぱいココナッツミルクが後をひく味わい。卵黄と砂糖で作るねっとりとした「フォイトーン」は、その金を思わせる色からお祝い事によく登場します。ココナッツミルクの寒天「ウンガティ」もよく作られる日常菓子で、パンダンの葉で色づけた緑の寒天などと合わせて見た目も華やかな一品です。
これら伝統菓子はレストランで楽しめるものありますが、その昔より手作りして屋台で売るのが基本。今なお道端の屋台やショッピングセンターの屋台ブースなどで頻繁に売られています。上記で紹介した以外にもおいしい&珍しい伝統菓子はたくさんあるので、街歩きのときには屋台をチェックしてみてくださいね。
この記事を書いたナビゲーター
坂元 美鈴
国際線CA、結婚情報誌編集を経て、フリーライター歴12年、バンコク在住10年、2016年4月より東京在住。大学時代のヨーロッパ放浪の旅で、自由気ままな一人旅にはまり、いまだその熱は冷めやらず。出産後数…
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(2025/2/8更新)
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