ゲンセンカン主人の舞台、みなかみ「湯宿温泉」で素朴な共同浴場をめぐろう!

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ゲンセンカン主人の舞台、みなかみ「湯宿温泉」で素朴な共同浴場をめぐろう!

ゲンセンカン主人の舞台、みなかみ「湯宿温泉」で素朴な共同浴場をめぐろう!

更新日:2016/02/22 16:10

フジイ サナエのプロフィール写真 フジイ サナエ 温泉ブロガー

群馬県みなかみ町は、水上温泉を筆頭に町内に大小様々な温泉地を有する温泉の町。中でも三国街道沿いに点在する小規模な湯治場は、水上温泉とは対象的な湯治場の雰囲気が魅力で、これらの小さな温泉地を総称して「猿ヶ京三国温泉郷」とも呼ばれています。

今回は猿ヶ京三国温泉郷の一つで、漫画家のつげ義春の代表作「ゲンセンカン主人」のモデルとなった湯宿温泉の温泉街と、共同浴場をご紹介します。

歴史を感じる町並みが魅力!湯宿温泉の温泉街

歴史を感じる町並みが魅力!湯宿温泉の温泉街

写真:フジイ サナエ

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湯宿温泉は、沼田市街地から車で約1時間、三国街道沿いの小さな住宅街の中に数軒の旅館と共同浴場があるだけの小さな温泉地です。街道から一歩脇道に逸れると、そこにはまるで一昔前の湯治場にタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな町並みが広がっています。

湯宿温泉は、1970年代にアングラ系コミック誌で活躍した漫画家つげ義春の代表作「ゲンセンカン主人」の舞台のモデルになった温泉地です。

さすがに漫画に描かれた町並みと比較すると、現在の温泉街は美しく整備され当時のうらびれた雰囲気はほとんど感じることはできません。つげ義春が実際に滞在しゲンセンカンのモデルとした「大滝屋」という宿も温泉街に現存しているのですが、今は新しい建物に建て替わっており、漫画が描かれた当時の情景は残念ながら失われてしまいました。

しかし、少しメインストリートを歩くと白壁の土蔵や古びた日本家屋など、そこここに漫画が描かれた当時の面影を今も見つけることができます。

小さな温泉地なのに共同浴場が4つもある湯宿温泉

小さな温泉地なのに共同浴場が4つもある湯宿温泉

写真:フジイ サナエ

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湯宿温泉はメインストリートを端から端まで歩いても、10分ほどしかかからない非常に小さな温泉地にも関わらず、共同浴場が何と4ヶ所もあります。

共同浴場は普段はオートロックで鍵がかかっており、地元住民と湯宿温泉の宿泊客以外は利用することができなくなっていますが、16時〜21時はロックが掛らないように入り口につっかえ棒がしてあり、この間だけは外来者も入浴可能。料金は100円です。

4ヶ所の共同浴場うち、竹の湯・窪湯・小滝の湯の3ヶ所は温泉街のメインストリート沿いにあり、泉質も建物もおしなべて似たような感じなので、どこか一カ所立ち寄るならば、最も建物が大きい「窪湯」がオススメ。

シャワーなどの設備は一切なし!湯船だけの共同浴場は激熱注意

シャワーなどの設備は一切なし!湯船だけの共同浴場は激熱注意

写真:フジイ サナエ

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共同浴場に関しては詳細な泉質などは記載がなく不明ですが、おそらく湯宿温泉全体の源泉地であろうと思われる「湯本館」という旅館の分析表によると、泉質はナトリウム・カルシウム‐硫酸塩泉。

泉温は湧出時62.7度で、お湯を分配するうちに多少は温度が下がりますが、加水無しのかけ流しで湯船に注がれているので、かなり人を選ぶレベルの高温となっています。

湯船には一応水の出る蛇口も付いていますが、これが日帰り温泉などによくあるボタンを押している間だけ水が出るタイプで、おそらく湯宿温泉全体が「どんなに熱くても水で埋めるな」というスタンスのようです。

浴室にはシャワーなどの設備はありませんので、お湯を楽しむのに徹するための施設だと思って下さい。

唯一観光客に開放されていないジモ専「松の湯」

唯一観光客に開放されていないジモ専「松の湯」

写真:フジイ サナエ

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唯一メインストリートから少し離れた場所にある松の湯は、建物外観も他の3ヶ所に比べるといかにも「ジモ専」という感じですが、実際にここだけは観光客への開放は行われていない共同浴場なので、一般の方は立ち入らないようにしましょう。

源泉地「湯本館」の大浴場もしびれる熱さ!冬場は少しマシかも?

源泉地「湯本館」の大浴場もしびれる熱さ!冬場は少しマシかも?

写真:フジイ サナエ

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湯宿温泉の湯元である湯本館の大浴場。混浴で30人一度に入ることができるとされている大きなお風呂ですが、こちらも源泉掛け流しのためとにかく熱い!!

夏場は50度以上、冬場は外気で若干湯温が下がり入りやすくなるので、「我こそはあつ湯好き」という方以外は冬場訪問されることをおすすめします。

おわりに

湯宿温泉の共同浴場には駐車場はありません。地域の方の迷惑になるので、路上駐車は絶対にしないようにして下さい。国道17号沿いに駐車スペースがあります。

お湯が熱すぎる場合は、周りの人に断ってから水を入れるようにしましょう。共同浴場は地元の人の憩いの場なので、常識の範囲で行動するように心がけて下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/18−2015/07/19 訪問

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