絶景「東尋坊」や海鮮丼も満喫!越前三国で楽しむレトロ散策

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絶景「東尋坊」や海鮮丼も満喫!越前三国で楽しむレトロ散策

絶景「東尋坊」や海鮮丼も満喫!越前三国で楽しむレトロ散策

更新日:2016/02/29 14:42

和山 光一のプロフィール写真 和山 光一 ブロガー

九頭竜川の河口に位置する三国湊は、北前船の寄港地で、江戸中期から明治にかけて日本海側で屈指の商港として繁盛しました。その名残りが「三国湊きたまえ通り」です。通り沿いの入り組んだ細い路地に溶け込むように立つノスタルジックな建造物が色濃く残るこの町を東尋坊観光と合わせてぶらりとレトロ散策にでかけましょう。日本海の荒波で育った新鮮な海の幸の味を、一度にたくさん楽しめる海鮮丼も是非味ってみてください。

ノスタルジックな建築をぶらり巡る「三国湊きたまえ通り」

ノスタルジックな建築をぶらり巡る「三国湊きたまえ通り」

写真:和山 光一

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三国湊きたまえ通りの起点である「三国湊座」で観光パンフレットを頂き、観光情報をゲットしてレトロ散策のスタートです。ここでお腹が空いていれば、三国特産の花らっきょの入った「三国バーガー580円」を味わってみるのもいいでしょう。

並びには江戸時代、材木商で栄えた新保屋岸名惣助が代々住んでいた町家の自宅を復元した「旧岸名家住宅」があります。妻入屋根と平入屋根を組んだ「かぐら建て」と呼ばれる町家で当時の商家の裕福な暮らしぶりがうかがえます。かぐら建ては正面から見ると平屋に見える三国独特の建築様式です。隣の三国湊町屋館では観光休憩所になっていて、徒歩でめぐっても3時間ほどで回れますが、レンタサイクルも借りれます。

贅を尽くした大正建築「旧森田銀行本店」

贅を尽くした大正建築「旧森田銀行本店」

写真:和山 光一

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三国湊きたまえ通りの南にあるのが、三国湊を代表する豪商・森田家が明治27年(1894)に創業した「森田銀行」の建物で、大正9年(1920)に建てられました。県内に現存する最古の鉄筋コンクリート造建造物で、左右対称の外観は西欧の古典主義的デザインで、外壁は一見レンガ作りだが実はタイル張り。内部は豪華な漆喰模様のレトロ建築です。細部のデザインや技術にこだわりが見られ、一階の重役室は窓枠の象嵌や戸棚の七宝焼きなどモダンな装飾が残っています。

森田銀行は、その後福井銀行と合併し、近年まで福井銀行三国支店として営業されていたとのことで、カウンターの長さ7mものケヤキの一枚板は見事であり、マーブル仕上げのエンタシスが左官仕事とは驚きです。

丘の上にある三国のシンボル「みくに龍翔館」

丘の上にある三国のシンボル「みくに龍翔館」

写真:和山 光一

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「みくに龍翔館」は港町三国の文化遺産を守り伝えるために昭和56年11月に開館しました。北前船交易の栄華の象徴として永く町民に愛された「龍翔小学校」の外観を忠実に復元されています。この小学校は、三国湊が最も栄えた頃、トリックアートの天才画家M.C.エッシャーの父で、オランダ人土木技師G.A.エッセルがデザインして明治9年に建てられました。西欧風の建築を想わせる白亜の木造五階建て八角形というユニークなデザインが珍しい建物です。内部は北前船の資料を中心に三国湊の賑わいを再現していたり、トリックアートの世界を楽しめたりします。天気の良い日は白山が眺められますよ。

スリリングな名勝「東尋坊」

スリリングな名勝「東尋坊」

写真:和山 光一

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「東尋坊」はテレビのサスペンスドラマでしばしば登場する、日本海沿い1Kmにわたり、岩の柱がゴツゴツと連なる福井一の断崖絶壁の景勝地。名前の由来は、福井県勝山市にある平泉寺にいたお坊さんの名前である。暴れん坊の悪僧であった東尋坊を、仲間の僧が酒に酔わせ、この崖から突き落としたという伝説があります。「輝石安山岩の柱状節理」という奇岩がこれほどの規模でみられるのは、韓国、ノルウェーとあわせ世界でも3カ所にしかないという、珍しい柱状の奇岩群なのです。

人気のヒミツはスリル満点の崖っぷちウォークにあり、断崖絶壁の高さは最大でなんと25m(ビルの8〜9階)!景観を守るため柵が一切設置されておらず、自由に崖を歩き回れます。特に高さ25mの大池は一番の絶景スポットで、下を覗き込むのは想像以上の恐怖。海際まで降りられる道もあり、是非すみずみまで探検してみてください。因みにかかとの高い靴やサンダルで歩くのは危険ですよ。

とれとれピチピチ新鮮魚介に大満足の海鮮丼の店「お食事処 田島」

とれとれピチピチ新鮮魚介に大満足の海鮮丼の店「お食事処 田島」

写真:和山 光一

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皇室に越前がにを献上する魚問屋「田島」の直営店「お食事処 田島」。とれたての福井の幸を贅沢に使った料理が自慢です。人気の「海鮮丼(2600円)」は旬の魚介が日替わりで盛り込まれるので何がのるかは開けてびっくり玉手箱なのです。訪問した際は、甘エビ4尾にうに、いくら、甘エビの卵、ヒラメ、くるま鯛、ぶり、まぐろ、サーモン等11種ほどの旬のネタを豪快にのせたボリューム満点の海鮮丼。甘エビは小ぶりでみずみずしく、口の中でとろけるような甘さが広がり、くるま鯛は淡白な白身でプリプリした食感が美味です。

日本海は暖流と寒流がぶつかるため、良質のプランクトンがたくさん生息しており、魚の種類も多く、どの魚も身が肥えています。その為三国近海は良質な漁場であり、その漁場に近い食事処では、新鮮な魚介を良心的な価格で提供できるのです。

鮮度抜群の美味しいネタと丼からこぼれそうなボリュームには感動必至ですよ。

東尋坊だけでない、歴史と文化の町「三国湊」

三国は「文学のふるさと」でもあります。昭和を代表する作家・高見順がこの地に生まれ、詩人・三好達治が戦時中に疎開で5年間滞在し、室生犀星はここで新聞記者をしていました。高浜虚子もしばしば句会を催しています。「東尋坊」に続く松林の遊歩道に、彼らの足跡を辿り伝える文学碑が立ち並んでいます。「旧岸名家」2Fには、三国ゆかりの文化人展示室があり、「みくに龍翔館」3Fでは、三国と近代文学というコーナーがあり、三国を舞台にした美しい文学の世界が広がっています。
 
また北陸三大祭の一つに数えられる「三国祭」は、毎年5月20日に高さ六メートル以上の巨大な武者人形を乗せた曳き山車巡行が行なわれ町内を練り歩く「三国神社」の例祭です。戦国武将・柴田勝家が祈願所とした美しい庭園をもつ三国最古のお寺「瀧谷寺」もあり、三国は歴史の町でもあります。

黄色いタグをつけた三国産のものが国内最高峰といわれる冬の味覚の王者「越前がに」だけでない、ディープでレトロな三国の町を旅してみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/11 訪問

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