注文すると、ホントに立派なネギを添えた蕎麦が運ばれてきました。箸の代わりに蕎麦をすくいつつ、ガリッと薬味としてかじりながらいただくそうです。合理的な発想ですね(笑)
早速すくってみました。意外と簡単に口まで運べますが、ネギをかじりすぎて苦い!!普通の箸を片手に、ネギをもう片方の手に持ってちょびりちょびりかじりながら食べたほうがいいみたい。ちゃんと箸も用意してくれます。
このネギ蕎麦の本名は「高遠そば」と言います。ん?会津地方なのになんで信州の高遠?何でも、高遠から蕎麦職人を呼び寄せて蕎麦の技術をこの地域に根付かせたからだそうです。
このネギ蕎麦を食べるなら、大内宿入り口付近の「三澤屋」へ。ユニークな蕎麦の発祥のお店です。古民家の囲炉裏端または、外を見渡せる縁側でいただけます。
三澤屋
TEL0241-68-2927
営業時間:9:30〜17:00
つゆの中に蕎麦が入っている「高遠そば」とは別に、お椀の中に水と蕎麦が入っていて、後で大根おろしの汁とだしを混ぜて自分好みのだしを作って蕎麦を食べる「水そば」の2種類があります。冷たいお蕎麦がお好みの方は、「水そば」を選んでみて下さい。炭火で焼いたイワナもほろ苦くておいしい。
江戸時代の宿場町の雰囲気がそのままの大内宿は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。江戸時代に会津若松から日光を結ぶ会津西街道の宿場町として、多くの人でにぎわったそうです。中山道の宿場町、妻籠宿と馬籠宿に続き、3番目に選定されたそうです。
訪れたら昔ながらの宿場町の雰囲気を楽しみながら、一番奥まで歩いて下さい。一本道の突き当りに小高い丘があります。ちょっと急な階段ですが気を付けて登ると、写真のような江戸時代の町並みを少し高いところから眺めることができます。小さく見える観光客が江戸時代の町娘、若旦那に見えてきませんか?
藁葺き屋根が両脇に立ち並ぶ大内宿では、各家が土産店や蕎麦屋などを営んでいます。一軒一軒のぞきながらの散歩が楽しめます。ちりめん細工を売る家、手作りみそを売る家、つけもの、手焼きせんべい、手編みのかごなど、お隣がそれぞれ違ったお土産を並べて目を楽しませてくれます。
昔ながらの日本家屋には、赤やオレンジなどの暖色がなんでこんなに映えるのでしょう。これからの紅葉シーズンは、一番美しい季節です。大内宿の最寄駅は、日本で唯一の藁葺き屋根の駅舎「湯野上温泉駅」となります。そこからタクシーで15分。極上の田舎の風景に癒されます。
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この記事を書いたナビゲーター
鮎川 キオラ
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