岩手県民で知らない人はいないともいわれる「福田パン」ですが、このパンを購入できるのは、基本的には県庁所在地のある盛岡市周辺のごく限られた地域。盛岡市内の高校や大学の売店、地元のスーパーなどでも売られており、お手頃な価格とボリューム、味の3点から学生や一人暮らしの朝ご飯、食べ盛りの子供のおやつなどに絶大な支持を得ています。
このコッペパンを食べて育った子供たちが大人になってもその美味しさと満足感を求めて食べ続けたことから、いつしか盛岡市民のソウルフードと呼ばれるほど愛される存在になっていったのです。
「福田パン」の見た目はただの大きなコッペパン。出来上がった状態のサンドの見た目からは想像がつかないふわふわの食感と様々な具材の織成す味のバラエティに、コッペパンの概念がくつがえるはずですよ!
写真:ろぼたん
地図を見る盛岡駅や盛岡のスーパーでも「福田パン」を購入することができますが、特別な福田パンを味わうなら、駅から徒歩15分程度で行くことができる、本店がオススメ。
休日ともなれば朝7時の営業時間開始前から行列ができることもある本店では、熟練の手さばきで次々とオーダーに応じて、クリームやジャムといった具材を塗ったり重ねたりしてはサンドを完成させていきます。まるでジェラート専門店のような種類豊富な具材は、菓子系34種類、惣菜系14種類、さらに店舗限定のものをあわせると、50種類以上。スーパーや売店ではこれほどの品揃えはありません。
「福田パン」の一番人気は「あんバター」(あんにマーガリンを塗ったもの)。まず最初に食べるべきパンとして盛岡市民が勧めるのも「あんバター」です。素朴なあんの甘さをマーガリンの塩味、滑らかさが絶妙にパンとの相性をアップさせてベストマッチ。
更に「福田パン」本店では、昔ながらの優しい味わいのふっくらしたコッペパンに、単独でも十分美味しい具材を組みあわせて注文することで、プチカスタムパンをいただくことも出来ます。ピーナッツ×バター、バナナクリーム×チョコレート、抹茶ときなこ黒豆クリーム、ツナ×カレー、コンビーフ×たまごサラダ…、コッペパンのワンダーランド「福田パン」の組合せにはキリがありません。
定番のモノから自分好みの特別なコッペパンまで味わえる「福田パン」。一時のブームではなく、長く地元の人に愛されてきた「福田パン」の懐の深さを感じる品揃えです。
写真:ろぼたん
地図を見る福田パンでは130円台〜200円台のパンがほとんどを占めますが、本店では少しお値段がお高めになる特別な「オリジナル野菜サンド」もオススメです。
基本のサンドにはたっぷりの野菜が入っており、それにメインとなるトッピングを追加してボリュームも栄養もたっぷりな特別なサンドを注文することが出来ます。
地元民の注文は素早く、それに反応する店員さんの反応も早いのですが、よ〜く聞いていると「○○トッピングの△△抜き!」などのように苦手なものを抜いてもらう人もいるようです。店内の上に書かれた定番メニューのほかに、紙で季節限定や店舗限定メニューなども貼ってあったりしますので、よくチェックしましょう。
写真:ろぼたん
地図を見るこちらの写真は野菜不足解消のために注文した「オリジナル野菜サンド×れんこんしめじ」。大きな口で思いっきり頬張って食べるのが、最高に美味しい「福田パン」は、少食の女性であれば1個で十分お腹がいっぱいに。男性でも2個でかなり満足するはず。
それでも購入する人は、家族の分、友人の分、差し入れに…と一度に何個も購入していく人が多く、大量のパンが用意されている本店でも、営業時間終了前に売り切れ閉店となることがあります。
学生たちがパン1つでお腹がいっぱいになるように…。そんな願いが込められた「福田パン」はボリュームだけでなく、表面がこんがり、中はふんわり、食べてしっとりというパンの美味しさと、味のバラエティの豊富さが人気の秘密です。
盛岡といえば、わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺などの三大麺が有名ですが、いまや一日10,000個も食べられている「福田パン」は盛岡に行くなら絶対に食べておきたい盛岡ソウルフードですよ♪
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(2024/9/14更新)
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